「七つの大罪」21巻の数々の激戦と成長譚~タッグマッチはさながらDBの天下一武道会!?心を手に入れたい非情なゴウセルにエスカノールが出した答えは主宰:<十戒>攻撃~

前回までのあらすじ

組み合わせは①メリオダスバン、②ヘンドリクセングリアモール、③キングディアンヌ、④トーラジグモ、⑤エスタロアーバス、⑥アーサーななし、⑦ハウザーソラシド、⑧スレイダーハイファン、⑨ギルギルフロスト、⑩ホークエスカノール、⑪ゴウセルジェリコ、⑫マトローナオスローと決まります

更にキリ良く16組作りたいと⑬シルバーコアツォ、⑭ドルツォカルツォ、⑮ドロールゴーレムグロキシニアサーバント、そして最後の一組が何と⑯エリザベスエレインに決まります…

タッグマッチで各々奮闘

大喧嘩祭り・・・・・はルールその1:あらゆる武器・魔力の使用および汚い手を使うことを許可、その2:勝利条件は相手組の殺害または無力化または場外落下、その3:試合放棄は厳禁と決まり、⑯に早速④が襲い掛かります‼エレインは’’そよ風の逆鱗’’で軽くいなします

女子話ガールズトークが盛り上がる中、煙幕から④は我らマラキアの民の宿願のため死んでもらうにゃと’’毒蛇鞭どくじゃべん’’をエリザベスに食らわす中、エレインは’’金風の逆鱗’’で④を屠り、毒が全身を巡ってとっくに死んでるはずのエリザベスは回復の波動で刺客を癒し、マラキアとリオネスは元同盟国だと優しさを見せます

最初のタッグマッチ勝者は⑯となり、続く①には⑭が対します。⑭は超スピードで①を襲いますが、お互い愛する⑯の事で言い争いしながらいつの間にか⑭を倒してしまっています。③VS⑮はキングが鼻血を出し、ダメージを食らうというよりディアンヌの胸に収まっている状況がそうさせています(笑)

キングも悶絶しながら戦いおっさんの姿になるとディアンヌに殴られ、そのままサーバントに捕らえられますが、第五形態「増殖インクリース」から第二形態「守護獣ガーディアン」の連撃で妖精王ハーレクインの面目躍如です。<十戒>は互いの代理の出力パワー全開フルにしますが、「守護獣ガーディアン」にはどんな打撃も通用しません

キングディアンヌがお互い告白したいと話すとヌイグルミがやられてしまい、ディアンヌを襲いますが、キングは真・霊槍シャスティフォル 第二形態「守護獣ガーディアンズ」で神器開放します

たった一体の<十戒>ゼルドリス王都キャメロット陥落

さっきまでとヌイグルミの形が違い、物凄い力を誇りますが、キングの消耗も激しいです。ディアンヌも蔦に囚われる中、キングの第五形態「増殖インクリース」で蔦を斬り裂くと、満身創痍ながら第一形態「霊槍シャスティフォル」でグロキシニアサーバントは粉々になります

しかしドロールゴーレムの攻撃は凄まじく、今度はディアンヌが’’双子の巨像フィレアンドロース’’で対しますがやられてしまいます。キングは強く心に想うことで土人形ゴーレムに形と力を与えると諭し、’’土人形フレンズ’’としてボクの大切な友達を思い浮かべ実像とします

エリザベス・メリオダス・マトローナ土人形フレンズはダメージを与えつつやられていき、残るはキングのみ、ところがキングは強くドロールゴーレムを突き破り③の勝利です

時は少し遡り、ゼルドンではデンゼルグスタフギーラと今後の作戦会議を行います。前巻でやられたかに見えたデルドレーたちはドゲッドの「爆進ブースト」で逃げおおせていたのです。デンゼルの「審判ジャッジメント」を受けてドレファスフラウドリンも苦しむ中、この身体に愛着があるから手放したくないと言います

デスピアスが放った密偵インビシブルによると、ブリタニア北部大小九つの町と村が<十戒>襲撃により全滅状態、南の王都キャメロットが陥落、たった一体の<十戒>ゼルドリスにやられたのです。更に大喧嘩祭り・・・・・も<十戒>の罠だとし、<十戒>はもう一体おり、それはゴウセルで、討伐作戦を開始するとデンゼルは宣言します

心を手に入れたい非情なゴウセルにエスカノールが出した答えは!?

デンゼルニッカが実はベロニカであることを見抜いており、無茶はするなよと釘を刺します

時は再び戻りーゴウセルは祭りに優勝して心を手に入れられればお前たちが死んだとして心から悲しむことができるかもしれないとし、ホークは雑魚だなとにやけます。ゴウセルジェリコは言い合いをし、エスカノールは大事な仲間同士で戦えないと喚きますが、だからこそ面白いとグロキシニアは残酷です

’’仲間’’という言葉に揺れるジェリコゴウセルは尚更心が欲しくなったと言い、仲間パートナーを蹴り飛ばし、ホークも屠り、’’傀儡縛りジャック’’→’’悪夢語りナイトメア・テラー’’で走馬灯から愛するマーリンに絶望を見せられ、エスカノールマーリンは太陽そのものと振り切り、希望を見出し心を弄んだ大罪を身を以て償わせてあげようと巨大化します

エスカノールの闘級は2万8800にも達し、ゴウセルのメガネを取り視力を奪います。ゴウセルは’’傀儡乱れ打ちガトリング・ジャック’’で暴れますが、エスカノールは神斧リッタを手にすると神器開放し、その特性「充填チャージ放射ファイア」は彼の発する莫大な熱量を全吸収し蓄え任意で放つことを可能にするのです

ゴウセルは双弓ハーリット自動追尾モード’’大停電の矢ブラックアウト・アロー’’で対し、逆にエスカノールを貫きます。ジェリコエスカノールお前ゴウセルに対して示した「心」だ‼とし、’’心を弄んだ大罪をーその身を以て贖いなさい…‼’’という言葉と共に<十戒>側が瀕死状態になっているところでこの巻は終わります

まとめ

変則天下一武道会のような様相の今巻ですが、七つの大罪らしい超人たちの超絶技巧が凄まじい筆致で描かれ、非常に読み応えのある内容となっています

途中場面が変わり、デンゼルたちが王都キャメロットを陥落させたゼルドリスに宣戦布告する場面もあり、大喧嘩祭り・・・・・を催す等<十戒>の傍若無人ぶりが目立ちます。仲間割れのような状態で戦わせられる中、ゴウセルは心を手に入れたいと相変わらずの唯我独尊ぶりですが、エスカノールは違ったのです

愛するマーリンの事を想いながら、ゴウセルを狙ったかに見えた会心の一撃はなんと<十戒>に放ったもので、自身も傷つく中、大喧嘩祭り・・・・・自体の状況が一変します…22巻ではどんなお話が待っているでしょうか?

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