前回までのあらすじ
③今度は雫のクラス会で狭川は証券会社勤務で仕事漬け、飲み会どころではありません。そんな彼を見かねた雫はロベールの所へ連れて行き木箱を掘り当てそのワインに中坊ン時に遊んだ放課後の校庭を想起、時には時間を忘れて飲み明かそうと諭し狭川スマホの電源落とします…
「第七の使徒」=サグラダ・ファミリア
3人でハワイ、親子ながら敵同士の似た者同士とセーラは感じます。仄香は雫がよき年長者のアドバイザーと巡り逢えたとし遠峰も納得し、ここで霧生から手紙が届き勝利に乾杯します。談丸百貨店ワインフェアに「イタリア十二使徒」企画をブチ上げると長介勇む中、雫にも手紙です
約束の場に仄香も現れ雫と初対面です。口上はサグラダ・ファミリアを想起させ仄香はガウディにあの一本を振る舞う事でしょうと確信的です。3週間後の再会を誓い仄香はロベールに雫が豊多香に似て来たと答え合わせが楽しみのようです
河原毛は案外’’新世界’’のワインだったりしてと言い、それは広く2本を飲み「ラスカーズ」に大鷹を、更に「ドミナス」に大鷹の写実絵画を想起し飲み頃でなくても美味しく飲めるのが新世界ワインの特徴です。サグラダ~に行った事のある雫はマンパワーが生み出した奇跡ーそこに込められた人生へのオマージュだとします
ひとまず新世界に絞る雫、一方遠峰は米:ナパ・ヴァレーに向かいます。ローランと「ワイン・トレイン」に乗り「ミツコズ・シャルドネ」「ピノ・ノワール」’00年を楽しみ語り合い飲む楽しみを見出した遠峰、「リープ・カスク23」’04年にセコイアの樹を想起するローランに遠峰は感謝します
囚われのローランの功績
ワイン談議は続き「ソーヴィニヨン」’04年「オーパス・ワン」’04年もレベル高く、「スクリーミング・イーグル」はカルトワインで値段は数十倍、ローランはワインの値段に疑念を抱きます。「ケイマス」’00年に「牛乳を注ぐ女」を想起、終点を「ベリンジャー」で締めバッファローを想起します
下車後観光を…と思いきや遠峰達は銃口を向けられ倉庫に連れて行かれ、ローランを人質に捕られ遠峰にワイン・オークションであるワインを評価して欲しいと持ち掛けれらます。一味はカス酒を200ケース買ってしまいブラインドで飲んで入札したものなら買い手の自己責任と遠峰の名声を使う気です
ローランはナイフを突きつけられ遠峰は報酬に1万ドルと吹っ掛け取引成立、囚われたローランはトンカチを手にします。オークション会場で次々高値が飛び出す中、5万ドルから始まった彼等のワインに遠峰はいきなり20万とし、30万と釣り上げ遠峰が落札、ローランは釈放されます
遠峰はブラインドを外さずサーヴし誇り高きネイティヴ・アメリカンを想起、絶賛を浴びそれは「ハイツ~」という幻の銘酒です!ワインが入れ替わっており一味はしてやられつまみ出され、遠峰は祝杯を挙げこれはローランの功績で入れ替えていたのです
’’新世界’’を色々試し一路豪州へ
すり替えなくても3千万なら安いものだと遠峰、そこにミスター・ケント・仲川が現れます!彼は米ワインを日本に紹介した伝道者で遠峰慕いますが彼はもうワインは飲んでいない、飲んでも意味がないと言うのです。一方ワイン事業部では担当している’’新世界’’ワインを持ち寄ります
当事者の雫は敢えて何も探さず虚心坦懐を持って試飲に臨み河原毛は代表格の米を外したのは種類が多過ぎるからです。赤だと見定め川俣の「ピノ・ノワール」は外れです。木戸の「ドン・メルチョー」はクリムトの「抱擁」を想起させこれも違います
みやびはアカペラを想起させ「メダリオン」は3千円代とコスパも良いです。これらのヒントから雫は何か目標を決めてそれを造り出す為の人間の業ともいえる努力の結晶こそ「第七の使徒」と確信します。長介の「マルベック」は豪華な夜行列車を想起させこれも違います
河原毛はスクリューキャップで「トルブレック」は2千円代の最安値ですがシルク・ペインティングを想起させ雫は使徒じゃないもののサグラダ~も作者の強烈な「目的意識」ありきでそれが「第七の使徒」だとし、オーストラリアの可能性を示唆します
米か豪州かで雫は敢えて豪州を選択、渡航します。空港では支社のナディアに派手に出迎えられ「トルブレック」を飲んでここに来た雫、豪州料理でカンガルー肉の美味しさにビックリします。「シラーズ」に良く合いコスパも良いです。ナディアの父が現れ日本人は我々の敵だといきなり喧嘩腰な所でこの巻は終わります
まとめ
「第七の使徒」はサグラダ~を想起させ、当然スペインですが、二人は口上から’’新世界’’と見定めそれぞれ米・豪州に赴きます。遠峰は早速事件に巻き込まれローランピンチでしたが、彼女の機転からこの危機を脱し逆に絶賛を浴びます。二人の呼応が窮地を救うのです
トンカチを持ったローランは巧みに高級ワインと入れ替え、それを見抜いた遠峰も流石でした。一方ワイン事業部で’’新世界’’を持ち寄り色々試した雫は豪州に絞りみやびと渡航します。’’新世界’’と言っても種類が豊富な為絞るのも大変ですが、「トルブレック」からヒントを得ます
現地で同じ支社のナディアに歓迎され豪州料理を堪能しますが、彼女の父は日本人を毛嫌いしておりひと悶着ありそうです…米・豪州それぞれの地で「第七の使徒」探しに奔走する二人の動向に注視しましょう。23巻ではどんなお話が待っているでしょうか?
おまけ
今巻でサグラダ・ファミリアが出て来ましたが、どうしても触れておきたいのが同時期同じモーニングでバガボンドを連載していた井上雄彦先生の「ガウディ展」です。ガウディに魅せられた井上先生が彼の生涯を一つの展示会として巡回展として仙台に来てくれて講演会にも参加し思い出深い機会となりました
本レビュー済み井上先生作品も貼っておきますのでこちらも是非ご覧下さい‼
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