「ザ・ファブル」 14巻のあらすじ
謎の男が向かった先、そこはファブルのボスが隠れ蓑にしている整骨院でした
男はボスに最近の仕事の少なさを嘆くのですが、本当の目的は真黒組の砂川のクーデターを間近で見る許しを得ることです
砂川は殺し屋に浜田組長と海老原のどちらかを始末することを依頼していたのでした
明は洋子に頼まれ屋上でスパーリングしますが明が圧勝します
続いてクロが挑みますが当然相手になりません
そんなことがありながらも彼らは今までにない穏やかな年末年始を過ごします
しかし、その裏で砂川が雇った殺し屋と、ファブルの謎の男、山岡が暗躍しているのでした
名シーンベスト3!
3位 ボスにファブルの一員、山岡が会いに来たシーン
「狙う側の俺達は──
狙われる側でもある──…
気をつけねぇとな──」
埼玉で整骨院を営むボスの元にファブルの一員、山岡が自分が仕込んだ殺し屋を連れてきました
元自衛隊員のその殺し屋をボスに紹介する山岡ですが、あっさりとボスに銃殺されて唖然とします
ボスに誰にも油断するな、自分の言う事は絶対だと言われハンドガンを渡した彼が気の毒でなりませんが、明だったらその場合どうしたのか気になりました
そして2人の会話ですが、現在は日本の仕事は少なく主にアジアで稼いでいるとのことです
新たなファブルが登場し、今まで謎だった組織の内情が少し分かることが興味深い名シーンでした
2位 明と洋子が大晦日の夜に除夜の鐘を聞くシーン
「来年はこうもいかないやろな──
仕事に戻ってるやろし──…
そもそも正月を迎えられるか──…」
明と洋子のスパーリングの後、洋子は鼻のあざと股間の痛みから外出できません
代わりに佐藤がコンビニでそばを買って来て2人は夕食にします
佐藤は初めての穏やかな大晦日に凧揚げ、コマ回しをし、その様子を写メで送られたミサキは笑いをこらえるのでした
屋上で1人でコマ回しをする明に洋子は楽しそうだと話しかけ、2人で今年だけの穏やかな年末年始を味わいます
仕事が再開されれば2人はいつ死んでもおかしくありません
そこに除夜の鐘がなり、2人は来年も一緒に聞けたらいいなと語り合いました
まるで本当の兄妹のように穏やかに過ごす2人が大晦日を堪能する、愛しくも切ない名シーンです
1位 明と洋子、クロがスパーリングするシーン
「俺を見るな──
目線は他に──
自分の間合いに入ったら即攻撃──」
浜田組長がばらした、真黒組組長に代々伝わる古い銃、ルガーを洋子が直すことになりました
クロが受け取りに来たもののまだ仮組みで渡せませんが、明は自分にそんな能力はないと感心します
洋子は明のその言葉に自分も格闘は血がにじむほど鍛錬したと言うと、明は格闘は基本で暗殺とは別だと返しました
洋子は以前鈴木に格闘で勝ったものの、殺し合いでは負けたことが心に引っ掛かっているようで、明に手合わせを申し出ます
洋子の自分はもっと役に立つ人間だと証明したいという気持ちを受け、明は屋上で互いの指に口紅を塗り、互いの首を狙うことになりました
準備運動も構えもなく近づいて行く2人に驚くクロ
結果は明の圧勝で、不意をついても洋子は勝てません
クロも興奮し参加させてもらいますが一瞬で終わりです
明は2人に一撃も食らうことなく昏倒させましたが、ペットのカシラには自分の腕がなまったことを言いました
ファブル同士の戦いが見れ、明のそこ知れない強さが分かる名シーンです
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