「銀河英雄伝説(藤崎竜版)」35巻の数々の激戦と成長譚~最終巻!満身創痍のユリアン、ラインハルトに意義を説き和平を勝ち取る!オーベルシュタイン最後の仕事は地球教徒撲滅…二五歳で全てを全うしたラインハルト、逝く~

  1. 前回までのあらすじ
  2. ユリアン、戦闘停止を勝ち取り意義ある戦いに
  3. オーベルシュタインの最後の仕事
  4. 伝説が終わり歴史が始まる
  5. まとめ
  6. 終わりに
前回までのあらすじ

ヤンの醜態をいくら奇蹟のミラクルヤンでもどじ・・が過ぎたなと悔い、あの二の舞は避けたいのです。誇り高き薔薇の騎士ローゼンリッター鬼の隊長として道を塞ぎます。親衛隊隊長キスリングは素早く、ポプランは毒霧を見舞い彼に任せ2人ユリアンマシュンゴは先へ進みます。挫けそうになってもヤンの顔が浮かびユリアン満身創痍です

マシュンゴが死を覚悟して血路を開き何とかユリアンは艦橋に赴き、そこでラインハルトが待っています…

ユリアン、戦闘停止を勝ち取り意義ある戦いに

シェーンコップ我が隊ローゼンリッターを誇り油断していると後方から斧を投げられ負傷、ジングブーベル軍曹に芸を見せてやろうと誰が最後に倒した相手と言う名誉を背負うのだと致命傷でも蹴散らし、階下から何かを見上げて死ぬのは好みではないとローザカリンの母を想い逝きます

ボロボロのユリアンを敢えて自力で我が元に向かわせるラインハルト、民主共和主義者は皇帝カイザーに屈する膝を持っていないと気張り立ったまま御意を得ます。ユリアン意義を説き卒倒、ラインハルトメックリンガーに医師を呼ばせミッターマイヤーに戦闘停止を命じます

ユリアンは気付くとカリン達がおり、2人シェーン~・マシュンゴの死を知りカリンお父さんシェーン…と涙します。メルカッツ戦死もシュナイダーは生きており、四割以上の戦死も意義ある戦いでした。ビッテンフェルトは荒れミッター~は天上ヴァルハラに旅立った盟友にまだ皇帝をお連れしないでくれと願います

オーベルシュタインヒルダ皇帝亡き後のまつりごととは?と問い平和の時代を守り抜くと言われ御意のままにと忠誠を誓います。ユリアン皇帝に同行してハイネセンへ行く事になりシュナイダーは目を覚ましメルカッツの遺品をオーディンの家族に渡しに行きます

六月一三日ルビンスキーが自ら生命維持装置を外しハイネセンの無数の極低周波爆弾が爆発、ビッテン~が皇帝を担ぎ出しますがメック~は美術品が失われた事を呪います…「ルビンスキーの火祭り」から一週間後、皇帝ユリアンは正式な対面をし立憲政治の意義を説きフェザーンに帯同する事になります

オーベルシュタインの最後の仕事

六月二七日恒星間飛行を試みユリアン皇帝にイゼルローンの放棄と拠点をハイネセンとする事を許され「皇帝病カイザーリッヒ・クランクハイト」の症状は進み意識を失う事が多くなります。ヴェルゼーデ仮皇宮は厳重な警備でアンネローゼを見かけポプラン逝きそうです(笑)

オーベル~は地球教を銀河帝国の国教とすると持ち掛け、仮皇宮の詳細な見取り図をド・ヴィリエに渡します。案の定地球教徒は群れを成して大雨の中現れ出口の皇帝寝所にはオーベル~が待ち構えます。オーベル~は総大主教猊下の幻を見せドミニカの裏切りでド・ヴィリエの野望が明らかになります

ド・ヴィリエが発砲するとゼッフル粒子で爆発し死亡、通路の蓋はフェルナーが閉じ侵入した地球教徒をアンネローゼ達が身を挺して防ぎビッテン~も続きます。帝国・同盟関係なくかけがえのない何かの為に戦いオーベル~は死に際愛犬にちゃんと鳥肉をやってくれと遺言で死に絶えます

オーベル~はラインハルトを敢えて囮とし地球教徒根絶を誓ったのです。これ以降地球教による破壊行為は二度となくなります

伝説が終わり歴史が始まる

夢を見ていたとラインハルトにもう充分見たと満足し例のペンダント=キルヒアイスをお返しすると渡しヒルダに遺言で六人の上級大将ミュラービッテン~・メック~・ワーレンアイゼナッハケスラーに帝国元帥の地位を与えよと摂政として行うよう指示します。彼等にミッター~を加え「獅子の泉ルーヴぇンブルンの七元帥」と称されます

エヴァと子も現れ皇帝アレクに友人を作っておいてやりたいとフェリックスは手を握り離させると大泣きです。全てをヒルダに委ね二三時一〇分「宇宙を手に入れたら…皆で…」と最後の言葉を残し二五歳で崩御、治世は満二年余という短期間でした

ヒルダは病死ではなく命数を遣い果たして亡くなったと説きカリンはハイネセンのあるバーラト星系は民主主義の手に残るとし、ユリアンは500年の歳月を懸けてたったそれだけ勝ち取ったのです。ポプランは組織を離れて自由な道へ旅立ち、老人になったら再会しようと誓います

ユリアンは政治指導者にはならず歴史家志望、カリンとはずっと一緒に歩みます。精神科病院ではベーネミュンデ2人アルフレットシューマッハの出迎えでエルウィン・ヨーゼフを連れて旅立ちます。ミッター~はフェリックスが喋ったと喜び、星を掴むのでお前もか…と感慨に耽り伝説が終わり歴史が始まる所で銀河英雄伝説は終わります

まとめ

決死行でラインハルトの元に辿り着けたユリアン、何とか和平を結び彼等の流した血は無駄にはなりませんでした。ラインハルトは命数を使い果たし、その偉業と情熱はいつまでも歴史に残る事でしょう。二五歳でここまでの事を成し遂げた彼は本当に非凡で稀有な存在です

最後まで裏方・悪役ヒールを買って出たオーベル~、地球教根絶という使命を果たし愛犬を思いやる姿は何かもの悲しくもあります。名優が多く死に正に銀英伝らしい結末ですが、残されたものの未来は明るく希望も見られます。ユリアンが歴史家志望なのもヤンの影響大です

このようにスペースオペラと呼ばれる程壮大な物語も主人公=ラインハルトの死で終止符を打ち、その後も多くのクロスメディア展開が行われる超人気作として未だ人気なのも納得がいきます。帝国と同盟・フェザーンという対比が見事だった銀英伝歴史に残る傑作を漫画で描き切った藤崎竜先生、お疲れ様でした

終わりに

如何だったでしょうか?銀河を瞬く英雄たちの冒険活劇、政治的思惑や各諸将の軍事的戦略・駆け引き等を2大勢力と主人公という対比構図で描き切りアニメ・新アニメ等クロスメディア展開が盛んなのもそれだけのファンがいるという証です。また英雄達に逢いたくなりますね!ここまでお付き合い頂き有難うございました

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