「ヒカルの碁」5巻の数々の熱戦と成長譚~saiにヒカルの幻影を重ねるアキラに刺激を受けヒカルもネット囲碁封印!加速度的成長を遂げるヒカル、アキラの待つ院生の世界へ~

前回までのあらすじ

佐為はもしかしたらアキラかもしれないと打ち筋から推察し、akiraヒカルとの2戦目を思い出したのか長考し、このままではヒカルだとバレるので違う一手を打つと、更に長考の上投了してきます。日を改めて再戦という事で、今度の日曜日午前10時と決まります

アキラはプロ試験本選初日を蹴ってまでしてsaiとの対局にこぎつけます…

ヒカルの幻影にこだわるアキラ

約束の時間にsaiはログインし、akiraはキミは誰だ?と勝負を仕掛けます。ヒカル以上の強さに驚き、あのアキラですら勝てる気がしないと感じる程のもので、akiraは投了してきます。強くなったのはむしろ佐為の方で、ヒカルもそれを見て成長したはずだとします

緒方saiの打ち方にその練達さは長久の歳月を思わせると感じます。和谷は結局来なかったアキラも既に合格は確定的だと断言します。アキラは追いかけて追いかけて結局つかまらなかったヒカルを今つかまえた気がするのはなぜだ?いや、ヒカルじゃない、闇にひそんでいたのは子供じゃないと感じます

アキラは碁会所に行くと、知り合いがヒカルはネカフェに居たと話すので、その場所へ向かいます。物凄い形相でヒカルに向かいますが、ヒカルは少年ジャンプのHPホームページを見ており、そのまま白を切るつもりです。saiヒカルではないと語りアキラにいつまでもオレの幻影を追ってるとホントにオレに足元すくわれるぞと凄みます

ヒカル佐為にネット囲碁はもうやめよう、オレと打つかと提案、三谷を軽く捻ってしまいます。囲碁部に新入部員と新しい碁盤が届き、1万円しない程度だと言うのでじーちゃんにねだってみる事にします。互先たがいせんで勝てたら足付きをやってもイイと言われ、蔵にあった例の碁盤をねだると烏帽子えぼしのかぶったお化けが出ると言うのです

アキラを追いかけ院生への道へ

それは正に佐為の事で、今はヒカルと一緒にいるが140年前は虎次郎本因坊秀策とおり、その前は平安の宮中で打っていた、その時から千年になる、神様はいつまで私のワガママをお聞き下さるのか?と感じます。一応じーちゃんは勝っているものの、ヒカルの急成長に驚き、足付きを買ってやると言います

5万円もする碁盤が届き、早速佐為と対局します。対面するとやり方が変わる為、扇子で指さす事になります。佐為は容赦なくヒカルは連続投了、石片付けとけよとぐったりです。学校では筒井に2子置かせて勝つヒカル筒井は受験生なので急成長するヒカル達と頻繁に打てない事を悔しがります

囲碁教室にも行き、阿古田に逆転勝ちし、劣勢からの逆転は彼の底力だと先生は感じます。その後佐為とも打ち、今度は三谷を敗るヒカルの強さに、筒井は目標の打倒海王ーを叶えてくれるかもしれないと期待します。すると本屋で岸本に会い、碁会所に連れて来られ、キミの本当の実力ちからを知りたいと一局打つ事になります

佐為抜きで勝負も海王の副将と互角くらいかとされ、褒められたもののアキラがライバル視する程のものとは思えんとし、アキラは既にプロになったと聞かされます。アキラはぐんぐん前へ進み、今追いかけなくていつ追いつけると言われ、院生になる道も提示されますがヒカルにはまだ役不足です

ヒカルは目標が明確化し、アキラ佐為を諦めずに追ったように、佐為は指導碁しながら今度はあなたが彼を追う番ですと見守ります

もう後には引けない…

早速日本棋院に行き12月の院生試験がもう締め切られたというのでごねていると、緒方が現れ、推薦人になってくれます。申込金13650円に加え棋譜を3通持って来ないとならなく、疲れたヒカルアキラに続く道が見えたと喜びます。囲碁部に新入部員が増え、打倒海王と燃える中、院生はアマの試合に出られない事に気づきます

三谷はそもそも大会に出る為に囲碁部に入れられたのにおまえがフケルとはどーいう事だと凄むと、窓から加賀が入って来ます。ヒカルの目標がアキラと分かり、大会に出られなくなっても院生になりたいという想いは消えず、加賀は三面打ちを提案、三谷はやけくそです

ヒカル三谷も部を辞めるという急展開にもあかりヒカルが碁を辞める訳じゃないと続ける意志です。筒井・三谷と連破し、残るは加賀ですが彼は強く6目半勝ちです。三面打ちでここまで出来るならと太鼓判を押し、棋譜についても筒井に習い何と今打った三面打ち全て記憶しているのです

ヒカルと日本棋院に赴き、先生ヒカルの棋譜を見て雑な打ち方だが緒方の推薦だと言うし…と認め対局が始まり、和谷が他の院生にヒカルは受かると思うぜと自信げなところでこの巻は終わります

まとめ

あれ程までにsaiにこだわったアキラヒカルの幻影からそれ以上の打ち筋に目を瞠り、投了します。saiの正体はやはりヒカルだったのでは?と寸でのところまで来ますが、結局うやむやになります。アキラにとってヒカルの存在が如何に大きいかが分かる描写です

ネット囲碁に限界を感じたヒカルじーちゃんから碁盤をねだり、自室で佐為と打つ事になり、この事がヒカルを更に加速度的に成長させます。上を目指していくと囲碁部の環境はぬるくなる訳で、アキラを追いかけ院生になるという目標が出来ますが、それはプロになる=アマの大会に出れない事を意味します

今まで団体戦で海王に勝つ事が目標でしたが、アキラの存在からプロの道に進もうとするヒカル、こうやって人は狭き厳しい道に身を投じる事が分かります。今は佐為という存在もあり、うなぎ上りのヒカルアキラを追いかけ院生の門を叩くのです…6巻ではどんなお話が待っているでしょうか?

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