「マイホームヒーロー」20巻の深まる謎とクライム・サスペンス~窪の無差別テロを阻止しろ!3つのヒントから窪の居所を導く為に哲雄奮戦…窪と哲雄を捕まえると零花決意表明~

前回までのあらすじ

回想で7年前命からがら生き延びたキエと2人、その後事実上の養子とし育てますが、2人はへの憎悪を忘れず外で連続殺人に手を染め、流れから零花は’’を殺害する’’という共通目的の為に哲雄は2人と手を組もうとしていると読みます

零花はカルトのやり口を熟知しておりキエの言葉に乗る気もせず、手詰まりになり一旦解散とし恭一を家まで送ります。2日後海辺で目隠しをされた男が横たわっています…

窪の無差別テロを止めろ!

その男は哲雄戸島達に保護されます。書類送検は免れない中、哲雄と船上で会ったと言い、7年前の再戦をしよう、テロを起こすから警察と「力を合わせて止めてみろ」と言われたと…まず一つ犯行予告を行い、そのテロを防げればヒントをやると言うのです

全てのヒントを合わせるとの居場所の情報になると言い、まずは「角菱かくびし不動産ステラズマンション2の6 枡野ますの」で制限時間は25日の24時です。渡辺哲雄が英雄視されていようが遅れを取るようなら警察は必要ないと気張ります。戸島は虱潰しに捜索し、暗号の線も洗いますが解けません

戸島哲雄ありきの問題なのだと説き、7年前のとの会話から推理小説の線で国会図書館に向かおうとすると零花が現れます。零花村の2人ヲハ明砂の写真の提供を迫りますが、哲雄はとぼけており零花は身内の為捜査から外されており、哲雄を逮捕出来るなら誰でもいい、全力で動くと強気です

零花哲雄延人を殺したか問えませんでした。国会図書館で例の推理小説がみつかり、内容からマンションの貯水タンクに毒を混入させる無差別殺人が描かれており、その時代の地理から星川マンションと特定しますが外れです。渡辺哲雄を信用しておらず、哲雄戸島と動く事になります

他の2つの候補も外れ、見方を変えミウラホテルの近所で6階以上と条件を変え再度調べると早速引っ掛かり不審物を発見します

暗号の謎を解け!

電話があり、液体の中身は青酸ソーダと判明、はあくまで哲雄と話したがり、解決報酬の’’ヒント’’3つ全て解けばの居場所に行き着くとし、ヒント1は「本庄児玉ICインターチェンジの’’カーブのキロ’’を確認しろ」だと言います。さらに2つ目のテロは「もしもし?マチダゴシミ先生のお宅ではありませんか?」「違うよ、電気屋だよ」というものです

テロ実行は4日後の14時と言い電話は切れ、渡辺哲雄を誉めつつ戸島には哲雄を信用していないと非情です。様々な痕跡を洗いますが何も出ず、執念で粘着テープからの指紋が出ます!零花は電話で恭一と話し哲雄は全てを懸けて「を殺す為」に動いていると確信します

哲雄小沢に電話で村の2人の身元を掴んだのに警察に黙っていた事に零花が気づいたと言い、制限時間リミットが迫っていると悟ります。零花榎木に迫り、テロがの仕業だと断定します。戸島哲雄はヒント1を踏まえ2つ目の犯行も同様に推理小説では?と調べ元ネタと暗号からあらゆる可能性を模索します

2日経ち、哲雄は品川の火力発電所に目を付けます。発電所は4日前落書きされており、映像から数字と爆弾と推理します。線で結んだ先には脱硝装置があり、外れで推理し直し、アルファベットに置き換え「法則ルールに従え」と導き出します

零花の決意

線上を逆に伸ばしそこは取水口で最悪発電機が停止する可能性もありこれがテロだと断定します。カメラに犯人らしき者も見られ、潜って調べると黒い箱を発見、中には水を吸って膨れ上がる物が入っており、哲雄は危険にも臆せず飛び込み土嚢の中身が給水ポリマーだと判断、冷却水の管を詰まらせる手筈だったと解きます

土嚢袋を調べていくと封筒がありヒント2の暗号文が書いてあります。歌仙はホテルに籠りに困っており、零花は別件のホームレス事件を捜査後ホテルへ行き恭一と会っていると打ち明けます。事情を把握した零花は7年前に何があったか悟り、歌仙哲雄がどんな選択をしても味方になると健気です

零花は弱い親と言う歌仙がむしろ強過ぎで、大抵の親だったら簡易に終わっていたものをここまでの大事にまでして守ってくれた事から哲雄を止めと共に捕まえるという形でしか愛を返せないと謝るところでこの巻は終わります

まとめ

今巻は一転謎解き要素が入って来ます。は無差別テロの犯行予告し、阻止してヒントを手に入れろと投げ掛けて来ます。渡辺哲雄の事を信用しておらず、警察の組織力を重視しますが、結局哲雄戸島コンビが謎を解いていくのが爽快です

推理もので出尽くした感のある暗号も、哲雄の推理マニアぶりと漫画という手法からクライム・サスペンスに彩りを加え面白いです。リミットがある為急がなくてはならず、解くと意味深なヒントがまた混乱を呼び正にの掌で転がされている感がありますが、哲雄の明晰ぶりが光ります

零花は7年前の事情も全て悟り、元はと言えば延人のDVからだったのがここまでの大事となり、普通の親では到底成し得ない鉄の絆を感じ、に加え哲雄も捕まえると歌仙に決意表明します。今まで本当に様々な出来事ありましたが、いよいよとの直接対決が迫りつつあります…21巻ではどんなお話が待っているでしょうか?

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