前回までのあらすじ
本物の<十戒>は別におり、先日の王都決戦で生存を確認した、自らの戒禁の呪いによって記憶と感情ーその全てを失ってしまったためだ…その<十戒>の名こそ…「無欲」のゴウセルだとし、肝心のゴウセルは相変わらずメリオダスの下で一人浮いています…
巨大迷宮を踏破せよ!
’’完璧なる立方体’’に亀裂が入り、ドゲッド(偽物)が現れると様子がおかしく、醜く変形しドレファスは<十戒>「不殺」のグレイロードだと言います。デンゼルは二対二の勝負は今回は見逃してやるとし、ドレファスが外へ出るとデルドレーを一突きします
ドレファス本人からの伝言を伝えると、やはり今死ねと<蒼天の六連星>の四人を消し炭にしてしまいます。マトローナにあの丘から見えるはずだと言われ、ディアンヌがバイゼルを覗くとまるで巨大迷宮のようです。中央の巨石頂上から尋常ならざる魔力を感じ、二人は迷宮の壁を破壊して進みます
ディアンヌが壁のフチを歩けば良いと実行に移すと仕掛けがあり反則は不可能のようです。迷路に四苦八苦していると、幻覚まで見え二人は翻弄されます。これがドロールが仕掛けた第一関門「死の罠の迷宮」で、これで参加者はふるいにかけられます
一日経過し、ディアンヌは腹が減りホークを見つけ仕留めようとし、ホークの言う事を聞かず生で食べようとするとエリザベスが現れます。経緯を説明しますがディアンヌはまたボクを騙すつもりなんだろ?と怒り、ホークたちを先に行かせると罠に掛かり、地面に大穴が空く中ディアンヌが救います
先を進むと沼で巨大蛭に捕まりディアンヌが騒ぐ中、エリザベスが決死の覚悟で救い、友達のために当然のことをしただけよと言われディアンヌは見直します。するとそこに不穏な空気のメリオダスが大勢現れます‼
分厚い壁越しでも感じ合うメリオダスとエリザベス
白夢の森の時と同じ状況のため、ハイドアンドシークだと感じ偽物を見つけようと試しますが、全部偽物なのです。そこをギルとハウザーに救われ、皆一緒に入ったのにバラバラになってしまったようです。すると足元からサンドクローラーが現れ、ホークが食べてしまい変身します
成体まで成長するとアースクローラーになるとギルが博識ぶりを見せると、実物が現れ一行を襲います。ディアンヌの神器でも体がヌルヌルで武器の手応えがないのです…なら魔力で…と’’雷帝の粛清’’と’’ライジングトルネード’’の合技’’雷竜の城’’からディアンヌの’’双拳’’と畳み掛けます
様々な挑戦者がこのアースクローラーを各々の方法で仕留める中、肉を食らうメリオダスはホークの残飯決定‼と断言します。分厚い壁越しにメリオダスとエリザベスはお互いの存在を感じ合い、二人共心が通じ合っています。アースクローラーの肉は調理次第で抜群に美味しくなり、作ったのは何とバンです
再会を果たしたメリオダスとバンはじゃれ合い、経緯を話し、今エスカノールとエレインと一緒だという事を喜び、二人は仲直りします
初戦は二人組でのタッグマッチ方式
手っ取り早く壁をぶち抜くと一致し、ハンパねえ再生力でも追いつかない風穴をぶち空けると二人は本気の連撃を放ち、エリザベスたちと合流します。これならゴールも夢じゃないというディアンヌに、メリオダスは勢い余ってもう一枚ぶち抜いちまったとゴールに<十戒>が待ち受けています
参加者が半信半疑の中、ドロールは’’巨神の手甲’’で巨大な掌が会場を彩り、戦いの舞台が整います。まだ迷宮を抜けられない者は霊槍バスキアス第九形態「死荊」で一瞬で一掃されてしまいます。キングは相手が初代妖精王グロキシニア→今の名は<十戒>「安息」のグロキシニアだと悟ります
進行補佐のタイズーが初戦は二人組でのタッグマッチ方式で戦うこととすると宣言、そこにゴウセルとエスカノールも現れ、エスカノールはマーリンから貰った眼鏡を壊され騒ぐので、グロキシニアが一串にしてしまいます
ところが霊槍バスキアス第七形態「月の華」の’’生命の雫’’でエスカノールの傷は修復し、グロキシニアが言っている事はあながち嘘ではないと参加者は悟ります。ドロールの’’占盤術’’で同じ浮石に立つ者同士がペアの相手と決まります
組み合わせは①メリオダス&バン、②ヘンドリクセン&グリアモール、③キング&ディアンヌ、④トーラ&ジグモ、⑤エスタロ&アーバス、⑥アーサー&ななし、⑦ハウザー&ソラシド、⑧スレイダー&ハイファン、⑨ギル&ギルフロスト、⑩ホーク&エスカノール、⑪ゴウセル&ジェリコ、⑫マトローナ&オスローと決まります
更にキリ良く16組作りたいと⑬シルバー&コアツォ、⑭ドルツォ&カルツォ、⑮ドロールゴーレム&グロキシニアサーバント、そして最後の一組が何と⑯エリザベス&エレインに決まったところでこの巻は終わります
まとめ
大量のビラ等からバイゼル大喧嘩祭りを知り猛者共が押し寄せる中、第一関門は巨大迷宮です。あのディアンヌですら小さいと感じる程のスケール感ですが、様々なトラップと共に少しずつ一行は集結しだします
巨大なアースクローラーを倒す猛者が大勢おり、分厚い壁越しでもお互いを感じ合ったメリオダスたちは凄まじい一撃で壁を破って合流します。勢い余ってゴールにいる<十戒>にも届いており、ここからついにバイゼル大喧嘩祭りが開催されます
今回のルールは初戦は二人組でのタッグマッチ方式で戦うこととするということで、勝手知ったるペアから謎の組み合わせまで多彩です。キリ良く16組としたいということで、何とその16組目はエリザベスとエレインなのです‼何でもありのこの超展開、21巻ではどんなお話が待っているでしょうか?
おまけ
七つの大罪は2015年、第39回講談社漫画賞・少年部門を受賞しています。数々の名作が受賞してきた栄誉あるもので、この受賞が七つの大罪の作品としての評価と人気を物語るものとなっています
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