前回までのあらすじ
本丸の答案を写したじゃば夫は恥をかき本丸をいじめます。母は因果応報について語り、落ち込む本丸の頭上にタルはうんこを乗せます。それは「うん逆ん-Ⅲ世」でそれを付けたタルは悪い事をしても逆に褒められる矛盾現象が起こります
効果は本物と悟った本丸はそれを付け伊代菜のスカートをめくりますが、無くしたと思っていたブローチが出て来て場は収まります。ところがじゃば夫が母の財布を無くしたのを見つけてあげると逆に殴られ、良い事をすると逆に怒られる事が判明します…

「ソードペン」の様々な使い方
伊代菜への気持ちを抑えられない本丸、タルは「きくきくん」を「きくんだぁ」に変身させ大声を上げると本丸のハートが出て来て「ソードペン」で斬ってイモばんにして魔法陣を作り、何と伊代菜が現れます。しかし部屋の判子を見て伊代菜は怒って帰ってしまいます
イモばんのせいだと怒る本丸でしたが翻意し謝りに行き、伊代菜の誤解も解けそれはタルのおかげでした
遅刻しそうになる本丸、伊知川累と共に遅刻となりますが、累は巧みな演技で先生に取り入る卑怯さを見せます。更にテストの答案でバカにし、伊代菜の事が好きなのを知る累はお尻に接着剤を付け本丸に触らせ伊代菜の前に連れて行き、恥をかかさせます
タルに相談すると「わらわらくん」を出され、写真を付けると操る通りに本丸が動くのでこれを使って累に仕返しします。先生の前で大暴れする累、それでもめげない累でした(笑)
たこ焼きが大好きなタル、魔法陣でたこ焼きを出そうとすると本物の蛸や凧が出て来ててんやわんやです。的屋のたこ焼きを食べたいのにお金がないタルは銀行のATMを「ソードペン」で人格化しお金を引き出そうと苦心します。すると銀行強盗が現れ、騒然とする中タルの活躍で事は収まります
お礼のたこ焼きを全部食べてしまい、本丸の買って来たたこ焼きも平らげる食いしん坊っぷりです
「玉 みえ」と「わらわらくん」
テスト勉強に追われる本丸、タルは「玉 みえ」でテストの答を見ようとすると爆発します。先生の家に行き、時間を止めテスト問題を写す気ですが、先生は筋トレ中で止まっており、本丸はテストを見つけ、タルがふざける中、10分のタイムリミットが迫るも本丸の勘違いでまだまだ時間があると余裕ぶります
ところが時間を止めている為時計は当然止まっている訳で、先生が動き出しますが、先生は事情を察し勉強を教えてくれ本丸はテストで30点も取れたというオチです
タルは伊代菜のパンティを取ったらたこ焼きを買ってやると言われ、伊代菜に飛びつきます。結局伊代菜にたこ焼きを買って貰いますが、伊代菜は事情を知り怒っています。するとタルが矢を射ると本丸の事が好きになるというアイテムを出し、「見Hん」でハートに命中させ、伊代菜は本丸にぞっこんになります
しかしタルが「わらわらくん」でいたずらし伊代菜は去り、しかも先程の矢が実は「やあすなおくん」で心を素直にさせる矢だったのです。なので本丸の事が完全に嫌いな訳ではないのかもしれません
本丸のクラスに原子力が転校して来ます。大金持ちのイケメンで早速女たらしぶりを発揮します。モテモテの原子に嫉妬したじゃば夫は体力測定ソフトボール投げで勝負を挑み、本丸は「もりもり筋肉ん」で増強します。じゃば夫:65m、原子:103mと競い合う中、本丸は低空剛速球を投げます!
あまりに速過ぎて運動場のバックネットに当たって戻って来て本丸の顔面に直撃します。ところが保健室で伊代菜に優しくして貰いハッピーエンドです
江戸城スキー丸誕生!
本丸の父は宝の地図を出し50億の財宝があると言い本丸はタルと宝さがしに出発します。原子に地図を盗まれるも「玉 みえ」が場所を覚えており、タルは「ソードペン」で本丸の耳を翼にして山まで飛んでいきます。10分で魔法が解けますが、「すけるるるるるーっ」で地面をすり抜け宝の部屋に行き着きます
番人の女性がいますが、タルがキスをし機嫌を取り、お金のなる木のタネを貰いますが原子に取られてしまいます。原子は早速植えますが、石の金が生えて来て昔のお金は石だったからというオチです
学校でスキー旅行に行く事になり、下手な本丸ですが伊代菜の手前江戸城スキー丸と言われた程の腕前だと豪語、困った本丸はタルにスキーを教わりますが、「わらわらくん」でメチャクチャにされます。バス車内でタルは小さくなり累にいたずらし、退屈だから運転を代わり転落事故を起こします!
すると魔法でバスに命を与えバスがスキーを始め本丸は恐がる伊代菜にくっつかれまんざらでもなく、無事宿に着き一件落着です
絶好のスキー日和で、浮かれる本丸はゴーグルを「見Hん」にしてしまいラッキースケベが拝めます(笑)本丸は当然上級者コースに連れて行かれ、断崖絶壁を滑る羽目になりますが、魔法で命をもったスキー板のお陰で圧倒的スキルを見せつけます
ところが板同士が対立し木にぶつかるところをすり抜け、タルとぶつかり大玉になりますが、板が仲直りし脱出、競い合う原子も脱落し、どこまでも進んで行く本丸は調子に乗り日本海まで行き、宿に戻り肝心の原子が遭難しているというオチでこの巻は終わります
まとめ
本丸の欲求をタルの不思議な魔法で叶えていく展開が毎回面白いです。少しずつその魔法・アイテムも増えていき、今巻では「わらわらくん」「やあすなおくん」等抜群のネーミングセンスが光るものも多数登場し、ギャグ漫画として最高に笑えるオチ付きです
まじかる☆タルるートくんは基本的に一話完結のショートストーリーが中心の為、非常に読みやすく、特に後半では中・長編ものも増え物語を彩ります。累や原子等脇を固める新キャラも登場し、各々個性的でキャラが立っており、今後の展開も期待大です
本能に忠実な本丸の純真さが却って清々しく、読者自身の願望も叶えてくれるかのような内容は正にドラえもんのそれに似ており、必ず秀逸なオチが付く為ギャグ漫画として非常に楽しめますね!3巻ではどんなお話が待っているでしょうか?
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