前回までのあらすじ
今度はディアンヌの’’昇天隕石’’からキングの第八形態ーというところでヘンドリクセンは’’暗黒の環’’で辺り一帯吹き飛ばし、贄まで殺してしまったか?と問うと、メリオダスが身を呈して守っています。’’黒雪’’の粒を集め’’黒死’’を放ちメリオダス絶体絶命の危機を何とホークが守ります…
エリザベスの秘められた力
ホークは’’黒死’’に当たり身体中真っ黒に染まり倒れ、エリザベスは泣き叫びます。メリオダスが怒り狂う中、閃光と共に凄まじい魔力が迸り、それは何とエリザベスのもので、隠れていた右目に紋章が浮かび、ヘンドリクセンに女神の使徒よ‼と言われます
変わってしまったヘンドリクセンを懇々と諭すエリザベスですが、魔神族復活のためにお前の血が必要だとヘンドリクセンは’’暗黒の環’’を放つと、エリザベスはもう誰も傷つけないで‼と凄まじい波動を見せ、奇跡の光で傷ついた者は回復します(死んだ者は生き返りません)
ヘンドリクセンは小癪な…とギルに向かいますが、メリオダスは蹴りから強烈なパンチを放ち、諦めんな、<七つの大罪>がいる‼と檄を飛ばします。流石に<七つの大罪>の面々は強く、回復した事もあり互角の展開に持ち込みます
ゴウセルの’’光矢伝達’’で全員に作戦を伝達すると、メリオダスは自ら囮になり、味方の’’雷帝の鉄槌’’や’’重力×30’’、’’鈍痛の霧’’等を同時に受けますが、ヘンドリクセンには効いていません。ヘンドリクセンはメリオダスに最早「全反撃」を使う魔力は残っていないと強烈なボムを見舞います
ついにヘンドリクセン打倒!
ヘンドリクセンは再び’’暗黒の環’’を放ちますが、メリオダスは奮起し強烈な殴打を放つと、ディアンヌが’’千の礫’’、更にキングの第四形態「光華」、バンの’’バニシング・キル’’の連撃で、傷つくのはメリオダスのみの中、これには真の意図があり、’’リベンジ・カウンター’’という究極技を放つためだったのです
全員の敵となったヘンドリクセンがあがく中、メリオダスはくだらねえ力と引きかえに大事なもんを全部捨てちまった…それがお前の罪だぜと強烈な斬撃で消し飛ばします。ボロボロながらメリオダスは生きており、国王もマーリンのお蔭で復活し、聖騎士たちに王都の復興と民の救済に尽力せよと命じます
国王は<七つの大罪>やギル、エリザベスを労いますが、ホークは倒れたままです。ホークにそれぞれ声を掛けると、包まれていた黒い霞が取れ、小さいホークが現れ、何と生きていたのです‼皆喜び、傷だらけのメリオダスもエリザベスに癒され、二人は抱き合います
その後エリザベスは眠りにつき、他者の傷を癒したものの自身の傷は治さず、マーリンは王女の気質の問題だと説きます。「常闇の棺」が見つからず、奇怪な鳥らしき生物が東の空へ飛び去った目撃証言があったと言うマーリンは、<七つの大罪>としてしばし同行しようと言います
ジェリコはバンに、ギーラはゴウセルにそれぞれ想いを寄せます。メリオダスはエリザベスにお前がいなくなればオレの生きる目的がなくなるーだから頼む オレのために生きてくれと話し、エリザベスは自身も回復させ元気な姿を見せます
<七つの大罪>を捜す冒険の旅を終え…新たなフェーズへ
メリオダスとエリザベスのラブラブぶりにディアンヌの事が心配なキング、しかしディアンヌは「ミニマム・タブレット」で小さくなり、キングにメリオダスを誘ってみたら?と言われると逆にキングに一緒にお祭りに行こ?と誘います
祭りが稼ぎ時だと感じ<豚の帽子>亭で準備する面々にギルが姿を見せ、王都を出て自分の足で各地を巡り傷つけた人々にーどんな形でもいいー償いたいんですと話します。するとバンも祭りが終わったら<七つの大罪>を抜けると言い出します
それぞれ衣装を変え、気持ちも新たに祭りが始まります。暗闇に囚われた二人の聖騎士長の野望は潰えー王国に希望の光と人々の笑顔が再び戻り、エリザベスとメリオダスの<七つの大罪>を捜す冒険は終わります
翌朝バンは出立し、キングに妖精王の森に行くと告げます。しかし森は見る影もない状態だというキング、それでもバンは向かうと聞きません。違う方向に向かっているような気もして、キングは追いかけますが、バンに惚れてしまったジェリコも付いてきます
先へ進むと辺りが深い霧に包まれ、いつの間にか目的地に着いています。妖精王であるキングにシスカ・エンデ・メリクは裏切者と言い、七百年前キングが出ていったせいでエレイン様が森を守り続け…魔神族の襲撃で命を落としたのだと…そして森を蘇らせたのは妖精王バン様だと迎えるところでこの巻は終わります
*番外編:一変する世界が載っています
まとめ
圧倒的強さを誇ったラスボス:ヘンドリクセンも、メリオダスの巧みな戦術についに倒れます。メリオダスは自ら囮となり相打ちを謀っていたかに見えましたが、真の意図は’’リベンジ・カウンター’’という究極技を放つためだったのには驚きですね
メリオダスはくだらねえ力と引きかえに大事なもんを全部捨てちまった…それがお前の罪だぜと強烈な斬撃でヘンドリクセンを消し去ります。ラスボスも倒し、王都に平和が戻り大団円を迎えます。エリザベスは他者の回復を優先し、自身の傷を癒さずにいましたが、メリオダスの熱い想いから翻意し元気な姿を見せます
これで当初のエリザベスとメリオダスの<七つの大罪>を捜す旅は終わる訳ですが、今のところ六人までしか登場していない事と、バンが妖精王の森へ向かうという新展開でまだこの物語は続くのです。妖精王と言えばキングですが、実際到着すると妖精たちはキングではなくバンを妖精王として迎え入れるのです
新たなフェーズに突入した七つの大罪、14巻ではどんなお話が待っているでしょうか?
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