前回までのあらすじ
魔神王はまだくたばっておらず、実は<原初の魔神>は生きており分離し、消滅しかけた戒禁を前にキューザックが暴走し、ゼルドリスを真の魔神王としてしまったのです…繭から出たゼルドリスはキューザックを葬り、我はまだ生きておるぞメリオダス‼とにやけます…
メリオダスVS魔神王
<七つの大罪>側は魔神王が誰を依り代にしたのか現段階では分かっていません。エリザベスの呪いも再発動しています。更にマーリンが開いていた魔界への扉からインデュラが出て来てしまいます‼<七つの大罪>の五人が向かい、実はメリオダスは依り代がゼルドリスと悟っていました
メリオダスはエリザベスを置いて行けないと言い、では一緒に行きましょうと一致し、想いが通じ合っています。向かう先はソールズベリーの魔法の湖で、ブリタニアで最も魔力に満ちた場所、魔神王は消耗した魔力を回復させ器と完全に一体化する為だとメリオダスは感じます
ゼルドリスと決別していた過去を振り返るメリオダス、ゼルドリスは精神世界でゲルダと会い涙します。湖面で魔神王とメリオダス・エリザベスが対します。メリオダスはエリザベスに出逢った事で世界が一変し、<七つの大罪>がオレたちをここまで辿り着かせてくれたと語ります
神々に運命を弄ばれた奴ら、狂わされた奴ら、抗い死んでいった奴ら、運命に打ち克った奴ら、その全ての想いを…魔神王にぶつける‼とメリオダスは凄みます。両者拳を受け切りますが、その程度かと嘲る魔神王にメリオダスの会心の拳がヒットします
若者の未来を護るのが老兵の役目
メリオダスはゼルドリスは必ず救い出す、てめえはここでくたばるんだと挑発し、怒った魔神王はエリザベスを人質としますが、これは作戦で、’’聖櫃’’から「操」→「烈」と攻め立て、メリオダスはエリザベスが魔界では「血まみれエリー」と言われていたと自慢気です
一方五人はインデュラの下へ着き、インデュラの尾の先端から爆発四散した幼体がブリタニア中に散らばるのを阻止する為’’飛び回る蜂’’・殲滅の光’’・’’獲物狩り’’と畳み掛けますがキリがなく、バンはマーリンから聖棍クレシューズを受け取ります
特性「超集中力」で神器開放し放つ’’死神の一薙’’で数千の幼体を始末します(一匹だけ取り逃がしてしまいます)。インデュラには’’大地の剛剣’’→’’大停電の矢’’→’’衝撃の尾針’’→’’裁きの槍’’→’’死神の一薙’’の連撃で対します
残った一匹の幼体にハウザーたちが三位一体合技’’六角の墓場’’を放ちますが幼体は強過ぎます。危機一髪でエスカノールが守り、若者にはキラキラ輝く未来がある、ならばそれを護るのが老兵の務めと気張ります。エスカノールはボロボロになりながら三人を護り、最期までみんなと共にありたいと気丈です
幼体に食われるかというところで幼体は葬られ、’’健やかなれ’’でエスカノールたちは回復、そこに現れたのは何と<四大天使>マエルでした‼エスカノールは「太陽」の魔力を返して欲しいと請いますが、あなたの身体では戦えても…あと一度きりと言われてしまいます
エスカノールは例え死が待っていようと<七つの大罪>のために命を懸けて戦いたいと決意は固く、マエルから力を授かります
完全体となった魔神王
メリオダスと魔神王の超絶な剣の応酬は続き、魔神王は’’獄門刀’’を放ちそれをメリオダスは「全半撃」し、エリザベスの付加・’’聖櫃’’の補助から’’神千斬り’’で合技・’’神食い’’を見舞い圧倒しますが、魔神王はメリオダスの強気な態度と裏腹に彼の焦りも感じ取っています
メリオダスは内側から抗わなければ魔神王を追い出し倒す事は出来ないとゼルドリスに語り掛けながら戦います。魔神王は魔神の力すら使っていないメリオダスの戦いぶりに本気で弟を救い出すつもりだと悟り愚か者めとにやけます
弟を気に掛け過ぎるメリオダスに対し魔法の湖の恩恵で本来の力を取り戻した魔神王、勝利は我にありと猛烈な殴打を放ちますが、メリオダスは一向に諦めず、ゼルドリスが応えるまで何度でも語り掛けてやると強気です。ゼルドリスがメリオダスに歩み寄ろうとするとゲルダがそれを阻みます
魔神王は禍々しく増強しゼルドリスの存在が消えつつあります。魔神王は完全体に変身しますが、メリオダスはまだゼルドリスの事を諦めていません。メリオダスは誰の力も借りずあいつを三度も見捨てる事は出来ないと特大の’’神千斬り’’を放ちますが魔神王は斬撃以外の魔力を全て吸収します
最早打つ手なし…というところで<七つの大罪>七つの掟その七~「たまには全員で力を合わせようぜ」だ♬とバンたち<七つの大罪>の五人が助太刀に入るところでこの巻は終わります
まとめ
ゼルドリスを依り代とした魔神王は消耗した魔力をソールズベリーの魔法の湖で回復させ、メリオダス・エリザベスと対します。依り代がゼルドリスだと悟っているメリオダスは敢えて本気は出さず精神世界のゼルドリスに語り掛けながら戦い、何とか彼を救いたいのです
<七つの大罪>の中で唯一別行動となったエスカノール、彼の頑張りにはおじさん世代は感涙ものの展開でした。キラキラ光る若者たちの未来を護る為に戦う老兵の姿に自身を重ねてしまった方は本レビュー筆者含め多くいたことでしょう。実はこんなおじさんたちで世の中周っているようなものなのです
魔神王は完全体化し、メリオダスは未だゼルドリス救出を諦めませんが状況が悪い中、ここで<七つの大罪>の五人が加勢します。最終決戦が迫った七つの大罪、39巻ではどんなお話が待っているでしょうか?
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