「タイムパラドクスゴーストライター」 1巻のあらすじ
担当編集者にネームが空っぽだと批判された漫画家志望の佐々木哲平
彼は漫画家になる夢を諦めようとした時、自宅に雷が落ち、電子レンジから10年後のジャンプが現れました
その中の新連載漫画「ホワイトナイト」に感動した哲平は、その出来事を自分の夢だと勘違いしてネームにまとめ、ジャンプ編集部に大絶賛されます
しかし10年後のジャンプは毎週届き、哲平は自分は盗作したのだと苦悩しました
そんな時になんと10年後に「ホワイトナイト」を連載するアイノイツキの現在である17歳の女子高生、藍野伊月が哲平を待ち伏せしており…!?
謎に満ちたSF漫画家漫画、スタートです
名シーンベスト3!
3位 菊瀬が哲平のネームを酷評するシーン
「空っぽだわこのネーム
なんにも詰まってないよ」
バイトとアシスタントで食いつなぐ佐々木哲平24歳
25歳を目前に結果を出そうとしますが、担当編集の菊瀬からの評価は厳しいもの
無理を言って翌日にまたネームを見てもらうことにし、徹夜でネームを仕上げます
しかし、菊瀬は哲平の渾身のネームをからっぽだと断じました
よくいるキャラ、個性の出し方もどこかで見たことあるもので没個性、俺でも描ける、好きなもので評価されたければ少ないファン囲ってちやほやされれば?…などと散々です
うつろな表情でずぶ濡れになって帰る哲平…そんな彼に奇跡が!?
…となる前のどん底状態の哲平が描かれていた名シーンです
2位 哲平が自分のホワイトナイトを描き上げる決意をするシーン
「俺の絵で…!
俺なりの「ホワイトナイト」を…!!」
ホワイトナイトの連載が決まりアシスタントも雇った哲平
しかし本物を完璧に再現しようとしても上手く行きません
ようやく描き上げたものを伊月に見せるとほめてくれたものの、まだまだこれではダメだと描き直すことにします
悩んだ哲平はホワイトナイトの真の作者である伊月にアドバイスをもらおうとするも、彼女には哲平の作品なのだから自由に描くよう言われました
そして哲平は本物を超える偽物を作るため、自分のホワイトナイトを描く決意をします
その時の1ページ1コマの絵がとてもエネルギーと気迫に満ちていて素晴らしい名シーンです
1位 10年後のジャンプに訃報が載っていたシーン
「訃報
読者の皆様へ
本誌にて「ホワイトナイト」を連載中のアイノイツキ先生は令和13年4月6日、急逝されました」
この世界線でホワイトナイトを完結まで描き上げる…
そう決意した哲平はいつも10年後のジャンプが送られてくる月曜日の17時に電子レンジの前で待ちます
その時、担当の宗岡から電話が来てアニメ化決定を告げられてほっとしました
しかしこの日ジャンプは送られてきません
一体何があったのか、もしかして物語も自分で考えないといけないのかと悩む哲平ですが、翌週は1号飛ばしてジャンプは届きました
しかし…なんとそのジャンプにはアイノイツキの訃報が載っており、哲平は号泣します
哲平は落ち着いてからジャンプは伊月を死なせないために送られて来たのか、自分はこれからどうすればいいのかと悩むと、なんと冷蔵庫にメッセージが浮かびました
そこには伊月はまだ死の運命から逃れられていないこと、彼女を助けるためにホワイトナイトを続けるよう書かれています
物語の衝撃的な転機が訪れた名シーンです
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