前回までのあらすじ
メリオダスは誰の力も借りずあいつを三度も見捨てる事は出来ないと特大の’’神千斬り’’を放ちますが魔神王は斬撃以外の魔力を全て吸収します
最早打つ手なし…というところで<七つの大罪>七つの掟その七~「たまには全員で力を合わせようぜ」だ♬とバンたち<七つの大罪>の五人が助太刀に入ります…
魔神王の精神世界に侵入
メリオダスに<七つの大罪>が大好きだからもうみんなを巻き込みたくなかったの…とエリザベスは語りますが、キングは幸せな結末を迎えたいなら全員で力を合わせるべきと説き、メリオダスも納得します。魔神王の下僕:インデュラの攻撃をマーリンは’’瞬間移動’’させ魔神王に食らわせますが、「支配者」の力で治癒と強化としてしまいます
ではとエリザベスが’’健やかなれ’’にマーリンのフェイントでヒットさせます。魔神王を食い止めている隙にゴウセルとメリオダスが精神内に侵入しゼルドリスの分離を試みますが、戦力ダウン+守りながら戦う等至難の技です…そこにエスカノールが現れます‼
エスカノールは’’聖槍エスカノール’’で魔神王を一突きしますが、’’獄門刀’’で返され、それでも’’聖剣エスカノール’’で神殺しだと吠え、人生の最期を飾るにこれほどふさわしい戦いはないと気張ります。皆が作った隙にゴウセルは双弓ハーリット「侵入」でメリオダスと精神世界に侵入します
直接干渉出来ない中、二人の世界の中に囚われたゼルドリスとにやけるゲルダがいます。メリオダスが大声で語り掛け、ゼルドリスはゲルダが偽物だと見抜いています。霧と共に幾人ものゼルドリスが現れ、糸を断とうとしますが、刺激を与えれば強制排除となり、ゴウセルが身代わりになり現実世界に戻ります
魔神王にゲルダが噛みつき、首を引き千切られます。ところが吸血鬼であるゲルダは再生し、噛んだのは精神世界に潜る為だったのです。ゼルドリスの多くの幻覚を見極められないメリオダスの下にゲルダが現れます
<七つの大罪>魔神王討伐の任務を開始
ゲルダは一発で本物のゼルドリスを見つけ、救出しようとすると幻覚が襲って来ます。メリオダスが必死に防ぎ、’’紫電一閃’’で葬りゼルドリスはゲルダの胸に顔を埋めます。一度くらいは兄貴らしいことさせてくれよなとメリオダスは現世で会おうと消え、ゼルドリスは魔神王と対します
バンたち男三人は重症を負いますが防壁を解除しエリザベスの’’健やかなれ’’で回復します。大地は荒れ狂い、このまま勝負が長引けばブリタニアが滅びかねません。エリザベスに落雷しますが反射し、守ったのはメリオダスで、<七つの大罪>が揃い反撃の気運です
ディアンヌは’’ドロールの舞い’’で闘級を上げ、キングに守られながら’’大地創造’’で一気に辺り一帯を崩し、魔神王を湖から引き剝がす気です。ディアンヌは負けられない理由がある…と言い、キングは改めて魔神王をやっつけたら結婚しようと打ち明け、「するーー‼」とディアンヌが同意し湖は消失します
メリオダスはこれより我ら<七つの大罪>魔神王討伐の任務を開始する‼と宣言します。湖から魔力を供給する事を断ち切った上、エスカノールは正午だと’’天上天下唯我独尊’’となります。タイマン勝負となり、ダメージを食らいながらエスカノールは痛みだけでなんの想いも感じないと蔑みます
互角の勝負でしたがタイムリミットが迫り、魔神王の拳が腹を貫くとエスカノールは友よ、これで誓いを果たせると巨大化します
外伝ー王は孤独を歌う
罪人として極刑に処せられようとするエスカノールでしたがメリオダスが身柄引受けし免れます。<七つの大罪>最後の一人として迎えられ、エスカノールはマーリンにローザの面影を見ます。特技の詩を囀っているとマーリンが現れ、エスカノールは昼間の僕は見境がないからと逃げ出します
メリオダスは腕試しさせろと迫ると巨大化したエスカノールは物凄い力です。怒りを鎮めるために毎度山を消し飛ばすのは効率が悪いと元の姿に戻ったエスカノールを諭すマーリン、メリオダスたちは化け物はお前一人じゃないと改めて<七つの大罪>に誘います
エスカノールの不運な過去も明らかになり、メリオダスは明日の正午に勝負しろと持ち掛け、エスカノールは巨大化し物凄い強さを誇りますが、更にメリオダスが凌駕し圧倒、苦痛もローザが護ってくれたから感じられると説き、簡単に死にてぇだのと…おこがましいぜと言い切ります
仮死状態のエスカノールはローザと再会し、自ら手放そうとしていたこの命、大切な友のために懸けることを誓います
’’極み’’に達したエスカノール
魔神王の腕が抜けず、’’極み’’に達したエスカノール、自分の命を燃やし尽くすつもりです。圧倒された魔神王は何とか腕を引き抜き黒球を放ちますがメリオダスの’’カウンターバニッシュ’’からバンの’’バニシング・キル’’、キングの’’炸裂する刃雨’’で追い詰め、エスカノールは邪魔をするなと怒ります
本心は己の力を使いこなす術も知らず暴走していた時メリオダスにぐうの音も出ぬほど叩きのめされ「太陽」を使いこなす術を教えられ、居場所が出来たことがどれほど嬉しかったか…と語り、ずっと己の心にこの命を<七つの大罪>のために懸けることを誓い続けていました
それはオレたちも同様だと命を張って戦い、エスカノールはもはや後には退けぬ、よって今から貴様ら全員に命令を‼我も共に戦うことをー許して下さいと言い、メリオダスが同意するところでこの巻は終わります
まとめ
魔神王の精神世界に侵入したメリオダスはゼルドリスを引き戻そうと試みます。ゲルダという想い人の助けもありゼルドリスはついに自身を解放し、魔神王に挑みます
メリオダスは現世に戻り、魔神王と対しますが、そこにはエスカノールも一緒です。エスカノールの過去も外伝によって語られ、彼の数奇な能力による苦悩と全てを受け入れてくれた<七つの大罪>との絆が描かれます
魔神王をただ倒すだけではなく、弟であるゼルドリスの分離も試みるメリオダス、一瞬も気を抜けない際の際の攻防の中、エスカノールは自身の限界も悟りつつ最高の仲間と決死の勝負を挑みます…終幕が近づく七つの大罪、40巻ではどんなお話が待っているでしょうか?
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