「七つの大罪」40巻の数々の激戦と成長譚~<七つの大罪>全員の力を合わせ魔神王撃破!マーリンに想いを届けてエスカノール逝く!混沌の王としてアーサーを蘇らせたマーリンの真の意図とは!?~

前回までのあらすじ

それはオレたちも同様だと命を張って戦い、エスカノールはもはや後には退けぬ、よって今から貴様ら全員に命令を‼我も共に戦うことをー許して下さいと言い、メリオダスが同意します…

<七つの大罪>全員の力を合わせ魔神王撃破!

魔神王ゼルドリスを困惑させる為に幻覚を見せますが、見破られています。今の実力では劣っていても、ここは精神世界なので十分勝機はある、メリオダス同様ゆずれぬ恋人ゲルダがある‼とゼルは気張り、誰かを愛し愛される喜びが…強大な力を生み出すということを理解できまいと蔑みます

現世と連動して魔神王を追い詰めるゼルは「凶星雲オミノス・ネビュラ」で魔神王を屠り、現世にゲルダも戻り魔神王からゼルが分離しかけています。ついには戒禁ごと分離し、寸でのところでバンが救いついにゼルは開放されます

堕ちた戒禁が四散し手当たり次第に動植物を取り込みブリタニアの大地そのものを自らの依り代にするつもりです。超巨大化した魔神王戦慄おののけ…諦観せよ‼と凄む中、<七つの大罪>たちは自信たっぷりで、持てる限りすべての力でてめぇを倒す…‼と立ち向かいます

’’虚無デス・ゼロ’’に包まれ一瞬劣勢に陥りますが、マーリンの’’魔力限界突破パワー・リミットブレイク’’から’’トリリオン・ダーク’’・’’終末の業火ファイナル・プロミネンス’’・’’魔力切断キル・スイッチ’’・’’飛拳ジェット・ハンマー’’・’’裁きの槍’’・’’キリングストーム’’を’’全魔力合体パワー・フルコンバージョン’’させ魔神王を襲います

ところがメリオダス魔神王を救ったと思いきやそれは残像で、メリオダスは「全反撃フルカウンター」を繰り返し威力が倍増する中、<七つの大罪>合技’’不倶戴天ふぐたいてん’’でついに魔神王を葬ります

エスカノールの生きた証

大爆発で傷ついた仲間をエリザベスが癒します。ゼルはブリタニアを消しとばしかねない威力だったのに何故魔神王だけ討つことが出来たのか問うと、メリオダスは実は湖の水の塊が余った力を全部吸収してくれたと種明かしします

ところが戒禁は消えておらず、メリオダス魔神王以上の力を発現させ、この力をブチ込んで魔神王ごと消滅させると言います。ゼルは一瞬その力があればお前は魔神王ちちうえの代わりに…と躊躇しますが、メリオダスに諭され納得します

光と闇の時代が終わり訪れるのは…わかるな…?とどんな時代が来ようともオレたちとオレたちの意志を継ぐ奴らが抗い続けてやるよ、それが答えだとついに全て消し去ります。全部終わり、群れるのはゴメンだが一体一サシ飲みなら考えてやらんでもないと約束しゼルゲルダは旅立ちます

ここでもう身体が動かないエスカノールは皆に別れを告げ、マーリンに本心を打ち明けます。燃えるエスカノールにキスをするマーリンは唇を焦がし、お前の生きた証をー私を愛してくれたただ一人の男の印を…この身に焼き付けようと言います

最期のポエムと共にエスカノールは消えて無くなります。リオネスに平和が戻り、<七つの大罪>を迎え盛大な祭りが開かれます。エスカノールの死を惜しみながらギルたち三人が祝杯を挙げると何とビビアンが現れます‼ギルからドレファスに鞍替えしたビビアン、一件落着かに見えます

ところがギルは混沌の時代という言葉に疑念を感じ問うと、「光と闇の均衡が崩れる時」「神々の時代は終焉を迎え混沌が蘇る」「そして世界は生まれ変わる」とし、<暴食の罪ボア・シンマーリンに直接聞いてみなさいよと言われます

アーサーを混沌の王として蘇らせて…

マーリンの火傷を治そうかエリザベスは問いますが、エスカノールの生きた証だということで皆納得します。<七つの大罪>それぞれの目的が達成され幸せな中、マーリンの目的が不明で問うと、魔法の湖に瞬間移動テレポートし、何とアーサーを生き返らせる気です

アーサーを貫く剣は実は新たな段階ステージに導く鍵であったと湖に満ちた魔力を使い扉を開きアーサーが蘇ります‼しかしマーリン人間は矛盾極まりない存在=混沌で、真の目的はアーサーを混沌の王として目醒めさせることだと言うのです

メリオダスが救いに行くと世界が一変しまるで幻覚のようなハチャメチャな異空間となり、マーリンアーサーを諭し世界が元に戻ります。マーリンアーサーこそが混沌を統べブリタニアを新世界に導く王なのだと説き、湖の巫女がマーリンが何故混沌を求めたのか答えます

昔語りでベリアルインで魔術の才能を持つ人間の子供たちを被検体として実験が行われ、その中でも群を抜いた能力を持っていたのがマーリンでした。脱走したマーリンメリオダスに救われ恋心を抱きますが、幼い自分を女と見てくれず、エリザベスの存在が邪魔だったのです

しかし二人を嫌いにはなれず、書物をむさぼり読んだマーリンは無限とも言える未知を生み出す混沌を復活させることができればきっと心の飢えを満たしてくれると悟ります。今までのマーリン言動も実は全て辻褄が合う伏線も回収されます

本気でエリザベスを殺そうとしたのかと怒るメリオダス、<七つの大罪>を集めさせたのもすべてこの目的のためだったのか問うと、湖の巫女は殺したいほど憎んでも愛することができる…それが人間ですもの…所詮彼女と他種族あなたたちとでは真に理解し合うことはできないのでしょうね…と宣うところでこの巻は終わります

まとめ

<七つの大罪>全員の力を集結して臨んだ魔神王戦、ゼルの分離にも成功し、究極合技でついに魔神王を消し去ります。お約束の二転三転挟みますが、ついにブリタニアに平和が訪れます

エスカノールはついに力尽きますが、想い人:マーリンへの愛を告げ、マーリンはキスをし唇を焦がしながらそれがエスカノールの生きた証だとそのままにします。完全にハッピーエンドに向かっていたかに見えましたが、ここからマーリンの真の目的が明らかになって来ます

根底にはやはりメリオダスへの届かぬ想いというものがあり、そのモテっぷり・人たらしがもたらした遠因とはいえ、混沌の王としてアーサーを蘇らせる等物語最終盤に至って未だ混乱してくる内容です。次回最終巻です‼41巻ではどんなお話が待っているでしょうか?

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