前回までのあらすじ
怒ったデリエリが反撃の一打を放つと何者かが割って入りデリエリは沈み、エリザベスが抱きかかえられ何とメリオダスが戻って来ます…
グレイロードを実験台化するマーリンの桁違いの魔力
再会をセクハラで楽しむメリオダスに、何とエリザベスは「もっと触って」と抱きしめます(笑)ホークから神器も貰い、リオネスに向かいます。デリエリは「連撃星」を繰り出し、52撃目でホークママ、53撃目でホークを襲いますが、メリオダスにラリアットを食らいコンボリセットです
デリエリはメリオダスの注意を引き付けてる隙にモンスピートが’’灰儘龍’’で沈めるつもりでしたが、「全反撃」で消し炭にされます。ドレファスに<槍天の六連星>が迫り、更にヘンドリクセンも加勢します。しかしドレファスは城内の人間を全て卵で捕獲してしまいます
これはグレイロードの仕業で、女王型とも呼ばれる希少種で、卵を産みつけ己が子供(魔神)を誕生させようとしているのです。しかも割って助けようとすると中身が外気に触れ魔神の妖精が誕生してしまいます。バンが’’獲物狩り’’しても球根は奪えず、ドゲッドの’’爆進拳’’は逆に自身の死を招き打つ手なしです
グスタフが卵を’’フリージングフィールド’’で凍らせても焼け石に水ですが、そこに石化したはずのマーリンが現れ、強大な氷の魔力を放ちます。グレイロードは’’五識是空’’で五感を奪おうとしますがハウザーが身代わりとなり、マーリンが即座に回復させます
’’五分の魂群’’も’’殲滅の光’’で相殺し、「不殺」の戒禁もマーリンには効かず、「無限」で己の刻を止め魔力を持続し続けるという反則級の魔力です。マーリンは自身がベリアルインの娘だと語り、怯えて四散するグレイロードを’’終わりなき渦’’で捕らえいい実験台が手に入ったと笑います
ついにドレファスとフラウドリンが分離
ドレファスが逃げたため、ヘンドリクセンがドレファスを返してもらうと’’腐蝕の塔’’→’’羅貫’’→「浄化」→’’流撃’’と交互の応酬となり、そこに’’雷神の粛清’’でザラトラスが現れます。’’雷神剣’’も効かず、隙を突いての「浄化」も効果がありませんでした
’’貫突’’に’’雷神の閃動’’で対しますが押され、そこにホークが現れ残飯息吹でドレファスの目を潰し、ザラトラスは身を呈して全生命と引き換えの「浄化」でついにドレファスとフラウドリンは分離します‼グリアモールが「お父さーん」と叫び、フラウドリンが反応するとその資格はないとドレファスが目覚め、’’天漢破獄刃’’で仕留めます
ドレファスの帰還を見届け、役目を終えたとザラトラスは昇天します。ところがフラウドリンは死んでおらず「巨大化」し襲うので、マーリンが’’完璧なる立方体’’で包み皆を守り、そこにメリオダスが出現、互角の戦いです。ところが神器の特性「実像分身」で自身を二分しその闘級は6万にもなります
リオネス防衛戦終結!!
メリオダスは何重にもフラウドリンを貫き通し、小型化させ、やけっぱちになったフラウドリンは自爆しようとしますが、グリアモールが魔力で包み懇願するので、一時ドレファスに成り代わっていたフラウドリンは心動かされ自爆を解き、メリオダスに潰されます
戦いは終わり、ホークの変身も解け、ホークママの心配をすると何と生きています。マーリンもエスカノールと再会し、メリオダスは魔神王の呪いで何度でも生き返り、最凶の魔神と呼ばれた時代の彼に逆行しつつある、フラウドリンが悪いとはいえあの倒し方はまずかった…と感じます
聖騎士(マルマス・デンゼル・ドゲッド・グスタフ)を埋葬し、ジェリコがドレファスに怒りをぶつける中、国王が一致団結を促します。<豚の帽子>亭は崩壊しますが、残った酒でリズの敵討ちを果たしたメリオダスが祝杯を挙げるとエリザベスも現れ、メリオダスの作ったマズいはずの飯も優しい人の味がすると染み入ります
メリオダスは昔の自分に戻るのが怖いと涙し、エリザベスがどんな時も味方だと慰めます。ハウザーは城へ向かうと崩壊した城下が修復しており、マーリンが一夜で復元していたのです。しかし殺された者は生き返るわけでもなく、戒禁にかかった聖騎士と民がキャメロットへ逃亡、<十戒>の根城となり戦いはまだこれからです
バンとのわだかまりも解け、エスカノールの詩に8点と辛口のメリオダス、二人に感謝を告げます。国王は代理とはいえ新聖騎士長に何とハウザーを指名し、ハウザーも全力全開頑張るっスと答えます。マーリンは次の手としてまず七人全員が揃わなければとゴウセルを釈放しますが、ゴウセルはまだ<十戒>の仲間である嫌疑が晴れたわけではありません
キングが裸でどうして…オイラにはまだ生えてこないんだ!?と嘆く中、同様にどうしてボクってばうまく踊れないのかなあと裸のディアンヌと出くわし二人で絶叫するところでこの巻は終わります
*番外編:大罪Vacationが載っています
まとめ
<十戒>のグレイロードをマーリンがその強大な魔力から逆に実験台化してしまい、更にザラトラスの身を呈した「浄化」でずっと懸念されてきたドレファスとフラウドリンの分離に成功します。今までずっとドレファスとして描かれてきたフラウドリンもその醜い本性を現します
長い間ドレファスを依り代としてきたフラウドリンは、幼い姿のグリアモールの懇願に心動かされ、自爆できずメリオダスに潰されます。いくら居心地が良く気に入っていたからと言ってただ同体していた訳ではなく、実の息子状態であったグリアモールの言葉に心動かされたフラウドリンは報いを受けます
特にマーリン・メリオダスの活躍もありこの凄まじいリオネス防衛戦は終結を迎えます。城下はマーリンの魔力で修復されますが、失った命は帰って来ず、キャメロットに集結する<十戒>たちを打倒すべく国王が号令、<七つの大罪>全員の集結が期待されます
まだゴウセルの<十戒>への嫌疑は晴れていませんが、巻末には離れていたキングとディアンヌの再会も描かれ、いよいよ<七つの大罪>全員集結の時は近づきます…25巻ではどんなお話が待っているでしょうか?
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