「ザ・ファブル」 15巻のあらすじ
砂川が雇った殺し屋、二郎は浜田組長と若頭の海老原、どちらかを始末すべく準備を進めています
そこに山岡が現れ、真黒組や佐藤兄妹、その周りの人物を巻き込んだ「感動巨編」を生み出すべくどう盛り上げるか考えていることを二郎に明かしました
洋子はミサキを痴漢した男を探していると山岡を見つけ、明のあちらの方が先に気付いているという言葉に恐怖を募らせていきます
そして二郎の計画実行が果たされ、真黒組は緊急幹部会を開きました
真黒組と佐藤兄妹を巻き込んだ大きな争いが始まります…
名シーンベスト3!
3位 二郎が暗殺完了の報告をしたシーン
「俺だ…
終わったぞ」
浜田組長と海老原が鉄板焼きのお店で会食をします
その情報をつかんでいた二郎は先に席についており、酔ったふりをして2人の席に倒れかかり毒を仕込みました
毒はある条件で発動するのですが、二郎はその成功を確認せず店を出ると報告の電話をいれます
さらに山岡に別れを言いさっさと消えてしまいました
暗殺の成功を確かめないほどの圧倒的な自信がある態度が格好良い名シーンです
まさにプロ!
山岡が彼を認めているのも分かるというもので感心させられました
2位 山岡が佐藤兄妹らの写真を見て感動巨編を生み出そうと悩んでいるシーン
「ボスに対等に物言えるヤツなんやろ?
じゃあ間違いない──
おまえはとうに気づかれてる──」
洋子は幼い頃一度見た山岡を見かけ、明にそのことを報告します
明は洋子に山岡がボスと対等に口を利いていたことを聞くと、間違いなくあちらの方が先に洋子に気付いていたことを断言しました
その山岡はと言うと、壁に貼られた真黒組の主要人物、佐藤兄妹と田高田、ミサキ、そしてマツの写真(明だけ名札)を見ながらどうすれば盛り上げられるか考えます
山岡は前回、ボスに佐藤兄妹に手を出さないように釘を刺されていたのに…
小島以上に厄介な狂犬が組織から離れ暴走していることが分かり戦慄させられる名シーンです
1位 山岡と砂川が手を組むシーン
「俺が女だったらこう思いたい──…
この人とつき合ったら楽しそォ──
退屈しない──」
山岡は暗殺の件を知るマツを消そうと彼のバーに拳銃片手に訪れましたが、それを山岡が邪魔します
砂川を気に入っていると言う山岡に対し、砂川は自分と手を組んでくれるのかと問うと自分を女性に対するように口説けと返されました
山岡の要求に砂川は自分の野心を話します
真黒組を乗っ取ってからファブルのパイプを使い中国進出することを…
山岡はそれを気に入り、個人的に砂川の組乗っ取りに協力することにしました
野心溢れる真黒組の砂川と退屈を厭うファブルの山岡という、最恐タッグが完成した名シーンです
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