前回までのあらすじ
再度タケミチは割って入りますが、完全にキレているマイキーはタケミチを袋にし、あの優しかった面影はなく、気を失いかけているタケミチが「マイ…キー」と呟きます…
新チーム名は’’サウザンドウィンターズ’’!?
気づくとタケミチは重症で病院におり、ココは3日寝ていたと言います。千咒が土下座して梵解散を宣言した事で抗争は終わったのです。タケミチは何をしているんだろうと物思いにふけります。千冬はドラケンの葬儀に行ってきたと言い、感情を押さえられずオマエのせいでドラケン君は!!と涙します
タケミチはもう誰も巻き込めない、一人で戦うと誓います。三天戦争から一週間後の2008年7月15日、溝中5人衆が見舞いに来て、更に元東卍メンバーも現れ、力になるからなんかあったら相談しろと言われます。ヒナタは君は友達に恵まれているねと言います
もう誰も巻き込めないというタケミチを「まず泣こう」と抱きしめ、タケミチはヒナタの胸で大泣きします。花火を見ながら、ヒナタを守りたくて始めた事だが、守りたい人がどんどん増えてオレの手に負えなくなった、でもマイキーがそれを守ってくれた、マイキーだけ不幸なんて絶対嫌だと言います
タケミチはみっともなくたっていい、今度はオレがオレのチームを創ると決意します。1か月後完全復活したタケミチはまず千冬をチームに誘います。千冬はペットショップに辞表を出す、待ってたぜ相棒と同調します
千冬は条件はチーム名を’’サウザンドウィンターズ’’(略称:TW、意味:千冬)にする事と言いますが、流石にタケミチも乗れません。次に八戒に声を掛け、即決されますが、TWの特服を渡すと困惑されます。更にドラケンの店にいるイヌピーに声を掛け、イヌピーも即決します
回想ではココがイヌピーのところにやられたタケミチを連れて来て、三天時代は終わった、これからは佐野万次郎の時代だと言い、マイキーについてりゃずっと勝ち馬に乗れる、イヌピー、オマエはいい奴(タケミチ)を選んだなと笑ったのです
’’センス’’と’’参謀’’に適役の三ツ谷も加入
イヌピーにも特服を馬鹿にされ、TWに足りてないのは’’センス’’と’’参謀’’だとある人物に的を絞ります。それは三ツ谷で、会いに行くとルナから一週間後の日本服飾文化新人賞に向けて追い込んでると言われます。三ツ谷はやつれ、ドラケンの事が相当堪えたようです
タケミチは三ツ谷を呼び出しチームに誘いますが、ドラケンと約束した事を胸に秘め頑張っているのです。タケミチは三ツ谷を応援しようと日本服飾文化新人賞の会場に向かいます。三ツ谷は仲間と奮闘してテーマは「双龍」で大胆でいて丁寧な仕事ぶりを見せます
見事優勝を勝ち取り、壇上に上がる三ツ谷は特服を着ており、先日訪ねて来たタケミチにオレも連れていってくれないかと言い、この賞を辞退すると言うのです。ブーイングを浴びる中、どんなに最高の賞でも一緒に笑って喜んでくれる仲間見捨てるならそんなモンくそ以下だと言い切ります
三ツ谷加入で千冬のデザイナー兼参謀をクビだと伝える事に躊躇していると、何と三ツ谷から直々にその役を引き受けると言われ、全員胸を撫でおろします。パーちん・ぺーやん・河田兄弟も加入し、これで9人、更に加えたい奴がいるとタケミチは言います
それは千咒で、完全に自信を喪失している中、千咒は三途の変貌やマイキーの’’衝動’’も全部自分の責任だと言うのです。幼い頃マイキー・場地・三途・そして千咒はいつもつるんでいましたが、ある日マイキーの自慢のコンコルドのプラモを千咒が壊してしまいます
千咒は咄嗟に三途が壊したと言ってしまい、三途はマイキーにやられ口が裂け、例の傷跡が付いたのです。その時のマイキーの目と一緒だと言い、あの時から自分のせいでみんなが変わってしまったのだと…
新生東京卍會始動!
タケミチはオレなんてもっと失敗続きだぞと豪語し、それでもひっくり返せる、オレと一緒に行こうと誘い、千咒も従います。タケミチはマイキーから貰った特服をバブに下げ、チームを創った、チーム名は東京卍會だと言います
一週間後の8月31日、河田兄弟(肆番隊隊長・副隊長)・パーちん(参番隊隊長)・ぺーやん(参番隊副隊長)・溝中五人衆(壱番隊隊員)・八戒(弐番隊副隊長)・三ツ谷(弐番隊隊長)・イヌピー(壱番隊隊長)・千咒(伍番隊隊長)・千冬(副総長)といったメンツの中、総長のタケミチがまず皆に謝ります
もうマイキーは別人だが、マイキーに勝ちたい、絶対勝って負けたまま終わらせない、’’オレたち’’のリベンジだと宣言するところでこの巻は終わります
まとめ
完全にやりこめられたタケミチ、これで心折れても仕方ないところですが、胸の奥から湧いてくる感情を押さえられず、ついに新チーム作りを始めます。以前から元東卍メンバーに声を掛けようか迷っていましたが、当時はそれぞれの生活があるからと敢えて敬遠していたのです
仲間は見舞いにも訪れてくれて、ヒナタにも後押しされたタケミチは打倒マイキーを掲げ新チーム発足のため動きます。まずは相棒・千冬に声を掛け、TWとして始動しメンバーが集まって来ます
皆即決してくれて幸先良かったものの、千冬のセンスのなさを危惧したタケミチは三ツ谷に目を付けますが、三ツ谷は日本服飾文化新人賞のために努力しており、実際賞を獲ってしまいます!しかし壇上で賞の辞退を宣言、三ツ谷もチームに加わる事になります
これで’’センス’’と’’参謀’’を手に入れたタケミチは千咒にも声を掛け、三途の口元の傷の原因も発覚、主だったメンバーが揃い、新生東京卍會が発足します。タケミチはオレたちのリベンジだと声高らかに宣言、マイキー率いる関東卍會との最後の大勝負に出る事になります…28巻ではどんなお話が待っているでしょうか?
おまけ
公式スピンオフ漫画として、東京卍リベンジャーズ 〜場地圭介からの手紙〜という作品があります。場地と千冬の出会いから別れまでを描いた物語で、和久井健先生が全面監修を行い、漫画は夏川口幸範先生が担当しています。是非ご覧下さい
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