「【推しの子】」2巻の深まる謎と芸能界の光と影~アイドル志望のルビーに厳しい現実…有馬と再会、「今日あま」でアクア怪演で高評価!有馬苺プロ加入、鏑木に接触のアクアは次のステップへ~

までのあらすじ

アクアは事件に執拗で、犯人は死んだものの情報提供者がいるとし、僕達の父親は「芸能人どうぎょうしゃ」の可能性が高いとし、復讐の為五反田に育てて欲しいと請います。幼年期は終わりアクア復讐劇ものがたり・第二章 芸能界が始まります…

アイドル志望のルビー

某大型アイドルグループ追加メンバーオーディション応募総数13万6114人・応募要項14~20歳女性ルビーは第2審査合否待ちで、アイのようになると夢を語りますがアクアは現実的です。薄給・30歳前定年・ファンの監視・業界生存率の低さ等コストとリターンが見合ってない仕事なのです。アクア五反田に弟子入りし何してるか教えてくれません

苺プロは社長失踪でミヤコが後を継ぎB小町はアイ死去後2年で解散、現在はネットタレントのマネジメントで成り立っています。ルビーは結局落選し、皆アイみたいにいく訳じゃないです。ところが落選の電話は実はアクアの根回しで辞退としており、アイと同じ轍は踏ませないと過保護が過ぎます

するとルビーは地下アイドルにスカウトされ浮かれ、アクアは今度はスカウトとして苺プロに女の子ららちゃんを招き、地下アイドルの実態を探ると月収10万いかない程度で内情もごたごたが多いです。それでもルビーは夢を追うと気張り、なら苺プロで十数年ぶりに新規アイドルグループ立ち上げするので事務所に入れと諭されます

アクア五反田の元で映画製作の手伝いをしており、ルビー芸能科と高校は一緒なもののアクアは一般科です。アクアアイの復讐に燃えており、芸能人に直接接触出来るポジションを得る必要があります。五反田は40半ばですねかじりですが都心に広い実家あると出るメリットないとクリエイターあるあるです

陽東高校は中高一貫で日本でも少ない「芸能科」のある学校、面接も無難にこなすと例の有馬かなと再会します!シスコンのアクアルビーが心配で一般科受けたとすると「きっも」と毒づかれます。有馬アクアへの距離の縮め方がヤバく五反田の元に連れて行くと夕食をもてなされます

アクア、「今日あま今日は甘口で」に出演

一応芸能の道にいるアクア有馬は「今日は甘口で今日あま」という名作少女漫画原作のドラマの端役をPプロデューサー鏑木に掛け合ってみると言われ逡巡します。アイの残したスマホのパスワードが分からず4万5千510通り目実質4年でパスを開けそこに名のあったのが鏑木なのです

アクアは即決し、ついに鏑木と接触します。「今日あま」は最近出来たネットTV局制作のドラマで全6話中3話まで放送、アクアの出番は最終話に出てくる悪役です。ドラマを観てみると残念な内容で、有馬に聞くと大分妥協してやっているようです…演技力を出し過ぎると逆に浮いてしまいます

原作者が現場に来た時の失望した顔はきつかったとし、役者業の儚さを語り来週オンエアで撮影は明日です!有馬アクアの演技力をかっています。台本を読みながら裏方の優秀さとヒロイン有馬はバリバリの実力派でアクアはやりようがあると感じます

ロケ地は1日しか確保できず雑なスケジュールに呆れますが、主演のメルトは素っ気なく、アクア鏑木アイの死に関わった可能性があると目を付けます。アクアはヒロインを付きまとうストーカー役でなんの因果か…と複雑です。アクアの演技はなかなかで、有馬も10年ぶりの大仕事に気合入っています

実力が評価された訳ではなく有馬の使い勝手の良さでの抜擢のようで、鏑木の吸い殻を手に入れたアクアはせっかくだから滅茶苦茶やって帰るかと気張ります。有馬は原作屈指の名シーンもメルトのフォローしきれない下手演技に血の気が引くとアクアが会心の演技を見せます

アクアは演出意図・構図・テンポ全部に意味があると場を作り有馬は上手く泣き本気の芝居で良いが撮れます

有馬、元天才子役→アイドルの道へ

「今日あま」作者はドラマ化に「過度の期待は絶対するな」と肝に命じつつ最終回の出来の良さにドラマ化受けて良かったと涙します。最終回だけ熱烈な賞賛を受け、ドラマの打ち上げパーティーで作者有馬に感謝を告げ、鏑木アクアを評価、吸い殻を検査し血縁ではない事は分かっています

アイとの関係性を探ると事務所に内緒で男の子と会う時とか良いお店を紹介したりしたと語っており、その情報と交換条件で恋愛リアリティーショーに出る事になります。無事陽東高校に入学した双子に有馬は先輩風を吹かし、芸能科の顔面偏差値のレベルの高さにルビーは驚きます

巨乳の寿ことぶきみなみと早速友達となり、更にマルチタレントの不知火しらぬいフリルまで同じクラスです!アクアみなみフリルに認知されており、ルビーは屈辱で早くアイドルになりたいのです。アクア有馬をアイドルグループに勧誘しようと言いだし、放課後呼び出しルビーは一緒にアイドルやりませんかと誘います

アイドルの現実を知る有馬ルビーという原石と天秤にかけ断りかけますが、アクアに説得され苺プロへ加入となります。元・天才子役のアイドルに変わっただけと前向きに考える有馬アクアが「今からガチ恋始めます」出演で第3章 恋愛リアリティーショー編が始まるところでこの巻は終わります

まとめ

アイドル志望のルビーはオーディションを受けますが、アクアの根回しで不意にします。アクアルビーアイの二の舞になって欲しくなく過保護が過ぎます。それでもアイドル界の現実をリサーチし、ミヤコの苺プロでなら目も届くとルビーのアイドルへの道を見守ります

昔で言う堀越学園のような陽東高校に進学した双子、ここで久しぶりに有馬と再会し、流れで「今日あま」にアクアが出演する事になります。Pが鏑木アイの関係者である事から即決したアクア、血縁ではありませんでしたが、アイに繋がるヒントを得て怪演で有馬の演技を引き立てます

役者には場の空気に応じてレベルを合わせる等の適応力も求められ、非常に特殊な仕事と言えるでしょう。特に原作実写化ものは原作ファンが納得の行くキャスティング・演技が求められ、悩む有馬アクアが導き結果最終回は好評に終わり作者も喜びます

この実写化は毎回物議を醸し漫画界・ドラマ・映画界では切っても切れないものとして良く話題となりますが、最近はその辺も大分クオリティーが上がっています。それでも下手すると炎上の元にもなる為、ヒットとは諸刃の剣なのが難しいところでしょう

鏑木と接触したアクアは更に情報を聞き出す為に何と恋愛リアリティーショーに出演が決まります!ルビーと共にアイドルの道へと進む事になった有馬と共に、先の読めない展望ですが、根底にはアイの復讐を誓うアクアの暗躍があるのです…3巻ではどんなお話が待っているでしょうか?

コメント

タイトルとURLをコピーしました