前回までのあらすじ
家族は浮かれ地球の重力にベティは生きてると感じます。ここでベティとはお別れで最後にカルロにありがとうと言い別行動となります。ムッタはこの朗報に「自分の一部が」「ちゃんと地球に還った」と表現、逆を言えばエディ達にとっては「自分の一部が」「まだ月に残ってる…」という事です
ヘリで病院に着いたベティはクリスと電話し帰って来たと実感します。残り食糧を案じるムッタ、「タイガーチーム」で緊急シミュレーションにビンス参加、モッシュが代わりのキャプコムです。ビンスはビートルシミュレーターでルナランダーまで旅して貰うと2人が適任とします…
今度は俺達の番だろ
2人はハビタット経由でルナランダーに向かいこの映像臨場感あります。勾配が激しい箇所をA地点とし、直進すると滑落、迂回ルートも進めずトライ&エラーを繰り返します。2人もリハーサルでジョックアシスト有りで進めます。2人は四分の一程度も進めてないと愕然とし、ケンジは逆からやってみようと閃きます
ケンジはB地点を定め何とか繋がり、使える機械総動員で「スティッチ」は使えそうですが遅い上許可がおりません。通信で顔を合わせた2人はムッタの顔を見て帰還船は恐ろし過ぎて使いたくない、”同じ恐怖”を持ったままでと自戒します
カズヤは一人暮らしを決め前向き、新田は例の流れ星への願いが叶ったと感じます。ピコは使えるスティッチは3台あるとし、ビートルを固定しどのルートを使うべきか思案した2人は残業してムッタに助けられた事を思い出し今度は俺達の番だろと行き止まりの”ルートC”で名案を思い付きます
「仕掛けてから2年」壮大なドッキリで”笑い”の力を実感
新田は「週刊六太」の例の腕立て伏せからヒントを得て”軽さ”の中にいるとします。ピコ達が議論する中2人はスティッチを「リフト」として使うとベースの高さは6Mになり2台使う事で高さを補え更にケンジはワイヤーを使いウインチを命綱として使うと聡明です
案は通り地球での模擬試験もクリア、重さは月だと1/6なので希望が持てます。ムッタにも説明し画面越しにケンジは握手し、かぺらして貰うぜ!と気張ります。久しぶりの船外で”スティッチ1号へのウインチ取り付け”完了し「ハンドレール」と「テザーベルト」も追加します
VR訓練で絶壁を見て他のルートは全部試したという事で2人の苦労が伺えます。2号→3号→ビートルを重ね登り上げるという奇策で2人の支えを感じながらムッタ成功です。ハビタットに到着すると先客がおりこれは紫の悪戯でドッキリ仕掛けていました…ビンスが加担していた事実にショックです(笑)
「仕掛けてから2年」壮大なドッキリで”笑い”の力を実感する2人、ワッペンに紫の信念を感じます。いよいよ実際例の崖に着き何故紫がジョック操作に任命されたのか証明するとゴーグルを付けます
例のラジオのDJが紫だった事が判明
ビートルがスティッチに乗ると紫は軽やかにジョックを操作し固定完了、2号を3号に載せ脚を伸ばし”シミュレーション通り”ビートル壁を越える事に成功、2号も牽引して次のポイントです。1号を”滑落地帯”の入り口で先端フックを降ろし”命綱”としムッタはケンジが向こうで引っ張ってくれてる気がします
時速8キロで走行もやはり滑落し”命綱”のお陰で持ち直し、フィリップ曰く「ワイヤァマン」です(笑)1号まで辿り着き紫の神技でクジョーと同じゲーマーか元々の”運動神経”か…天才です。ここで例のラジオのDJが紫だった事が判明しムッタは大ファンでした(笑)
ルナランダーに行き着きこっそりビンスに紫の努力を聞いたムッタはフェイクに見せて”本物”だと感じます。ルナランダーには垂れ幕にビッシリ書き込まれており、若干ロスタイムもビンス織り込み済みです。荷物の積み替え作業も滞りなく完了しルートを逆に戻り順調です
紫の悪戯が冴え引っ掛かる新田(笑)無事基地に戻った2人は作業を翌日とし垂れ幕を1時間かけてゆっくり読んだ所でこの巻は終わります
まとめ
今巻では2人の陰の努力とムッタへの想いが描かれます。ケンジも新田もムッタに助けて貰った恩義を感じ、月にいる盟友の力になりたいと支える構図が秀逸です。このように敵を作らないムッタは逆に仲間の協力を糧にし困難を克服する点が人の生き方のヒントの様で参考になります
もう一点はいつも悪戯心を忘れない紫の活躍で、飄々とした彼もジョックを操らせたら天下一品、これは才能であり努力の証でもあり、何かと笑いを取ろうとするのもシリアスな展開が続く宇宙でも笑いの力で吹っ飛ばすという強い信念があるからです…どれ程救われた事でしょう
遠く離れた地球から2人を助けてくれる仲間が沢山います!彼等を動かすのはムッタ達の人柄で、やはり宇宙飛行士には様々な卓越した能力は必要ですが、最後は人間力なのだと感じさせます…困難を一つ一つ乗り越えていく様は読者に勇気を与えてくれるのです。39巻ではどんなお話が待っているでしょうか?
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