『来世は他人がいい』2巻の注目シーン3選

あらすじ

東京の暴力団・赤座興業準構成員の男が殺され、同じタイミングで赤座興業の総長の娘・赤座しおりが行方不明になったと情報が入った深山組

殺された準構成員の男と赤座しおりは、元々遊び仲間だと話す霧島は、「深山組のシマの外の事だから基本は分からない」と言いつつも、この騒動の裏に何かある事を吉野に匂わせます

そんな中、深山組の構成員・稲森の運転する車でドライヤーを買いに行った吉野。外せない用事で霧島不在の車内で、吉野は霧島の過去の話を聞きます

衝撃の過去に引く吉野だったが、ふと外の景色に目を向けると車内から行方不明のはずの赤座しおりを見つけて…

2巻の注目シーン3選

新たなキャラクター・翔真の登場で、一波乱のあった2巻

その中から注目シーンを3つご紹介します

① プライドを傷つけられた吉野

行方不明の赤座しおりを追って、吉野と霧島がたどり着いたのは会員制のクラブでした

何とか中に潜入した2人は、VIPルームで親しい友人と楽しむ赤座しおりの姿を見つけます

その場に入っていく2人。霧島は赤座しおりに交渉を持ちかけます

今回の騒動の発端は、殺された準構成員の男と赤座しおりがグルになり、フィリピンマフィアにバカラでイカサマをし、5億円騙し取った事だと霧島は語ります

騙されたフィリピンマフィアから報復を恐れて、彼女は行方不明という形で姿を眩ませていたのでした

そんな交渉も半ばに入った時、吉野はVIPルームの用心棒の男に背後から殴りかかられてしまいます

吉野を傷つけられた事で、霧島は理性を失くした獣のように用心棒に向かって行きます。殴られた吉野は、痛みに悶絶しながらも霧島の強さや危険さを改めて痛感していました

そして自分の弱さを思い知らされ、プライドが傷ついた吉野は…

改めて吉野の中の「極道の血」を意識させられるシーン

霧島のヤバさを再認識させられる話ではありますが、そんな霧島に負けず劣らずの吉野の強さが垣間見えました

1ページぶち抜きの啖呵を切る場面は迫力満点です

② 吉野から説教を受ける霧島

セフレの一言から吉野の怒った顔しか見てないという事に気づいた霧島

セフレの「それ絶対嫌われてるじゃん」と追い打ちをかけます

それから数日、吉野は夜中自分の部屋に何者かが忍び込んでる気配を感じます

犯人の目星は付いているものの、害はなさそうなので放置していたのですが、ある日我慢ならず気配に護身用の包丁を向けます

その相手は、霧島でした

怒る吉野に「寝ながら怒る人はいないから」と言い訳する霧島

そして、話の矛先は霧島の女関係へと変わります

吉野は、霧島には沢山の女性がいる事を察していました

「なんで怒らないの?」と尋ねる霧島に、「好きな相手が浮気したら殺しに行く、寛大な訳ではない」と答える吉野

吉野の態度が悲しかったのか、霧島は小学生のような事を言い出し、吉野を困らせます

やってる事はほぼ犯罪でえげつないのに、吉野に対する感情だけは初めて恋をした子供のように純粋で真っ直ぐな霧島

この話のタイトルの「人間1年生」は、そんな霧島をよく言い表していると思い、選びました

③ 霧島と翔真の対峙

大阪の実家にいる時一緒に住んでいた翔真が、吉野に会いに来ます

連絡もなしに来た翔真はホテルに泊まると言うものの、泊まりの用意もなく、ほぼ手ぶらに近い状態

無碍にする事のできない吉野は、霧島との予定をキャンセルして翔真の必要な買い物に付き合う事に

買い物がひと段落ついて食事を取る2人

翔真は婚約者である霧島について吉野に尋ねます

その危険としか言い様のない人間性を知った翔真は吉野を心配しますが、「1年経ったら捨てて大阪に帰る」と吉野は気丈に話します

しかし翔真は、「吉野の結婚は東西のヤクザの抗争の抑止力で、吉野の意思だけで止められるものではないのでは?」と推測します

食事も終わり、場所を翔真の泊まるホテルに変えた2人

翔真は霧島の話題を挙げ、「いざとなったら俺が殺す」と宣言しました

呆気にとられる吉野をよそに、タバコを吸いに外に出た翔真

その前に帰りの遅い吉野を心配した霧島が現れます

一触即発な霧島と翔真

まさに修羅場でした

読んでるだけでもその臨場感が伝わってくる空気感は、是非1度実際に読んで味わって貰いたいです

まとめ

2巻はアクションシーンが入ってきたりと、極道漫画らしくなってきました

また、物語の根幹である「吉野と霧島の婚約」の裏に何かが隠されているとも思える描写もあった2巻

全てを知っている風な霧島がどう動いて行くのか、今後の展開に注目です

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