前回までのあらすじ
出場者の首にはリングがつけられこれを奪い合うのです。修羅の魔円咬を黄泉は魔古忌流煉破反衝壁で防ぎ修羅もギブアップ、34ブロックは黄泉に決定します。注目の選手は順当に勝ち上がり、106ブロック幽助の出番です。ラッシュで絶好調の幽助は全員場外で代表に決定します
本選出場128名が決まり主催者代表として幽助が挨拶、正直言って死人は出したくないとし、誰が勝ってもスッキリ出来る気がする、んじゃおっ始めよーぜと宣言します…

大混戦のトーナメント
A~Dブロックに分かれたトーナメントとなり、かなり偏りがあり悲喜こもごもです。本選は巨大な自然式円闘場で行う事となり、選手には虫型追跡カメラが配備されTVモニターに送られます。Dブロックでは酎が棗に瞬殺され、逆にナンパを始める始末です(笑)
幽助は柘榴に凄まれますが無事一回戦を勝ち抜き、当の柘榴は枢にあっさり負けてしまいます。各ブロックの進行状況は様々で、Dブロックは混戦で長引いています。三回戦最大の注目カード:幽助VS黄泉の戦いが始まります
小細工は無用と幽助は肉弾戦を誘い、Bブロックに共鳴するかの様に残りのブロックの選手の妖気が青天井式に上がっていきます。幽助先制のストレートが炸裂し、黄泉ダウン、お前と対するとペースが乱れるとし、本気のやり合いとなります
幽助探偵業復帰
桑原は武術会優勝Tの三人が揃って三回戦敗退とはなと魔界の広さを感じ、一年半が経過、桑原は進学し以前の彼ではありません。噂をすると幽助が現れ、トーナメントは波乱続出で結局煙鬼が優勝、彼は三年間チャンピオンとして人間界に迷惑を掛けない事と法律を定めます
霊界は結界を解き、コエンマが上層部を告発したからで、親父の悪事を息子がバラしたのです。桑原の父は雪菜がホームステイする事になったとし、桑原は腰を抜かします(笑)幽助は人間界に戻り約一か月、探偵業復活ですが、妖怪は法律を守り平和で幽助はラーメン屋一本に職を絞ろうか迷う程です
すると螢子から学校の寮の幽霊部屋について依頼があり、幽助は女装して部屋を調べますがひと悶着ありワトソンとして蔵馬を呼びます。主犯は直子で共犯はバスケ部二人、被害者が秀美と判明、スポーツ特待生の悲哀を説かれ幽助は戦慄、解決し蔵馬のお手柄となり幽助は螢子の制服を盗み仕返しします
宇宙人系の番組が多くなった中、映った姿は飛影で桑原は魔界にいるんじゃねーのか?と訝しみます。’’神隠し’’が多発し煙鬼が公布した自治法により迷った人間は保護され人間界に戻される事になり、大会敗者がパトロール隊となり飛影もいます
飛影は軀に奴隷商人痴皇について語り蔑むと逆に怒りを買いやられ、後日軀にあれはデタラメの記憶だと復讐防止用の安全弁を解除し痴皇をプレゼントとして渡します
意外なラスト
平和の群像ーとして
・柳沢くんの悩み
・格闘愛
・海藤くんの休日
・城戸くんの優しさ
・成就しないでしょう
・ひとけた台のドラマ
・月イチ夫婦
・相も変わらず
がショート話として載っています
後に完全新作アニメにもなった「のるか そるか」も載っています!内容については今回は省略します
幻海が亡くなり遺言状が公表となり、生前住んでいた寺の周りの土地をお前達に区分けして譲るとあり、広大な敷地で夕日が綺麗です。幽助は最後に幻海と三色のボタンは実は青を押したとし、それは螢子の好きな色であっちが神ならこっちは女神だと言ったようです
皆で大笑いし、螢子は幽助と水浴びし、皆の笑顔と四人の写真で幽☆遊☆白書は終わります
まとめ
まだまだ続くと思われた幽☆遊☆白書でしたが、人気の割に早目に連載は終了します。連載終了について、冨樫先生は理由を「かねてからの自身の持病悪化、これ以上、出版社(集英社)に無理やり従って連載を続けても、同じことを、読者が飽きるまで繰り返すだけになるために、半ば私のわがままで止めた」としています
途中からバトルものの体が強くなり、青天井の中過酷な週刊連載で疲弊されていた事が分かります。特に女子からの飛影・蔵馬人気も相まり作者の思惑とは違った形で人気が過熱したと思われ、漫画連載というものは本当に出たとこ勝負なのが分かります
漫画はどこかで最終回を持ってこないと永遠に続く錯覚に陥ります。当時のジャンプ黄金期でDB・スラムダンク・ろくでなしBLUES・ダイの大冒険等と鎬を削った幽☆遊☆白書が割と短命なのもこういった背景があったからなのです。富樫先生が今でも熱狂的ファンが多いのも納得です
終わりに
如何だったでしょうか?BLEACHや呪術廻戦に先んじて霊界・妖魔ものとして、そして後半は正統派バトルものとして大人気、アニメもヒットした幽☆遊☆白書、ジャンプ黄金期を支えた看板漫画として人々の記憶に残る作品でした。また幽助達に会いたくなりますね!今までお付き合い頂きありがとうございました
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