「マイホームヒーロー」23巻の深まる謎とクライム・サスペンス~苦悶する哲雄に2人目の子が産まれ…小沢と共闘し入念に準備する哲雄の執念実る!あの武の象徴:窪を因縁のチェーンソーで両断~

前回までのあらすじ

7月1日午後7時過ぎ、見失った零花達に哲雄から電話があり、戸島の身柄はこっちにあると脅し、指定した場所で君達が「ずっと見たかったモノ」が見られると誘導、あきる市のとあるアパートに侵入すると冷凍庫があり、中を開けると零花達は震撼します!

ここで前巻のラストに繋がり、志野が言い争い2人は喧嘩別れし、が単独となり哲雄は仕留めるチャンスは不意を突ける一発目にかかっている、絶対に外せないと銃を向けます…

哲雄に2人目の子が産まれ…

確実に不意をついたはずなのにに避けられ、哲雄だと気づかれます。回想では入院中の哲雄小沢が会いに来て、哲雄を煽っていました。哲雄は職場復帰してからも幻覚等で悩み、平穏な日は無かったのです。当時哲雄は毎日歌仙と求め合い、利己主義的な自身の計画のせいで180人もの命が奪われた事件の真実を知る唯一の2人です

思いがけず歌仙は妊娠し、産むからと決意固く、哲雄は更に幻覚に怯えながら最早心は動かないと思っていましたが、我が子を抱き一発で治ってしまいます。僕に喜ぶ権利が残ってるなよ…と涙します。仕事もあるので夜担当は金土の週2日、睡眠は削られるものの適度の疲労が崩壊寸前だった心を平穏な日常に繋ぎ止めてくれます

あれから2年が経ち、小沢は自分の復讐しか頭にない中お互い目的は完全に一致しており、’’有能’’な小沢を利用し一室にPCを10台揃え志野の痕跡をSNS等膨大なデータから目視及びAI認証等駆使し、哲雄は中東の優先順位を上げ、「日本人渡航禁止区域」を注視させます

哲雄は音声動画を担当し、言語を覚え数か月後イラクから投稿された動画に目を付け右足を引きずってる男がおり、例のトラバサミの後遺症では?と疑い投稿された個人のSNSがアフィーフというイラク在住の独身の男と特定、そのアカウントに接触します

七年越しの邂逅

哲雄イラクと日本の間に犯罪人引渡条約がない事から距離がある内はお互い手出し出来ないので日本に戻って来るようならその時はを始末すると決めます。哲雄は自宅に赤外線カメラを設置し小沢に見張って貰う事にします。当時から零花は犯罪者は許さないと決めていました

小沢はガスガンを改造し殺傷力を強め、その1年後零花は大学卒業・警察学校に入校し時は過ぎていきます。6年が過ぎ射撃の練習に余念のない2人、アフィーフからの情報からUAE経由で石油タンカーに乗り日本に向かう事を知り特定、ついに港でを発見し銃を撃ちますがかわされてしまいます

人生最高だったあの日⇔人生最悪だったあの日…をもう一度⇔終わらせると凄む2人、は撃たれたと思いきやそれは服だけで巧みに回り込み銃弾を受けながら哲雄に会心の一発を食らわせます。哲雄を追い込みながら何故行方が知れたのか…哲雄アフィーフの彼女・・・・・・・・だったと悟ります

哲雄は180人を共同作業でまで巻き込んで殺してしまった責任→を殺さないと前に進めないとし、は正確には20人は自殺幇助ほうじょで「チャレンジ企画」で「殺しの記録」じゃないと命を軽く見ており、哲雄と価値観が徹底的に異なります

哲雄・小沢の執念の復讐、叶う

そこに小沢が現れも把握、哲雄を盾に取り7年前復讐の鬼だった小沢がただの世捨て人に見えるという催涙スプレー唐辛子スプレーを投げそれを銃で撃ち破裂、の傷口は燃えるように痛み哲雄を離します。その隙に小沢の銃弾が2発背中に決まり、小沢がリュックを哲雄に渡すとが階段を巧みに使い膝蹴りし銃を奪います

小沢に3発目でやっと当て、哲雄はチェーンソーを振りかぶりが銃口を向けますが指が動かず腕を斬られます!小沢は弾を抜こうとしており、は弾に毒が入っていたと悟ります。それはテトロドトキシンで初期症状として手足の痺れが始まるのです

にトドメを刺し、ついに哲雄のミッションは終わり小沢と抱き合います。哲雄の死体がまだ使いみちがあると案があるのです。前巻のラストの7月1日現在、零花恭一が冷凍庫を開け、そこにはの死体があり哲雄おびき出す為にテロ未遂をやっていたはずなのに…と戦慄するところでこの巻は終わります

まとめ

今巻も回想中心の構成となっております。前半は哲雄の苦悩の日々と小沢との執念の復讐劇への準備が描かれます。逃げ場のなかった哲雄を救ってくれたのは唯一の理解者:歌仙で、何と2人の間に新たな子が産まれ、リスクも当然ある中育てていく事に決め哲雄は幾分救われます

小沢というブレーンがいる哲雄はハイテク機器で達の消息を追い、イラクに滞在している事を発見、アフィーフの彼女としてSNSで情報を収集、見張っていました。ここまで執念の追跡に、それだけ2人にとってが憎むべき・絶対に許せない男だった事が察せられます

足の怪我もあり手負いとはいえあのですから真正面から彼を倒す等無謀です。2人で追い込み、秘策として毒入りのガスガンを放ち彼の銃の精度が落ちているところを見逃さなかった哲雄、因縁のチェーンソーでトドメを刺せます!これであの悪の元凶:を亡き者とした訳ですが、まだ終わりません

前巻で哲雄零花達をあるアパートに引き入れていましたが、彼女達にの死体を発見させるのです!哲雄の真意とは何なのでしょうか?24巻に続きます…

コメント

タイトルとURLをコピーしました