前回までのあらすじ
どうやらバンは半径数十ヤード内の全生物から力(身体能力)を強奪し、武力に特化したガランには最悪の相性です。最早闘級はガラン以上のバンがもっと俺を楽しませろ♬と凄みます…
<十戒>の二人に追い詰められたバンたち
圧倒的なバンの強さにも綻びがあると見抜いたメラスキュラは’’暗澹の繭’’で包み込み、バンは合格とし、身体は不死身かもしれないが魂は別…と生気を抜いてしまい、バンは今までの事が走馬灯のように過ります。ガランはバンの魂を食べてしまいます
<十戒>の二人がいがみ合う中、ジェリコが仇をとってやると向かうと、その心配はいらねぇぜとバンが’’獲物狩り’’で<十戒>の二人の心臓を潰してしまいます‼エレインとジェリコを抱えて逃げるバンにガランは’’惨散斬’’を放ち辺り一帯総崩れです
バンの魂は実はジバゴのそれと入れ替わっていた為生き永らえたのです。エレインが置いていけと言い、バンも瀕死の中、ジェリコがド根性で二人を運びます。ガランの力は戻り、逃げるジェリコたち目がけ巨石でゴルフをし、バックスピンした巨石が三人を襲います
身を呈してジェリコが食らったかに見えましたが、寸でのところで剣で突き破ってしまいます。ジェリコはお前らがそんな簡単に諦めちまったらよ…俺が諦めらんなくなっちまうだろーがと気張り、次の巨石の衝撃で谷底に落ちる中エレインは’’そよ風の逆鱗’’で衝撃を抑えます
その先には洞窟があり、入ってみると酒場がありマスターがよ…ようこそ<麗しき暴食>亭へと迎えます
<傲慢の罪>エスカノール
マスターはバンと顔見知りのようで、例の<七つの大罪>の濡れ衣について説明され安堵します。三人をカウンター奥の食糧庫に隠すとガランたちが現れ、三千年の間に酒がここまで進化を遂げていたとは‼と宴会を始めます。機嫌の良いガランは唐突に「ガラン・ゲーム」を開催します
ルールは一対一の殺し合いで、お互い武器を持ち先攻・後攻を決めたら互いに一撃を与えていき先に死んだ方が負けという酷い内容です。マスターは泣く泣くやりますと答え、誓いを破れば「真実」の戒禁の呪いで石化すると言われます
酒場には美しい戦斧があり、ガランが両手でも持ち上げられない中、マスターは神斧リッタは片手斧だと軽々持ち上げマッチョ化し、自身が<七つの大罪><傲慢の罪>エスカノールだと名乗り出ます。ガランがバカにするとそれが<傲慢の罪>と斬り裂いてしまいます‼
流石にガランも強いので即再生し、「臨界突破」で自身の武力を極限まで高め、闘級4万にもなります。物凄い一打を放ちますが、エスカノールの闘級は5万を超え更に上がり続け、遠く離れたメリオダスもこれはエスカノールだと確信します
エスカノールが反撃の一打を放とうとすると、流石のガランも怖気づき、ルール違反で石化します。メラスキュラは得意の’’暗澹の繭’’から魂を取り出し食べてしまいますが、エスカノールの魔力は凄まじく、「太陽」でメラスキュラも葬ってしまいます
エスカノールは日が昇ると大男になり日が沈むと最強から最弱に変わるというブっ飛んだ男です。酒場の店主として最後の任務があると凄むと、そこにオスローとキングが現れます
一方ディアンヌと再会したマトローナ(毒矢が原因で右脚は義足)が「ドロールの舞踊」を舞い、踊りだったら楽しく覚えられたのになあ!と言われ、では戦士はもうよい、今日から踊り子になれ‼とディアンヌに言います
仕組まれたバイゼル大喧嘩祭り
マトローナはザルパとその子と仲良く暮らしており、16年前から昨日までの記憶が抜け落ちているディアンヌに神聖なる「ドロールの舞い」の神髄を教えます。一人で練習してくると言うディアンヌが何も思い出せない中、鳥のような生物が空からビラを撒き、近日バイゼルで大喧嘩祭りを開催すると書かれています
優勝者には’’いかなる望みも叶える’’権利を与えるとあり、メリオダスも乗り気です。これを仕掛けたのは別の<十戒>で、古~~い友達だからメリオダスも必ず来ると踏みます
マトローナの子が魚釣りに出掛け、ディアンヌが舞っていると大津波が来たように感じ、魔物に襲われ子供は瀕死です。先日のビラを頼りにバイゼルに行くとマトローナは言い出し、ディアンヌと一緒に向かいます
このビラを仕掛けた<十戒>がバロール改めドロールだと判明します
一方囚われたドレファス(操られています)は<蒼天の六連星>団長にしてー国王の実弟デンゼルと面会します。そこはゼルドンに造られた研究棟で、デンゼルは剣を肩に刺すとドレファスと対峙します。凄まじい剣撃で対する二人、デンゼルは’’死人の復讐’’でそこに<暁闇の咆哮>が現れ亡霊に憑かれ死ぬまで首を狙われ続けると脅します
「審判」と迫るデンゼルに’’羅貫’’で対するドレファスですがかわされ、デスピアスが「旋律」と二人で追い込み、ドレファスは逃げ出しますが’’完璧なる立方体’’に包まれており脱出出来ません。伝説の魔神族<十戒>と互角以上に戦えることが証明できたと誇ると、ドレファスは我は真の<十戒>にあらずと言います
本物の<十戒>は別におり、先日の王都決戦で生存を確認した、自らの戒禁の呪いによって記憶と感情ーその全てを失ってしまったためだ…その<十戒>の名こそ…「無欲」のゴウセルだとし、肝心のゴウセルは相変わらずメリオダスの下で一人浮いている場面でこの巻は終わります
まとめ
<十戒>の二人に追い詰められ、絶体絶命の中行き着いた酒場のマスターが実は<七つの大罪>最後の一人:<傲慢の罪>エスカノールだったのは驚きでしたね‼エスカノールは日が昇ると大男になり日が沈むと最強から最弱に変わるというブっ飛んだ設定で、最弱かつ最強の男として数ある漫画キャラの中でも異色の設定が話題になりました
以前ディアンヌの神器が副賞として出されたバイゼル喧嘩祭りが、他の<十戒>の名の下「大喧嘩祭り」となり開催され、優勝者には’’いかなる望みも叶える’’権利を与えるという文言に誰もが惹かれ集う事となります。記憶を失くしているディアンヌも再会したマトローナと共に向かいます
一方ドレファス(操られています)はデンゼルに問い詰められ、本物の<十戒>は別にいると言い出し、何とそれは<七つの大罪>でもあるゴウセルだと言うのです‼相変わらず不可思議な言動を繰り返すゴウセルですが、真の顔とは如何なるものなのでしょうか?20巻に続きます…
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