『進撃の巨人』16巻レビュー|人類の王、レイス家の謎が明かされる!

「進撃の巨人」16巻のレビューです

進撃の巨人 attack on titan16巻【電子書籍】[ 諫山創 ]


囚われのエレンとヒストリアの前で人類の王ロッド・レイスがレイス家の秘密を語ります

これまでのあらすじ

全兵団が寝返りエルヴィンのクーデターは達成されました

エレンは鎖でつながれており、ロッドとヒストリアが触れるとエレンは巨人化して父のグリシャを食べて巨人化能力を得たことを思い出します

16巻の展開

ロッドによりエレンの父グリシャが犯した罪、そしてレイス家の秘密が語られます

リヴァイたちはエレンとヒストリアを助けに敵地に潜入し対人制圧部隊と死闘を繰り広げます

レイス家の秘密

人類の支配者レイス家ですが、それはある巨人の力を受け継ぐ一族でした

その巨人は100年前に巨大な壁を築き、そして人類の記憶を改ざんします

しかしそれは大多数の単一民族にしか効かず、少数の独立した民族には効きません

その独立した民族は王に忠誠を尽くせば貴族となり、そうでなければ迫害されます

その迫害された一族がアッカーマン家と東洋の一族でした

レイス家は巨人になる薬で巨人になり先代の王を食べることでその力と初代王からの記憶を継承します

しかし5年前にエレンの父グリシャが先代の王フリーダを食べ、そしてグリシャがエレンに食べられたため、現在その力はエレンの中にあります

ですがエレンはレイス家の血が流れていないためその特別な力は使えないのでした

神が望む世界

レイス家に受け継がれる力を使えば巨人を根絶やしにできます

しかし今までの王は誰もそれをしませんでした

それは初代レイスの王は人類が巨人に支配される世界を望んだからです

その力を受け継いだものは初代王の思想に支配されて巨人を止めようとはしなくなります

ロッドは初代王からの記憶と巨人の力を受け継ぐものこそが全知全能の存在、つまり神だと言いました

新たな神になろうとするヒストリアでしたが、その時脳裏に思い浮かんだのはユミルの姿と言葉です

かくしてヒストリアは人として生きることを選びました

その選択は人類を危険にさらしますが大きな可能性もあることでしょう
最後に
個人的に見て欲しいところは


ヒストリアとフリーダの関わり


リヴァイ班VS対人制圧部隊


ミカサ、ケニー、リヴァイの共通点


ロッドをこきおろすケニー


父親を投げ飛ばすヒストリア


選択を任され決断したエレン


というところです

エレンの父グリシャが犯した罪

それはエレンに受け継がれています

自分の存在こそが人類が巨人に苦しめられる原因だと知り涙するエレンが哀れでなりません

しかしそれゆえにラスト、仲間に選択を任され決断したエレンの姿がとても神々しく見えます

その選択の結果は次回明らかになるのでした

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