ためになる!「神の雫」35巻の奥深いワインの世界~ニコ動企画の特別審査員は遠峰!出来レース感漂う中彼の存在で一転公平な戦いに…美しき天才テイスターに変貌したローラン~

  1. 前回までのあらすじ
  2. 考えるべきは「テーマ」だ
  3. ニコ動の対決企画の行方は⁉
  4. 美しき天才テイスターに変貌したローラン
  5. まとめ
前回までのあらすじ

ネットの酷評に「ステマ」だと鋭い木戸、例の「マ・ファミーユ」は人気店になっているもののグルメサイトの星は本当かとニコニコ動画で話題となっており、自分の店の星の数に納得出来ないレストランが四つ星以上に挑戦する企画で今回は「メゾン・ド・グラン・クリュ」が相手です

綿貫を説得し達も手伝う事で勝負となり対する「~クリュ」の桜木シェフがガツンとトドメ刺してやろうじゃないと織田ソムリエとゲス顔です…

考えるべきは「テーマ」だ

達は敵情視察を行い、ボリ過ぎで星四つ以上並ぶ店じゃないとこの評価が「ステマ」なら「ファミーユ」への中傷コメントを仕掛けたのも…目に浮かびます。自腹調査だけに心も財布も痛いです(笑)綿貫に事情を伝えバレない様に手を抜く方法を心得てると強敵です

料理では絶対負けない自信があるので勝負の決め手はワインとのマリアージュです。コスパ含めての勝負で何らかのインパクトを演出する必要があり鈴香はブルゴーニュだと「~マリーヌ」’09年ですが、は単に安くて美味しいワインを集めただけでは不足、考えるべきは「テーマ」だとします

フランス料理からヒントを得て鈴香とっておきの「ミトロジュア」’00年に黒髪のダンサーが踊るバレエ「牧神の午後」を想起、ただコスパ的に厳しいです。綿貫の妻の出身がアルザスだと明かし郷土料理には自信があります。前菜にエスカルゴ、フォアグラ、更にタルト・フランベと豪勢です

アルザス風パスタはリゾットのようで、メインは魚の詰め物、シュークルート・ガル二です。料理は充分なので後はワイン、鈴香の勧めで癒し系の森林浴に楊貴妃の長恨歌を想起、ここで審査員から値段を気にしない場合に出すワインというお題が追加され「~クリュ」有利な展開です

ニコ動の対決企画の行方は!?

会場は出来レース一色の中「ファミーユ」チーム到着、ニコ動で配信が始まりコメントの嵐です。レギュラー審査員2名に加え今回は特別ゲストに遠峰です!難敵ですが逆に100%実力の勝負となり前菜から「~クリュ」は先日の視察とは全くの別物で卑怯です

一方「ファミーユ」のアルザスのエスカルゴに興味を持った遠峰、ワインを気位の高いシャム猫のようだと想起、「マネキネコ」高評価です。遠峰の評価で審査員の表情が変わりますが「ブリュット」も高評価、甘くないです。「ファミーユ」はメインのフレンシュナックに「~フードル」’05年を合わせます

「~クリュ」も本性を現しこちらも絶賛、は「ステマ」や客を見てサービスを変える事が許せません。鯉の詰め物に鈴香は「リースリング」’07年を合わせ遠峰はガス灯の温もりを想起、美しい表現です。対して王道の肉料理にボルドーで合わせニコ動の視聴者どんどん増え嵐の様なコメント表示です

デザートまで行き着き遠峰が例の値段度外視の1本を所望、織田は「~ブランシュ」’01年をセレクトし花嫁から投げられたブーケを想起します。対する鈴香のワインはまで巻き込みその表現にアルザスの早春の生命と光に満ち溢れた春の訪れを想起、テロワールのワインです

美しき天才テイスターに変貌したローラン

審査で遠峰は企画の趣旨を問いグルメサイトを暗に批判し感動を書き記したいと思うのは理解できてもおとしめる必要があるか?と問題提起、遠峰の鶴の一声で勝負は取り止め丸く収まります。番組も盛況に終わりグルメサイトの「ファミーユ」中傷は削除・「~クリュ」の極端な高評価もなくなり良い店同士切磋琢磨します

北海道紋別でクリスはワインショップで試飲しジョッキー馬淵と意気投合、彼は悩みを打ち明けます。日高のクレオパトラと呼ばれた女性が24年の人生でただ一人愛したワインの先生でもあり、だったら明日プロポーズだとクリス節操ありません(笑)仲を取り持ってあげると強気です

すると彼女綾乃みやびそっくりで「ツンデレ」、お見合い予定と競馬界の世間は狭くネガティブでクリスは僕のプロデュースに託して下さいと自信家です。イベントでクレオパトラそのものの綾乃を連れ去るシーザー馬淵クリスが一席設けワインは満開の芝桜を想起、二人馬淵綾乃は魔法に掛かりプロポーズ成功です!

一方モノポールで祝杯を挙げる二人みやび、紳士と意気投合し連れは病院に1年も居ると蜘蛛膜下出血です。転勤が迫り藤枝のワインに幻の女を想起、絵里は目覚めひと時の逢瀬を楽しみます。ローランワトキンスに褒められ10年分の経験を数か月でさせてくれたのです

美しき天才テイスターと持て囃され二人の天才遠峰と真っ向から勝負を挑めと彼の豊多香への友情の証であり復讐だとし、ローラン遠峰を想いながらド・ゴール空港から飛び立つ所でこの巻は終わります

まとめ

一連のニコ動対決ですが、元ニコ厨から言わせると動画のコメント欄の応酬が楽しくて観るのが止められなくなる仕組みが巧妙でした。匿名で自由にコメント出来る為好き勝手に参加型として楽しめたのも当時の人気の一因でしょうが、「ステマ」問題に一石を投じる番組でも出来レース気味です

番組が盛り上がれば…と多少の盛りは必要でしょうが、「~クリュ」のやり過ぎ感は否めず、統一感で正々堂々とした「ファミーユ」でしたが遠峰の公平性に救われ勝負は流れ、お互い絶妙な立ち位置で繁盛と結果的には良かったです。TVもですが、番組の影響力の怖さも感じさせます

先述しましたが、お店の評判を知るきっかけとしてグルメサイトはお手軽ですが、特に食に関しては個人の価値観が優先され、場合によっては誇張され不愉快さすら感じるレビューもあります。映画レビューなんかもあくまで指標の一つで参考程度に留めて自分の感性を信じるべきです

今回はワインとのマリアージュでの企画ものでしたが、特に飲食店のグルメサイト・ネットとの関係性は今や切っても切れないものとなり、後述する続編でもその辺色濃く反映された作品となりますので今後もお付き合い下さい、非常に面白い内容ですので!

ローランの変貌ぶりと遠峰への想いも感じられる中、36巻ではどんなお話が待っているでしょうか?

コメント

タイトルとURLをコピーしました