前回までのあらすじ
エリザベスは取り乱し「女神の琥珀」に願うと身体が一部黒く染まったメリオダスが現れ、ギーラの腕ごと斬りメリオダスが例の剣を手にします…
魔神が如きメリオダスの覚醒
腕を失った上、メリオダスの軽い一振りでも物凄い衝撃でギーラは死にかけており、ジェリコの’’超回復術’’で何とか助かります。ギーラはヘルブラム卿が発見するずっと前にメリオダスは魔神の血の効果を知り摂取した最初の者ではないかーと感じます
バンも要領よく一緒に回復していますが、メリオダスの進撃は止まらず、ギーラたちはおろかバンまで両断されます。メリオダスはエリザベスの匂いを嗅ぐと、空に舞い上がり、ヘルブラムを襲います。あまりの強さにヘルブラムは本気を出し、ギーラたちとは根本的にモノが違う…端から混じっとるね?と問います
メリオダスは腕を黒い巨大な斧のようにし、斬撃を加え、ヘルブラムも本気の一刀で真っ二つにしたかと思いきや、漆黒の痣が移動して防御してしまいます。ならばと’’狩玉’’を放ち命中させ、魔力そのものは高まったものの「全反撃」の能力は失われてしまう…と分析します
ハウザーと敵対するマルマス、そこにホークママが現れ、ディアンヌが落ちた割れ目に何か落とします。メリオダスの剛腕を受け切り、ヘルブラムは俺っちの「同調」にはバンの「強奪」も敵わない、俺っち+王国聖騎士二十人分の魔力には流石に及ばないとします
ところがそれ以上の強さをメリオダスは見せるため、ヘンドリクセンが力を貸しメリオダスは吹き飛ばされます。勝負あったかに見えましたが、そこに<嫉妬の罪>のディアンヌが元の大きさで復活し、神器も手にしています
ヘルブラムは罪人と王女を引き渡せば不問にすると言いますが、ディアンヌはキレており、’’大地の怒号’’を放ち物凄い破壊力で、バンたちも辛うじて逃げ出します。「同調」が切れ、ヘンドリクセンはヘルブラムがやられた事を悟り、大岩の落下に流石にヤバかったとバンは話します
残る<七つの大罪>と神器捜しの旅を再開
メリオダスは元に戻っており、バンは一発食らわせさっきの分はチャラとします。グリアモールは死んだベロニカを守っており、エリザベスはぺーネスの湖畔に埋めてあげてと言い、必ず聖騎士を止めると決意堅いです。ハウザーはディアンヌのド級の強さに圧倒されながら、おじさんを連れて消えます
メリオダスは欠けた剣は奪われてしまったものの、エリザベスが無事ならそれでいいとします。ヘルブラムはどさくさに紛れて戦利品の剣を柄だけにし、それは魔神族復活の鍵の一つ:「常闇の棺」の欠片でブリタニアに恐怖が蘇る日は近いと言います
パーティーの応急処置を済ませ、メリオダスは残る<七つの大罪>と神器捜しの旅を再開します。城内ではヘンドリクセン派の聖騎士の数が増し、その全てが「新世代」…ドレファス派と同等を保っていた勢力の均衡は崩れています
ホークは早起きしますが、エリザベスたちは更に早起きで、決意新たにし、ディアンヌはもう仲間なんだから頼っていいんだよと話します。また、バンとキングも修行しており、バンは王国地下に眠る「ケルヌンノスの角笛」を手に入れエレインを女神に蘇らせてもらうつもりです
キングは団長のあの姿から魔神なのでは?と感じますが、バンはあの化け物と同じわけねえと一喝します。メリオダスは木の枝を振るうと山が両断され、向こう側のバンたちに届き、三千年繰り返してきたこの戦いにー今度こそ決着をつける‼と決意します
<色欲の罪>ゴウセル
ヘルブラム卿にバイゼルより東「オーダンの森」で’’鎧巨人’’を発見との報が入り、<暁闇の咆哮>を呼べと命じます。オーダンでは子供が<七つの大罪>ごっこをしており、メリオダスたち本物と出くわし、巨人のディアンヌに直ぐなつき適応が早いです
地鳴りが聴こえ、山神様の声だと噂される中、山の向こうから強い魔力を感じ、聖騎士のものだと悟ります。大規模な山狩りが行われると言われ、子供たちが向かおうとするとやられた騎士が降りて来て、騎士団は全滅、’’鎧巨人’’に<暁闇の咆哮>が応戦していると言い息絶えます
メリオダスは<色欲の罪>ゴウセルを見つけた‼と喜びます。ディアンヌと風邪のエリザベスを留守番させ、三人で向かいます。鎧巨人と<暁闇の咆哮>は一刻以上ピクリとも動かず、動いた方が負ける…その瞬間を待っているのです
すると子供たちが立ち入ってしまい、アーマンドは潰され、それを合図にいよいよ三者は動き出します。キングやバンをすら翻弄する<暁闇の咆哮>は鎧巨人を傷つけ、ワインハイトが渾身の一矢を放ちますが、アーマンドがそれを掴み、実はその正体がゴウセルだったと判明したところでこの巻は終わります
*番外編:「ディアンヌとバン」が載っています
まとめ
漆黒の痣が広がるメリオダスは異常なまでの強さを誇り、あのヘルブラムすら手を焼きます。ヘンドリクセンの力も借りたヘルブラムの魔力に流石のメリオダスも吹き飛ばされますが、今度はキレているディアンヌが元の姿+神器で立ち塞がり、これには誰も抗うことはできませんでした
ここで一旦激戦は止みますが、メリオダスの欠けた剣から魔神族復活の鍵の一つ:「常闇の棺」の欠片を手に入れたヘルブラムが不気味です。残る<七つの大罪>と神器捜しの旅を再開したメリオダス一行、オーダンで<七つの大罪>ごっこに興じる子供たちと出会います
意気投合したものの、地鳴りが聴こえ、’’鎧巨人’’と<暁闇の咆哮>が戦っており、メリオダスたちも向かい三つ巴の争いとなります。運悪く子供たちも立ち入ってしまい、アーマンドは命を落としたかに見えましたが、実は<色欲の罪>ゴウセルが化けていたようなのです…8巻ではどんなお話が待っているでしょうか?
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