ためになる!「神の雫」3巻の奥深いワインの世界~マ・ファミーユ再建に向け綿貫親子タッグであの遠峰を唸らせろ!牡蠣にはシャブリ、デキャンタでワインを開かせる等一工夫で劇的改善…伊・仏対決で2本目探し難航~

  1. 前回までのあらすじ
  2. マ・ファミーユで’’マリアージュ’’を模索
  3. 遠峰再来店、ウェイター仮ソムリエは何と鈴香
  4. 遠峰絶賛でリベンジ成功
  5. まとめ
前回までのあらすじ

一方長介の自宅には膨大なワインセラーコレクションがありワイン中心の生活です。が帰宅時ワインを割ろうとするがおり、ワインのせいで20年繁盛した店が潰れそうだと悲壮で良い店ですが「女王様のレストラン」というグルメ雑誌に酷評され客足が遠のいているのです

はその総評を行ったのが遠峰だと悟り3日後の彼の再来店時に偉そうぶったコイツの鼻をあかす手伝いをさせて下さいと志願します…

マ・ファミーユで’’マリアージュ’’を模索

マ・ファミーユの綿貫オーナーシェフは下戸で死んだ女房がワイン通、あの頃は何もかも上手くいってたと嘆きます。鈴香が帰って来て荒れ親子仲も不仲です。みやびも現れ料理は絶品も「牡蠣にシャブリ」が定説の中、牡蠣の生臭さはワインのせいで、だから遠峰は手を付けなかったと看破します

メインの子牛のソテーは絶品ながらは料理とワインのミスマッチから来る問題だとし、豊多香を例に出し、最後のデザート時も遠峰は「デザートワインはグラスで出してないのか?」と尋ねていました。は仏料理における飲み物は個性を打ち消すものではなく高め合うためにある…’’マリアージュ’’だとー

奥さんは’’マリアージュ’’の意味を良く分かっており、亡くなって綿貫は自分を見失っていました。デザートワインについて思案し、鈴香の遺品のワインリストを持ってこさせ言い合いとなり、が諭しローヌ産を開けて敢えて30分待ち’’神様’’がそう囁いていると意味深です

遠峰再来店、ウェイター仮ソムリエは何と鈴香

みやびは先に飲み美味いって言うより個性的だとし、30分待ったはこの安ワインにバリ島を感じワインの潜在値が花開きます。鈴香は喜び一連のメニューについて’’マリアージュ’’を意識した構成とし例のシャブリについては練り直しです。経費で(笑)爆買いし様々なシャブリを試します

豊多香が一度注文した料理を考え直した件からヒントを得て牡蠣の生臭さは消えこの中のベストのシャブリルイ・ジャドを見つけ出します。鈴香はシャブリ村の’’テロワール’’特に土と牡蠣の殻だとし、みやびは石灰質土壌と閃きシャブリと言っても正反対の造りのものがあるのかと綿貫納得です

’’マリアージュ’’が完成してもそれだけでは足りないとみやびは一計を案じ、河原毛に呼び出されデザートワインの秘蔵っ子を慣れた手つきでただ者じゃないです。みやび鈴香のバーへ赴きソムリエを目指している事を看破、から誕生日がレストランの開店記念日で「ファミーユ」と名付けたと語られていました

綿貫と思案し、ついに遠峰来訪、お勧めのAコース注文でウェイター仮ソムリエは何と鈴香です!

遠峰絶賛でリベンジ成功

の形見のソムリエナイフでグラスワイン赤白開け生牡蠣との’’マリアージュ’’を今回は遠峰満喫します。2品目はウニのムースで調味料にナツメグを加え「サン・コム」と抜群の相性、いい感じです。メインは胸腺肉リード・ヴォーとフォアグラのマデラソースでデキャンタした「サン・コム」花開き絶品です

あの遠峰を唸らせる出来で、デザートワインも所望、河原毛のプレゼントで遠峰絶賛、あんずの温かいスフレと相性抜群です。遠峰シェフ綿貫を呼び1年前の酷評を詫び、今度のコラムで最高の評価をさせて頂くとその功労者が誰であったかも見抜いている風です

一件落着し例の勝負の為金欠のはチラシに釣られ新店にグラスワインを飲みに行くとクレーマーマダムがおりはソムリエの不備を指摘、事実エチケットが異なり「シャトー・ラ・ミッション」を無料で振舞われマダム豊多香が師匠だと昔語り、すっかり気に入られリムジン乗りのセレブです

貰った「シャトー・ル・ルパン」は70万の値打ちがあり藤枝と驚愕、ソムリエ試験に落ちたみやびの為に奮発します。勝負の日取りが延び伊にはない仏ワインの魅力は豊富な味と香りのバリエーションだとし、2本目はブルゴーニュの村名ワインで2000円台をネットで検索します(サン・コム1本目

売り切れワインをメモしみやびの同級生の双子が営むイシカワ酒店へ赴きます。健也順也は正反対で店内も2分され真逆、畑か造り手かで揉め、安い健也高い順也で喧嘩となる中メモからが見つけたーッと閃く所でこの巻は終わります

まとめ

ソムリエのが亡くなった事で迷走した綿貫、彼は下戸でワインとの’’マリアージュ’’が疎かになり遠峰の酷評もあり店の評判が悪くなります。鈴香の意志を継ぎソムリエ修行中、の’’マリアージュ’’へのこだわりについて理解があり、達の助言もあり親子タッグ戦となり遠峰再来店です

牡蠣にはシャブリという定説や、デキャンタしてワインを開かせる事で潜在値を引き出す等工夫を施しあの遠峰を唸らせるのは痛快でした。流石に遠峰も認めざるを得ず、「ラ・ファミーユ」は評判を取り戻せそうです。裏でが暗躍していた事も遠峰は気付いている風でした

並行して中断していた長介との伊・仏対決の2本目選びに迷う達、みやびの同級生の店に赴きますが2人健也順也は正反対で店を2分し考えもカラーも真逆です。埒が明かない中は何か閃いたようですが、こういった関わった人達の問題も解決してしまう不思議な力が彼にはあります…4巻ではどんなお話が待っているでしょうか?

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