前回までのあらすじ
千冬は檄を飛ばし、残った連中の士気も上がり、タケミチはどうすればいいかは分からないが、タイムリープ自体ありえねぇ事だし不可能はねぇハズだ、終わらせないと気を吐き、決戦に向かいます…
関東事変開幕!
横浜第7埠頭には東京の主だったチームのトップを集め、全て伸してしまったイザナ、幹部達はそれぞれ東卍を攻撃し、最早今日の決戦は望めないと踏んでいます。天竺は東京中の不良を抱え大人の闇社会に喧嘩を売り、日本の闇を牛耳る、その真ん中にマイキーを据えるとイザナは考えています
しかし唯一稀咲のみタケミチが来ると読んでおり、案の定タケミチ始め東卍の連中が現れます!天竺400人対東卍50人、圧倒的不利の中、魁戦(初陣1対1)は班目対ぺーやんです。大口を叩く班目をなんと一発KOしてしまうぺーやん、実は強いのです
タケミチは戦いの狼煙を上げ、決戦が開始されます。タケミチを稀咲にぶつけるために道を作り、高所にいる稀咲を狙います。イザナは勢いづくぺーやんを一蹴りで倒し、形勢は逆転します。かつて少年院でつるんでいた現天竺幹部に、’’極悪の世代’’てめぇらの番だとけしかけます
タケミチの前にモッチーが立ち塞がりますが、千冬が割り込み相手します。また、蘭には八戒、竜胆にはアングリー、そしてタケミチには幼馴染の鶴蝶がそれぞれ当たります。更にイヌピーはムーチョを…というところで、何とオマエの相手はこっちだとココが現れます
ココは東卍は金にならない、天竺につけばすぐにでも幹部だとイヌピーを誘いますが、イヌピーはタケミチに命を預けた、天竺に行く気はないと突っぱねます。イヌピーにいつまで’’赤音’’にこだわっているのだと言われ、ココはキレますが、イヌピーは俺は赤音じゃねぇ、青宗だと凄みます
イヌピーの姉・赤音を巡るココの過去
回想では、イヌピーの5歳上の姉・赤音の事が語られます。赤音に好意を持つココは、大人になったら結婚して下さいと告り、待ってると言われます。すると赤音宅で火事が起き、何とココは家に突っ込み赤音を救出したかに見えましたが、それはイヌピーだったのです
赤音は命は取り留めましたが、治療に4000万掛かると言われ、ココは犯罪に手を染めます。悪ガキを集めて窃盗や恐喝をさせ、ひと月後にはそこそこの窃盗団になっていました。更に軍資金でクラブのVIPに繋がり金脈にありついたところで、赤音は死んだのです(ココの金集めスキルはこれで磨かれたのです)
ココはオレに近づく奴は皆金目当てだとぼやきます。赤音はもう死んだ、もう戻れない、オマエは敵だと凄むココを下げ、イヌピーにムーチョが相手します
鶴蝶は強く、タケミチは稀咲に辿り着けません。千冬は常にタケミチの動向を気に掛けていますが、モッチーが離しません。イザナは少年院に入った’’極悪世代’’の罪状を列挙していきます。モッチーは’’公務執行妨害’’、ムーチョは’’傷害’’、灰谷兄弟は’’傷害致死’’をそれぞれ犯しており、どれも凶悪な犯行です
特に灰谷兄弟は都内最大のチーム、六本木’’狂極’’のトップ2を伸しての’’傷害致死’’で、イザナはこの抗争天竺の勝ちだとにやけます
末っ子同盟結成!?
灰谷兄弟VSアングリー・八戒のタッグ戦では、竜胆の関節技に蘭の警棒の波状攻撃という抜群のコンビネーションを見せ、千冬は末っ子同士甘やかされて育ったダメなところを全部持っている二人だと危惧します。案の定伸されてしまうアングリー・八戒でしたが、ここで終わりません
反目していたアングリー・八戒は結託し、’’末っ子同盟’’を結び、他力本願の意地見せちゃるワイ!と再度灰谷兄弟に挑むところでこの巻は終わります
まとめ
天竺の各個撃破戦法で東卍は最早この関東事変に辿り着けまいと鷹を括っていた天竺側でしたが、タケミチ中心に何とか50人集まり、400人と8倍の相手となりますが、関東事変は始まります
天竺の幹部クラスはどれも凄腕の化け物クラス、東卍も精鋭で何とかタケミチを稀咲にぶつけるために奮戦します。この辺の1対1の紹介描写はどれもカッコよく、以後の東京リベンジャーズの抗争では恒例となって来ますのでお楽しみに!
イヌピーとココのタイマンでは、二人の因縁と赤音の存在、そして何故ココが金集めの達人になったのかが分かります。和久井健先生は伏線回収に定評がある作風で、ココがどうして今の人格が形成されたのかきっちり伏線を回収してくれるので納得のいくところでしょう
灰谷兄弟という強敵相手に、劣勢だったアングリー・八戒でしたが、’’末っ子同盟’’を結び、反撃の狼煙を上げます…タケミチを守りながら、本丸のイザナ・稀咲に辿り着く事はできるのでしょうか?19巻に続きます…
おまけ
東京リベンジャーズの実写映画第2弾は2部作となっています。血のハロウィン編‐運命は2023年4月21日公開で、今回も主題歌はSUPER BEVERが担当しています。「グラデーション」はアニメ版OP担当のOffcial髭男dism同様、実写映画版はSUPER BEVERだと決定づけてくれる名曲となっています
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