前回までのあらすじ
アイドルの現実を知る有馬はルビーという原石と天秤にかけ断りかけますが、アクアに説得され苺プロへ加入となります。元・天才子役のアイドルに変わっただけと前向きに考える有馬、アクアが「今からガチ恋始めます」出演で第3章 恋愛リアリティーショー編が始まります…
「今ガチ」であかねが炎上
「今ガチ」は鷲見ゆき・熊野ノブユキ・黒川あかね・MEMちょ・森本ケンゴ・星野アクアで構成、アクアは陽キャでキャラ作り過ぎです。有馬もルビーも媚び媚びのアクアにキレミヤコはメディア用だと割り切っています。流石にアクアも若者特有の共感しあうだけの会話にきつさを感じます
鏑木Pからアイの情報を引き出す為に必死なアクアは恋愛リアリティーショーの20年の歴史とノウハウから台本はないが演出はあると出演者と困惑しながらもゆきはしたたかでいい性格しています。まだ実質ユニットとして活動していない有馬・ルビーにミヤコはユーチューブから始動させる気です
苺プロはネットに強い事務所で覆面筋トレ系ユーチューバーのぴえヨンを使ってしがらみ案件でちゃんねるに出演させ、コラボするのが手っ取り早いと過酷な運動を強制、何とかこなし素顔を晒しB小町だと発表します
ゆきは「今ガチ」辞めたいと言い出し話題となりこれは演出です。早速それぞれのカラーが出始める中事務所の取り分が良いMEMちょが焼肉奢ってくれます。この後ゆきとノブユキのカップリングが番組の中心となっていき、ケンゴとの三角関係に発展、中高生を中心に人気を獲得していきます
あかねは必死なものの存在感が薄く爪痕残さないと…とカゲキな方向にシフトします。有馬はアイドルは9割はエゴサすると言い、コンテンツとファンは既に相互監視状態だとします。焦りの見えるあかねはネイルをゆきにして貰い、流れで手を上げゆきの頬を切ってしまいこの事から炎上します
炎上を逆手に取るイメージアップの動画投稿
MEMちょは慣れており、謝っている人に群がると炎上は真面目な子程ダメージ大きいとしあかねは追い詰められます。様々な罵詈雑言がSNS上に飛び交い自暴自棄となったあかねは歩道橋から飛び降りようとしてアクアに止められます!ミヤコは恋愛リアリティーショーで50人近く自殺者が出ていると危うさも語ります
警察のご厄介になった2人、「今ガチ」メンバーも現れあかねは続投を決意、アクアは煽った番組も好き勝手言うネットの奴等にも腹が立つと怒ります。警察の記者クラブに情報を売りスクープとなり、バズらせのプロのMEMちょに動画を作らせイメージ回復を狙います
6人は協力して素敵な動画を作り、監督のアクアも疲労困憊、動画を投稿すると24時間後に7万4千RTを達成、あかねのイメージを変革し「今ガチ」の人気を決定付けます
カップリング成立!
あかねの炎上騒ぎも「ある程度」収束を見せ、次の収録から復帰します。アクアの好みを聞き出し演技得意なあかねは理想が高いアクアから好みの女の子やってみるとやる気です。B小町のアイの情報収集し、得意の分析でキャラ作りをしていきます
あかねにシャーデンフロイデを感じる有馬、劇団ララライで天才役者としてあかねは有名なのです。あかねは復帰し完璧にアイを演じ目を引きます。アイのようなカリスマ性があかねにもあり一気にアクアはあかねに惚れ、あかねはマジで付き合うルートもあると俄然面白くなって来ます
「今ガチ」が熱を帯びる中、アクアは有馬を学校サボって遊ばね?と誘い即決、何故かキャッチボールをし年上好きと分かり有馬は脈ありと感じます。アクアはあかねに対する感情はアイの幻影を見てるだけと気付き、その才覚からあかねは使える、ここで手放す訳にはいかないとキスしカップリング成立するところでこの巻は終わります
まとめ
話題になった通り恋愛リアリティーショーはその生々しさから全世界で人気なものの自殺者が50人出ている諸刃の剣です。人前で赤裸々に自身の恋愛観を前面に押し出してそれは例え演技でも割り切っていないとダメージは残ります。感性の強い高校生ですから、反響も凄いものの出演者はSNS等で集中砲火にも遭います
今回あかねが焦り暴挙に出てこれが炎上し追い詰められる訳ですが、このようにTVは本当に1人の人生を最高にも最悪にもしかねない危うさを持つものだと肝が冷えます。幸い6人の感動映像の投稿で状況が一変し持ち直しますが、闇落ちしたあかねは不憫でアクアの献身がなければ危なかったです
ここからあかねはアクア狙いにシフトし理想像：アイを完璧に演じ2人は急接近、アクアはあかねが使えると判断し2人はキスしカップリング成立です!ここでも本心から好き合ってというよりアクアはアイの復讐に使えるからあかねに接近したようにも見られ、物語の根幹を想起させられます
色々あった「今ガチ」ですが、その人気と危うさが浮き彫りとなりました…結果カップリング成立となった中、4巻ではどんなお話が待っているでしょうか?
おまけ
【推しの子】はアニメ化されており、特に1期の人気は凄まじいものがありました。センセーショナルな展開と主題歌：YOASOBIの「アイドル」が話題となり、その人気を決定づけ漫画の発行部数は今も伸び続けています
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