前回までのあらすじ
終わったかに見えましたが、ゴウセルの呪印は消えておらず、体中がズタズタになり倒れます。チャンドラーは死んでおらず、醜く変形し、仕込み杖から刃を伸ばします。キングが’’飛び回る蜂’’で時間稼ぎし、チャンドラーが一閃しますが、巨人の掌の上で皆無事です
ブリタニアの明日は<七つの大罪>に託すとグロキシニアとドロールが参戦します…
<七つの大罪>解散!?
二人は合技’’鉱樹オルドーラ’’でチャンドラーを包み、一行を逃がします。二人はそれぞれキングとディアンヌに種族の未来を託しますが、チャンドラーは突破してきます。凄まじい闘いとなりますが、勝ったのはチャンドラーです
マーリンは少女の姿となり、ゴウセルは’’絶対強制命令’’で意識が戻らず、エスカノールも本調子ではなく、メリオダスの発する瘴気…負のエネルギーが強まりつつあるせいです。気を使ってエリザベスがメリオダスと外に出ると、元<十戒>の二人を屠ったチャンドラーが追いかけて来ます
メリオダスは目覚め<十戒>統率者の状態となり、エリザベスも連れてゼルドリスの下へ行くとし、<七つの大罪>は今日限りで解散すると言うのです!自身が魔神王となる事でエリザベスを救えると語り、怒り変身したホークの事を魔神王と言い、蹴落とすと飛んで行ってしまいます
マーリンはホークがこの世と煉獄を繋ぐ回廊で、魔神王は永らくホークの目を通して団長を監視し続けていたと悟ります。ディアンヌはホークを通じて煉獄に行き、魔神王から団長の感情を取り返せばいいのでは?と閃きますが、マーリンは父の件からそれは不可能だと断言します
すると不死身のバンが自分が行くと志願し、バンはホークの目から煉獄に入り込みます
三兄弟揃い踏み
マーガレットたちはギル捜索の旅に出ており、野営すると巨石の隙間からギルの気配を感じます。供のドレファス・ヘンドリクセンは異変に気づき後を追うとドルイドの祭壇を見つけます。マーガレットは魔力がみなぎり翼が生え、女神族<四大天使>リュドシエルとなり、我が<光の聖痕>の一員となりて魔神族を滅ぼそうと宣います
囚われのギルの下にマーガレットが現れ、感動の再会かと思いきや祭壇は天空に繋がっており、リュドシエルは巨大な三つの邪星が一箇所に集まりつつあると感じます。エスタロッサは目醒め、ペロニアが看病していました。メリオダスはゼルドリスに会い、お互い魔神王になると豪語する中、エスタロッサも現れます
エスタロッサはエリザベスを俺にくれよと言い、メリオダスは魔神王もエリザベスもどちらも譲る気はないと強気です。怒ったゼルドリスとエスタロッサが同時に襲い掛かりますが、メリオダスの力は強大で、二人を突っ伏すと、話し合うには互いに腰を据えねえとな?と不敵です
マーリンの巧みな交渉術
ゼルドリスはメリオダスが魔神王の力を求めるのはエリザベスと自身にかけられた呪いを解くためだろうと推理し、メリオダスはゼルが魔神王から借り受けた魔力を奪いに来たが当てが外れたと嘆きます。怒ったゼルが斬撃を放ちますが、逆に捕らえ、何か話し諭し、ゼルは従います
魔神王は強大な力を十片に分け、十人の戦士に与えた…それが<十戒>だったのです。メリオダスは二人に全ての戒禁を回収するように言い、ゼルは既にゴウセル・グロキシニア・ドロールの戒禁は回収済みです。<十戒>が死ねば戒禁は死体に留まる為、グレイロードの物も集まります
マーリンは戒禁が奪われている事を悟り、強大な魔力が接近してくるのを感じます。エリザベスはこの呪いに嫌気が刺し、メリオダスに考え直すように言いますが、この運命に抗う事は出来ないとし、邪悪な状態のため、エリザベスは<七つの大罪>と協力して魔神王になるのを全力で阻止すると走り出します
マーリンは切り札があるとし、少女化し、ゼルは魔神王と最高神の祝福を受けし娘だと悟ります。一対一で話をしようと持ち掛け、去り際ホークに放った髪の毛から何か生えて来ます(ゼルたちの声が聞こえてきます)。ベリアルインは滅び、幼子は切り抜け姿を消した…それがマーリンなのです
マーリンは戒禁と引き換えにエリザベスの身柄を要求、却下され、アーサーの身柄を要求、更に却下され、キャメロットとリオネスの聖騎士と民を解放する事で合意します。ゼルが術を解けと要求すると、マーリンは勿体ぶり、不穏に感じたゼルに…何もしない、私はなと言います
すると後方より凄まじい光弾が放たれゼルを襲い、リュドシエルが受け取れ、始まりのほんの挨拶代わりだ…と宣言するところでこの巻は終わります
まとめ
メリオダスは自身が魔神王となることでエリザベスを救えるとゼルドリス・エスタロッサの下へ行き、三兄弟がついに相まみえます。<七つの大罪>の解散も宣言され、邪気にほだされたメリオダスは二人を圧倒し、<十戒>の戒禁集めをさせます
これまで<七つの大罪>ができた経緯は語られてきましたが、今巻では魔神王は強大な力を十片に分け、十人の戦士に与えた…それが<十戒>だったという秘密も明らかになります。登場人物は二つの役割がありがちな七つの大罪ですが、マーリンも大物だったことが分かります
マーリンは言葉巧みにゼルと交渉し、やはりアーサーの事を念頭に入れつつ、却下されれば即座に次の交渉をし、聖騎士と民の開放を勝ち取ります。更に先述のリュドシエルと通じており、ゼルはその光弾で襲われます…予測不可能な七つの大罪、31巻ではどんなお話が待っているでしょうか?
おまけ
アニメ版の4期は七つの大罪 憤怒の審判として放映されました。こちらも全24話で、OP曲にポルノグラフィティの岡野昭仁、ED曲にUVERworld等が起用されそれぞれ人気を博しました
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