前回までのあらすじ
「今ガチ」が熱を帯びる中、アクアは有馬を学校サボって遊ばね?と誘い即決、何故かキャッチボールをし年上好きと分かり有馬は脈ありと感じます。アクアはあかねに対する感情はアイの幻影を見てるだけと気付き、その才覚からあかねは使える、ここで手放す訳にはいかないとキスしカップリング成立します…

新生「B小町」始動
全収録終了し打ち上げで2人の今後については様々な思惑が絡みます。アクアは鏑木と巧みに交渉し、アイについて一席設け語らせる算段を付けます。あかねはアクアがあくまで女優としての自分に興味があるのを分かった上でお仕事として付き合う事とし、逆にゆきとノブは真剣交際です
アイドル志望のMEMちょに「B小町」メンバー募集中と告げ、アクアはスカウトマンの才能を発揮、彼女は人気ユーチューバーとしてチャンネル登録37万人・ティックトックフォロワー638kとネットで人気があります。個人事業主として契約に問題ない中、ミヤコは訳アリについて見抜いています
公称18歳で7歳盛ったMEMちょ、不憫な生い立ちから気付いたら23になっており、そこから現役JKとして思いの外ウケて今に至ります。アイドルやるのに年齢なんて関係ないと歓迎され、かくして新生「B小町」として第四章 ファーストステージ編が始まります
「今ガチ」の注目度は高くアクア・「B小町」にも大きな影響を与え、MEMちょ加入で登録者1万人です。音源として昔の曲がある為早速レッスンし、フリ付きの曲が全部で30曲、ドルオタの2人のモチベーションに有馬は付いていけません…有馬はアクアにきつく当たってしまいます
鏑木は高級寿司屋でアクアにアイについて語り、劇団ララライのワークショップに紹介してから垢抜けたと言います。恋をしたのだろうと…
JIF 出演
鏑木はこの業界は貸し借りの世界だとし、事務所と制作側の貸し借りがキャスティングに大きく関わり、こんな4万程度の鮨なんて端金に感じる程の金が動くと語ります。有益な投資対象だと感じた鏑木は「B小町」をジャパンアイドルフェスにブッキングし、初ライブが決まります
そこでセンターを誰にするかで揉め、やる気満々の2人は有馬の黒歴史を穿り返しカラオケで点数高い方がセンターとしますが2人はヘタウマのどっこいどっこいです。検索で有馬が他の曲もリリースしていた事が分かり、実は歌が上手くひと悶着ありセンターは有馬に決まります
ステージまで日数もない為サポートとしてぴえヨンを抜擢、元プロダンサーの肩書きで3人は体力作りに精を出します。有馬の深いとこ突いてくるぴえヨンの高感度が増し、ルビーは背格好がアクアと一緒な事に気付きます。3人は見る見る上達、実はこのぴえヨンは偽物でアクアが本物から指示を受けていたのです
就寝時ルビーの暗い過去が判明し意外に感じる有馬、ぴえヨンのマスクを外した男が実はアクアだった事を悟ります。JIFは10個のステージの内のスターステージで地下アイドルも多いステージです。結局一睡も出来なかった有馬、優しくしてくれたのも嘘?と混乱します
楽屋で仮眠を取ろうとすると騒々しく地獄みたいな場所で、最早カオスです。有馬は芸歴十七年の私があの2人を引っ張らないとと気張り、子役時代の暗い過去を思い出し、一人じゃないからこそ怖さを感じ、責任を背負い込む有馬にルビーはコケて当たり前!楽しく挑もうよ!と前向きです
鈴城まなの憂鬱
店長は過去の「B小町」の事を知っている古参ドルオタで、伝説的なアイの存在を知っており、話の種に一応見て帰るかと新生「B小町」のステージが始まります。インフルエンサーのお陰で集客も悪くなく、サイリウムは黄色が一番多いです(赤・白)
最初冷ややかだった店長もルビーの熱演に我を忘れます。ルビーの眩しさに有馬は孤独感を感じますが、ご丁寧に3人のサイリウムでオタ芸をするアクアを見つけ、アンタの推しの子になってやると気張ります。3人とも他のグループならエース級の容姿、特にセンターはオタ受けど真ん中で歌も上手く人気が出そうです
鈴城まな:芸能界歴6年ーは新たなアイドル出現に羨ましさも感じながら未練なく2週間後に完全引退、その後大手衣料メーカー営業に転職、以降の情報はネットから調べる事が出来ないという厳しい現実もあります。帰りの車内でのやり取りでMEMちょは敏感に有馬→アクアの熱視線からどっちを応援すれば?と困ります
なんだかんだ仲直りした様子の2人、ルビーは有馬と居る時は昔のお兄ちゃんみたいと感じます。東京ブレイドという累計5千万部の人気漫画の大型版権を取って来てイキる男に鏑木は良い子が居ると商談成立です。あかねはアクアとインスタでファン向け投稿し彼氏彼女のアリバイ作りに成功です
2人には東京ブレイドの2.5次元舞台のオファーが届き恋人の役です。リアタイ投稿を注意しに来た有馬は「つるぎ」役で共演となり、子役時代からの因縁にあかねはライバル意識剥き出しです。絶妙なキャスティングに雷田がにやける中、第五章 2.5次元舞台編が始まるところでこの巻は終わります
まとめ
無事「今ガチ」も終わり、今後の展開として仕事上の恋人を装うアクアはあくまでビジネスありきであかねの女優の腕に惚れ込んでの事です。実際結婚したり離婚したりと恋愛リアリティーショーには色々あるようですが、私生活まで切り売りして衆人に晒す勇気と動じないメンタルが必要なのでしょう
MEMちょ加入で勢いに乗る新生「B小町」は努力を重ねJIF出演、結果好評に終わり今後の布石となります。アイドル活動とライブは切っても切れないもの、初演での「B小町」の出来は上々でした。3人全員がセンターでもおかしくない容姿を持つだけに、今後に期待が持たれます
仕事上の恋人アリバイ作りも抜け目ない2人、有馬が注意しますがインスタ投稿で特定されファンやストーカーが現れる可能性もあり写真は予約投稿が基本とシビアです。今話題の東京ブレイドの2.5次元舞台に鏑木の後押しもありあかね・アクア・有馬が出演と決まります
このようにアイドル界隈だけでなく、TV業界から舞台まで手広くその光と影を彩り豊かに描く【推しの子】、次はどんな展開が待っているのか非常に楽しみです…5巻に続きます!
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