翔真が大阪に帰ってから、霧島の様子がおかしいことに気付いた吉野
その様子が上京当初の頃に似ている事から「自分は飽きられたのか?」と勘ぐります
そして、時々霧島からの鋭い視線を感じる事も気にしていました
後日、自室のある離れで衣替えしていた所に霧島が荷物を届けにやってきます
「荷造りでもしてるのかと思った」と言う霧島の目には殺気がこもっていて…
3巻の注目シーン3選「このマンガがすごい!2019 オトコ編」に8位でランクインし、まだまだ勢いの止まらない今作
そんな話題作の最新刊の見所をご紹介します
① 嫉妬を覚える霧島
翔真との対峙から態度の変わった霧島
自分にぶつけられる鋭い視線に殺気がある事に気付いた吉野は「何が気にいらないのか?」と霧島に問います
「吉野に気に入らない所なんてない」と答える霧島に、「翔真の事か?」と吉野は質問を変えます
「自分と翔真が付き合っていたらどうする?」と尋ねる吉野に「構わない」と霧島は言います
しかしそれには条件があり、全て自分の目の前でやって欲しいという事でした
「飴と鞭とは言うものの、自分だけが吉野に惚れていて吉野には叶わない だから自身は柱に縛り付けていいので、全て終わった後相手の男を自分が殺して飴と鞭の帳尻を合わせるのだ」と
霧島のぶっ飛んだ理論に引きながらも、吉野は「翔真に嫉妬しているのか?」と質問を続けます
それに対し、「それは考えたことがなかった、嫉妬で頭がおかしくなりそうだ」と真顔の霧島
矛盾だらけの霧島に信じられないと言う吉野に、霧島がした提案は…
作者さんが「霧島が本当の意味で吉野を好きになる」とお話していた回です
霧島の提案に対する吉野の答えも見所で、いい意味で吉野らしくて霧島が惚れ込むのにも頷けます
② 霧島と蓮二の会話
毎年恒例の夏風邪を引いた吉野
病院嫌いの吉野は、医者に連れていくと学校を休んで看病を買って出ようとした霧島をはねつけ、家で休む事にします
心配する霧島はヨーグルトや解熱剤を渡し、「連絡は最悪返さなくてもいいから既読はつけて欲しい」と頼みながら、学校に向かいました
しかし、霧島のいない間に吉野の病状は悪化
霧島も全く既読にならないLINEを見て、事情を察して早退します
そんな霧島の元へ仕事の相談が来ました
「早く吉野の元へ行きたい」と言いながらも、仕事を終わらせ、霧島は急いで家に帰ります
帰宅した霧島を待っていたのは、40度近い熱を出してうなされる吉野
霧島は、朦朧とする吉野を抱き抱えて病院に向かうのでした
翌朝、体調の回復した吉野は隣に霧島がいる事に気付きます
経緯を語る霧島に、迷惑を掛けたと頭を下げます
付きっきりの霧島が寝ずの番だったことを知った吉野はその理由を尋ねるのですが、「俺が吉野を好きだから、俺を最大限苦しめるためには俺が殺される前に吉野を殺すだろう」と霧島は答えます
ともあれ熱が下がったのなら、と退散しようとする霧島を吉野は引き止め、一緒に朝食を取らないか?と誘います
最初は断る霧島でしたが吉野に押し切られ、支度をする為にその場を離れます
そして、電話を掛けた霧島
その相手は、吉野の祖父・蓮二でした
今回の婚約に、裏がある事を匂わせるシーンでした会話の内容からして、蓮二の方から霧島に吉野をお願いしていたのでしょうか
損得勘定を気にする霧島がOKしたのにも何かあるのでしょうか
謎が深まるばかりです
③ 吉野の腎臓の行方
吉野のいとこである椿が上京してくる事になり、3人で会う事になった吉野と霧島
久々の再開を喜ぶ椿は京美人という言葉が似合うお嬢様ですが、祖父である蓮二を神のように心酔していたり、「霧島と吉野が関係を結んでいたら私も抱かれて竿姉妹になりたい」と言っていたりと、かなりクセが強いです
吉野が席を外したタイミングで、椿は霧島に切り出します
霧島が自分に関心がないものの自分の欲しい言葉を投げかけてくることや、吉野に対しては分かりやすく構って欲しいと態度に出ていると
対する霧島は、「クズだとバレているならば」とある質問をしようとした所で吉野が戻ってきます
その後、吉野に学校の課題の提出が漏れていると連絡が入り、吉野は急遽帰ることに
椿をホテルまで送る為に残った霧島は、椿を観覧車に誘います
時間も限られているからとすぐに本題に入る霧島
「吉野の腎臓って今どこにあるんですか?」
1巻冒頭で霧島から「今の吉野は自分にとって価値がない、ならせめて身体を売って金にして欲しい」と言われた吉野は、腎臓片方の代金400万を霧島に渡します
その事を気にする描写は多々見られており、今回はそんな中でも確たるものでした
霧島と椿
形は違えど、双方の吉野への思いから始まった会話の応酬は、読んでるこちらもピリピリしてくる程のものでした
まとめいかがでしたか?
3巻は他にも、霧島の元セフレ・汐田菜緒の登場から始まる大阪編なども収録されており、ボリューム満点
是非、手に取って見てみてください
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