前回までのあらすじ
解散後何故影山が烏野に居るのか問うと、県内屈指の強豪校:白鳥沢には落ちたというのです。この幸運と共に、足りないピースが揃えばIHも見えて来ます。武田は伝説と言われる烏養監督と同名の人物に指導を依頼します
翌日影山の鬼ジャンプサーブが冴える中、正確かつ完璧なレシーブで返す天才が現れ、例の’’守護神’’西谷が復帰します…
烏野のエース・東峰旭
西谷は身長159cmなのです‼まるでゲリラ豪雨のような喧しさですが(笑)プレーは正確かつ静かです。するとエースの旭の事で怒り出て行きますが、日向にレシーブを教えて欲しいと言われ、リベロとしてコツを伝授します。澤村は西谷の存在感は大きく、居ると安心感があると信頼しています
エースに憧れる日向、’’最強の囮’’としてその役割は重要です。武田は烏野OBで名将:烏養監督の孫の繋心にコーチ就任を粘り強く交渉します。日向たちは旭に会いに行きますがかわされ、菅原が事情を説明します。どうやらエースとして徹底的マークされ潰された事が遠因のようです
武田はGW合宿の最終日に東京の古豪:音駒高校と練習試合を決めて来ます‼両校の勝負は’’猫対烏!ゴミ捨て場の決戦!’’と言われる程過去名勝負を繰り返していたようなのです。西谷は旭が戻って来ないのに勝ってしまったらエースとしての居場所が無くなってしまうからと辞退を申し出ます
日向たちは再度旭に会いに行き、挫折していてもエースとして戻って来て欲しいと請います。旭は練習を観に訪れ、澤村からも皆待っていると告げられます。音駒との練習試合の件を武田から告げられた烏養は過去の因縁から翻意し、ついにコーチに就任します
早速選手の実力を計る為に烏野町内会チームと試合となります。人数が足りない為西谷・菅原・そして旭が町内会チームに加わります
烏野町内会混合チームと練習試合
アップしながら旭は1か月前の試合の事を思い出します。伊達工の鉄壁ブロック相手に旭は心が折れボールを呼び込めなくなり負け、西谷と言い合いになります。翌日教室で更に言い合いになり揉め事を起こし謹慎となったのです。旭は吹っ切れ何度でも(スパイクを)打ちたいと思うよと告げ、西谷はそれが聞ければ十分ですと受け入れます
早速旭にボールを集め、重いスパイクを放ちますが月島の高いブロックに阻まれ、それを西谷が必死に繋げます。「もう一回トスを呼んでくれ‼エース‼」と煽り、菅原は一瞬プレッシャーが掛かる旭にボールを集める事に躊躇しますが、旭がボールを呼び、彼の得意な高めのトスを上げます
旭は吹っ切れ託されたラストボールを何度壁にブチ当たってもー打ち切る…打ち切ってこそエース‼と気張ります。重いスパイクはワンタッチを誘い加点、真の実力を発揮します。エースの輝きに感化され影山‐日向ラインも躍動し、この変人速攻に烏養も驚きながら納得します
影山の「圧倒的才能」に対して菅原‐旭は「信頼と安定」があるとし、この戦力に烏養はにやけます。並行攻撃を旭が沈め町内会チームが1セット取りますが、ブロックに来た日向のジャンプ力に驚かされます。逆に日向は旭のエースとしての存在感に憧れます
すると2セット目で旭渾身のスパイクを日向が顔面で受けてしまいます
GW合宿
試合が一時中断し、無事が確認されてから影山は日向がエースの存在感に嫉妬し集中力が乱れていると主張します。影山は敢えて日向で攻めると自己申告し挑発、当然日向は警戒されますが、日向は変幻自在の動きでブロックを翻弄しそこを影山がドンピシャで合わせ日向が加点します
この’’最強の囮’’としての自分の役割があるのにカッコ悪いと思うか?と影山は吹っ掛け、遂に日向は「思わない‼」と納得します。流石に町内会チームは老練で、ジャンプフローターサーブ等で混乱させレシーブの課題が浮き彫りになります
結局町内会チームが2セット連取しますが、烏野選手の伸びしろを羨ましがられ、烏養もコーチとして選手を’’選ぶ側’’つーのも色々悩むモンだよな…と自戒します。日向と旭はお互いを称え合い、旭の気の小ささが露呈します。チームとして形が出来、円陣を組んでシメまとまります
いよいよ合宿、東京から音駒がやって来ます。因縁ありつつ全国の舞台でなかなか両校は相まみえず、名将は勇退し両チームは衰退の一途を辿っていたのです。烏野の合宿用施設で日向はこどもを見かけ、それは実は西谷で髪を下ろしていた為勘違いしたのです(笑)
翌日ロードワーク中はぐれた日向は弧爪と出会い、2年でセッターだと分かり妙にドライなところがありますが自チームは強いと自信気です。一旦別れ、槻木澤高校で弧爪は音駒のセッターとして君臨、MBの黒尾は弧爪を音駒の’’背骨’’で’’脳’’で’’心臓’’だと豪語、練習試合が始まるところでこの巻は終わります
まとめ
烏野の’’守護神’’西谷に加え、エース旭の登場で更に戦力がUPする烏野、二人の喧嘩の原因も語られます。エースとしての責任と重圧に潰れた旭は自信を失い、何度でも拾ってやると意気込む西谷と対立していたのです。お互いが嫌いだからという理由ではない為、微妙な構図となります
大柄ながら小心者で繊細な旭は本心ではやはりバレーを愛する気持ちが人一倍で、日向等の後押しもありコートに戻って来ます。烏野町内会チームと練習試合となり、西谷・菅原・旭の実力も分かって来ます。熱心な勧誘に心揺れた烏養はコーチとして烏野の陣容の豊富さに目を瞠ります
ただレシーブ等課題も多く、まだまだ修練は必要です。IHに向けて恒例のGW合宿をする事になり、’’猫対烏!ゴミ捨て場の決戦!’’と言われる程過去名勝負を繰り返していた音駒高校を招く事に成功します。練習試合の前にセッターの弧爪と出くわす日向、運命の出会いとなります
欠けていたピースが揃い、元々粒ぞろいだった烏野に月島の高さ、天才:影山のトス、そして日向の’’最強の囮’’が融合、その伸びしろが楽しみで仕方ありませんね!4巻ではどんなお話が待っているでしょうか?
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