前回までのあらすじ
閃光に気づいたメリオダスが向かうと、ゴウセルは閉じ込めてくれ 誰もいない所へ 俺がー俺でなくなる前に…と話しており、マーリンと<十戒>の事は後回しで解決すべき問題が山積みだと一致します
先程飛び立った<十戒>の先頭にいた者が3万フィートもの大穴を見つけ、メリオダスの仕業だとし、寝ている兄者に話掛け目覚めます…
巨獣アルビオン現る!
ゴウセルはギーラの記憶を元に戻し、素直に謝り、ギーラも偽りの記憶と共に父:デールの記憶を見せてくれたと感謝し別れます。マーリンはスレイダーを呼び出し、ゴウセルを’’絶対強制解除’’で元の人形の姿に戻し後を託します
メリオダスはスレイダーに同行を求め、快諾されますが、エリザベスが付いてくる事には否定的です。マーリンはキャメロット付近で異常な魔力が確認されたと予定変更して向かいます。アーサーが謎の巨人に対しようと準備を進める中、そこにホークママの空飛ぶ豚が現れます
巨獣アルビオンは闘級5500にもなり攻撃してきますが、マーリンは事前に王都ごと魔力防御壁で覆っておいたため無傷です。ただ、広範囲をカバーする分耐久力が持たず、アーサーの対空魔力一斉掃射で何とか防ぐものの二陣目の攻撃に間に合わない中、メリオダスが「全反撃」で返します
アルビオンの弱点は胸部に隠れた核だとするメリオダスは、駆けのぼって一気に叩く!と向かいますが、アーサーを助けた際剣が折れてしまいます。するとマーリンが買い戻しておいたという神器を渡します。神器開放しての斬撃は一太刀で巨獣の腕がバラバラになり凄まじい威力です
アルビオンは「全反撃」を学習し五つの突起から同時に放つ気ですが、メリオダスが五人に分身し「全反撃」で一気に粉砕します!
<十戒>のガラン
一方妖精の森では森が成長しており、バンが自らの血を流し森に命を与えているのです。ゲラードに王になれと言いますが、ハーレクインこそ妖精王にふさわしいと返されます。すると森に異変が起き、別の巨人が現れ森を襲うので、キングが光華で対します
ゲラードは人は妖精王になること能わずとバンを襲い、エレインにまで手を出すのでバンは身を呈して守ります。異変に気付いたジェリコが活路を開き向かうと、時既に遅しという状況です。ゲラードは巨人が三千年前封印されし魔神族の兵器だと言います
キングは’’飛び回る蜂’’で応戦しますが巨人は強く、森の大樹を切り裂いてしまいます。ゲラードがキングを守り、妖精たちが巨人に抗います。冑を被りヘルブラムにも諭される中、キングは神器開放し、全部を守りたいと真・霊槍シャスティフォルを突き刺し巨人を葬ります
ズフールの谷ではヘンドリクセンが<十戒>が魔力を完全に取り戻したらブリタニア全土がマズい…と向かいますが倒れてしまいます。<十戒>側は甲冑の男がアルビオンが二体破壊された事から、決めた!と飛び立ちます
メリオダスは神器の特性「実像分身」だと誇りますが、闘級は各々1/4に落ちています。ただ、ディアンヌのような力で押すタイプではない為、ほぼ0の力で出せる「全反撃」の威力は凄まじく、団長にうってつけの神器なのです
マーリンは国王の予言が気にかかっており、そこに衝撃と共に<十戒>のガランが現れ、ホークは闘級が2万6000だと表示され驚きます
圧倒的強さのガランの前に打つ手なし!?
魔力は0なので、マーリンはおそらく女神族の封印の影響か…と分析します。ガランは街を一瞬に消し去り、キレたメリオダスが一閃しますが防がれ、逆に槍で一串にされ、他の分身も消されてしまいます。更に分身したメリオダスは実像を掴ませない戦いを展開しますが、本体を掴まれてしまいます
アーサー達は’’完全なる立方体’’のお蔭で無事です。ディアンヌが巨躯から神器の強烈な一撃を見舞いますが逆に返され、マーリンは’’魔力解除’’、’’物体転移’’で一同を一旦離脱させようとすると、逆にガラン自らが一瞬で跳躍し離脱してしまいます
いつの間にかマーリンの後方に移動したガランはマーリンの魔力を恐れ攻撃しますが、スレイダーが「威圧」してもそれ以上の威圧感で迫ります。マーリンは巧みに交渉を試みますが、「真実」のガランには通用せず、「偽り」を口にすれば何人であろうと石化してしまうのです!
メリオダスは闘級を4400に上げ皆一斉に攻撃を仕掛けますが、ガランはその上を行く強さを誇ります。メリオダスはマーリンの術が効いてる今ならーと喧嘩祭りの時のような様相で闘級も1万3000、物凄い魔力を操り、自身に闇に…吞まれるな…制御しろ…と戒めます
ガランはこの闇の力に驚きながら、まさかここまで腑抜けとるとはなと一串にし、メリオダス・スレイダー・マーリンと手に掛けますが、エリザベス・アーサーたちは’’完璧なる立方体’’のお蔭で傷つきません。強運だと言いガランは去り、エリザベスたちが何も出来なかった中、人形になったはずのゴウセルが裸で笑いながら闊歩するところでこの巻は終わります
*番外編:「ハーレクインとヘルブラム」が載っています
まとめ
ゴウセルの件でひと悶着あった中、突如巨獣アルビオンが王都と妖精の森に現れ、対応に追われます。王都ではマーリンの支えもありメリオダスが神器から「全反撃」で何とか倒します。メリオダスは「実像分身」を操り、個々は1/4の力になりますが、ほぼ0の力で出せる「全反撃」の威力は凄まじいものがあります
一方妖精の森ではバンがゲラードにやられる波乱もありつつ、森を守るためにキングが頑張ります。キングも神器開放し、全部を守りたいと真・霊槍シャスティフォルを突き刺し巨人を葬ります。この神器開放はメリオダスしかり、物凄い威力を誇るものとなります
何とか難を凌いだ…と思いきや、王都に<十戒>のガランが現れ危機に瀕します。闘級2万6000ですから、4桁台が多かった中、異質の強さです。覚醒したメリオダスは喧嘩祭りの時のような様相で闘級1万3000まで上がりますが、それでもガランの半分です
ガランは一旦退散しますが、’’完璧なる立方体’’で守られたエリザベスたちはともかく、街は崩壊し、メリオダスや石にされたマーリン等無惨な姿です。ここで人形になっていたはずのゴウセルが元の姿(裸)で廃墟を闊歩するのです…16巻ではどんなお話が待っているでしょうか?
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