前回までのあらすじ
哲雄は危険を感じ万が一の場合歌仙の実家に匿って貰う方が幾分マシだとしますが歌仙は乗り気ではありません
翌日哲雄は零花をライブの送り迎えする為車を出しますが、零花はいきなり信と一緒で説明が足りないまま同乗します。更に零花は金井も同乗させ謎の4人の組み合わせで車を走らせこの状況に哲雄が困惑します…

零花包囲網に異変
金井は総合の試合を観に行くと言い、信は実は竹田と繋がっており指示を受け同行を希望します。危険を感じた哲雄も観る事にしますが、当日券の為2人はF席です。A席の零花に小声で金井は「俺が嫌いなのは鳥栖哲雄だけだ」とこちらも何か因縁があるようです
その後食事を奢る事でじゃんけんになり信が勝利、ステーキハウスに行きます。零花を巡る争いは続き、解散後零花はあんな事があったばかりなのに何故と問われ経験しておきたかったからと淡白かつ前向きです。金井は自宅で零花を殺人犯の父親から守らないとと言っています
哲雄はいつ警察に捕まるか分からないと怯え朝を迎え、零花にはコンビニで相変わらず小沢が興味津々で、そこに紫楽来も現れ意味深な言葉を残します。哲雄は例の小説がたくまに勝手に知り合いの編集者に送られた為慌てて非公開にします。哲雄は自身の軽率さを呪います
すると田字草からメールが来て何故非公開にしたのか問われ、何かバレている風だった為オフ会等で会う事はしない方針だと告げその田字草が実は小沢だったのです。金井は零花を一緒に守る仲間として哲雄を考えますが、寄ったコンビニでお茶をすり替えられます
金井は名乗らず延人を殺したと知っている者だと哲雄に電話を掛け、自宅に来るよう誘い、先日の2人のどちらかだとは判明し、哲雄も従います。金井がほうじ茶を飲むと急激に眠気が襲い、金井宅に半グレが現れます!
金井殺害
歌仙に事情を話すと包丁を持って一緒に行くと言うので同行させ、車内に残し哲雄のベルトに隠したカメラでPCから映像を見ていて貰います。哲雄が指定された部屋に行くと鍵が開いており誰もおらずお茶で出来たシミとレシートがあり、この事から先に半グレにやられたんじゃないか?と推理します
金井は気付くと首から下全部が固定されており顔も覆われ、信と竹田の仕業です。竹田は水を掛け外傷は残さず拷問して言い逃れになると狡猾です。回想で金井はある男から零花への相続の話等を聞き助けられるのは俺しかいないと使命感を感じていました
声で相手が信だと判明も執拗に拷問は続き、金井のスマホに電話があり竹田が出ると何と相手は恭一です!一方哲雄は去り際赤外線カメラを仕掛け零花宅に行き延人が戻って来たと嘘を付き歌仙も事件解決まで一緒に住む事になります
エレベーターで紫楽来と一緒になり心配され、夜歌仙はモテ期の零花の心情を聞き出します。PM11:00哲雄はカメラ回収をし映像を探ると配達員が大荷物を持って部屋に入っており、用心して侵入しますが浴槽で金井は殺されています
’’古株’’恭一の自首で組織解散
恭一は竹田に金井は素人だから逃がせと言いますが事情を知った以上死ぬしかないとし、それを聞いた金井は信が半グレだと大声を出しここで電話が切れます。金井の人間性を知る恭一は自身を責めお前の想いは無駄にはしないと最期のメッセージをあの男に伝えるとします
哲雄は第一発見者となり最早逮捕まで秒読みの可能性があり、「半グレを殺人罪で捜査させる」のが今出来る一番の事と歌仙と通話中キャッチが入り、出ると恭一で「俺は組織を潰す!お前は娘を守る為に’’シン’’ってヤツを殺せ!!」と言われます
真相に気付いている恭一は「和服の鳥栖」の創業者鳥栖郷一郎が遺産相続に零花の名前を書いたらしく、殺された友達=金井で目の前にいるという哲雄、証拠映像を送り恭一は主犯は竹田と断定、哲雄に信を殺せと言い俺は組織自体を潰すと計画を伝え新潟東警察署に向かいます
事情を聴いていた歌仙と20年以上絶縁状態の父が零花に遺産を残すなんて…と困惑し、今度確かめに行くことにします。恭一の宣言通り警察が金井宅に現れ、哲雄は信殺害について零花の安全を考え躊躇します。竹田達に緊急連絡網が入り窪は恭一が潜伏先の県警に自首した為組織を一旦解散すると宣言します
7月26日午前1時組織は解散と再集合を繰り返し暴対法対策ですが今回は古株の恭一が自首の為風雲急です。午前4時新潟県警に安元が現れ恭一は警視庁に移送されます。凄む安元に恭一は組織を潰してくれるんならとマイクロSDを渡し金井殺しの証拠映像が入っています
証拠を元に同日夕方安元は合計3人の半グレに対し殺人容疑で逮捕状を請求、窪は竹田に3人を始末するよう指示し車内にガスを充満させ眠らせ、竹田が「俺が…」とガスマスク姿で車を走らせるところでこの巻は終わります
まとめ
モテ期到来の零花でしたが、やはり裏があり半グレ等の魔の手が忍び寄ります。4人で食事する光景は最早笑えましたが、娘を心配する哲雄の親心といったところでしょうか。ここで金井が哲雄と接触するところで組織に拉致られ、信は竹田一味でした。そして金井は恭一の親友だったのです
金井は哲雄と接触前に殺害され、またしても哲雄は死体を発見、第一発見者として名乗り出る訳にもいかず、恭一の案に従わざるを得ません。半グレは暴対法対策でいつでも解散・再集結が出来るように狡猾に動いているのが正に現代風です
恭一の自首から組織の3人に逮捕状が出て、窪は竹田に始末するよう指示しガスが充満した車を走らせながら竹田は何を想うのでしょうか?風雲急を告げるマイホームヒーローから目が離せませんね!8巻ではどんなお話が待っているでしょうか?
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