前回までのあらすじ
更にテコ入れプランその2でオリジナル楽曲を作ろうとMEMちょ、「B小町」の楽曲を多く手掛けてたヒムラに依頼していますが先月末の締め切りがあがってきてないとミヤコです。ゆっくりしている暇はないと催促の電話をするとヒムラは塩対応で45歳を迎え既に書きたい物が無くなっていたのです
そこにルビーの熱い動画が届き、クリエイターというのは単純なものでこれで火が付き作品を届ける相手の顔を見るだけで傑作書いたるかと気合が入ります…
アイの墓に現れた謎の男
舞台も終わり腑抜けたアクアは渋々宮崎に同行する事になり、父親を捜す目的を失った今…あかねを手元に置いておく必要も無くなります。あかねも慰安旅行に誘い、じっくり話を…と言うと別れ話だとあかねは察しが良いです。例の歩道橋でここで助けてくれたのは何も打算なんて無かったと知っています
あかねも恋愛感情があるか自信なさげで基礎飛ばして応用からやってる気分だとし、アクアが抱えてるものを少しだけ預けられる人が必要だと思って…と健気です。アクアは500万使って見境なしにDNA検査を百人近く行い、異母兄弟が見つかりやっと解放されて自分の人生を歩めるとし、あかねは逡巡し一旦別れます
ルビーは墓参りし、そこに「流石君と僕の子だ」と現れる男がいます!アクアの買い物に付き合う約束の有馬は服装で揉め遅れて到着、アクアは手際がいいです。白のキャリーバックを買い、人気店に予約済みで手慣れておりアクアは金持ってるアラサーの業界人のようです（笑）
あかねとの事は次会う時答えを出すとし、有馬は恋愛の自由は基本的人権よとアイドルが言うセリフじゃないです。完全お持ち帰りコースでしたが、普通に家まで送られる有馬でした（笑）
「B小町」のMV撮影
「B小町」の新曲が出来上がり、MEMちょは映像クリエーターのアネモネに「スターT」と共にまとめてMV撮って貰う事になります。宮崎にあかねも行く事でルビーはテンション上がり、有馬は闇落ち、MEMちょはどっちを応援したら…と複雑です
なんの因果かまた宮崎にやってきた双子、「B小町」はMV撮影に忙しい中アクアは病院に行きたいと生まれた病院＝ゴローの古巣に赴きます。アクアは15年という歳月でゴローが失踪し退職扱いになったと知りゴローの死体を探します。ゴローは祖父母の家で育ちさりな同様母を得られなかった2人が転生しアイの子となるのです
MVは踊りパートとドラマパートがあり、オフショットも大事です。結構スタッフも多く全体で500万以上掛かってるとは有馬です。地下アイドルだと50万位もあり得るようで格差が凄いです。MEMちょは撮影後回しで未成年じゃないのでド深夜に撮影出来ちゃうとゲス顔です（笑）
着飾った有馬に元ファンの反転アンチって一番面倒だなとアクア、衣装に及第点と素直じゃありません。有馬の演技が良くなった理由が「私を見て」ってずっと叫んでるとあかね、有馬とのデートをこれからは一度の炎上が致命傷になると釘を刺します
一区切りついたアクア、今度はあかねを守りたいとキス
未成年組は解散となり、ルビーは宿のカギをカラスに奪われます。土地勘のあるルビーは歳の差っていくつまでイケるかあかねに問い、未だにゴロー一筋です。約束の16歳になったルビー、カラスが祠に現れ裏に空間がありそこにゴローの白骨死体を見つけます!
他殺体だと判明、アクアはあかねに見つけて欲しくて仕向けた風でもあり、あかねはこれでちゃんとさよなら出来ると涙すると、復讐は終わった、死体も見つけた、今度は俺があかねを守りたいとキスします
散々な一日を終え翌日は外ロケ、MVは季節感ガン無視で演者は肉体労働なのです。アネモネは有馬の「何かする」が出来ている必死さに「可愛い」と推せます。ルビーは不気味な子からゴローの失踪とアイが子供を産んだ日が一緒で病院の周りに大学生位の男と中学生位の男の子がいたと語られます
犯人は2人組、大事な2人を奪って…許せないと涙します。MVの撮影も終わり温泉であかねは色々あった今回の事を振り返り、主演映画も決まり有馬は羨ましいとし、あかねはもう恋リアじゃないもんとハッとします。布団でルビーはあかねにアクアが役者になった理由を問い会いたい人が芸能界にいるからと言い深くは敢えて語りません
荒立神社でお参りし、それぞれの願いが交錯する中、今回のMVは大きな注目を浴び新生「B小町」の知名度が大幅に上昇する契機となり、半年が過ぎそれぞれの活動が大きく動き出す第七章 中堅編が始まるところでこの巻は終わります
まとめ
様々な伏線が張られている【推しの子】、今巻ではアイを死に追いやった主犯（実行犯は別）と思われる男が墓に現れたり、「B小町」」のMV撮影先で不気味な子が現れたりと今後の布石となります。何の因果か宮崎に再訪した双子、そこで失踪していたゴローの死体を見つけるのです!
アクアにとって復讐の仇の死やゴローの死体等から生きる目標を見失っており、今度はあかねを守る番だとキスします。ずっと復讐の為に暗い影が付きまとっていたアクアですが、今回の宮崎慰安旅行は少し気が晴れる場面もありました。ただ、先述の通り真の父親の存在が不気味です
アイドルのMV撮影風景にも迫り、季節感ガン無視の過酷な撮影、未成年者の深夜労働禁止等色々なトピックスもありますが、有馬は「推せる」演技で際立ちこのMVで一躍「B小町」は有名になりそうです。芸能人として板について来た第七章 中堅編ではどんな展開が待っているのでしょうか?9巻に続きます…
おまけ
【推しの子】のアニメ2期は2.5次元舞台がメインとなり、より掘り下げた内容となっており、多くの人を舞台世界に誘う作風となっています。ED主題歌の羊文学の「Burning」が名曲です
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