「エルフェンリート」第7巻のあらすじ
なぜ娘のマリコを生かすことになったか話す蔵間
全ての責任を負おうとする彼の前にルーシーが現れます
「エルフェンリート」第7巻の目次
EL61 究極の選択
EL62 怨嗟
EL63 嗤い
EL64 散華
EL65 天国の途中
EL66 人類の滅亡
EL67 残された手段
EL68 心臓または子宮
EL69 隔絶
EL70 断腸
EL71 明日への希望
「エルフェンリート」第7巻の名シーンベスト3！
3位 蔵間が妻にマリコを手にかけるのを止められるシーン
「悪い子じゃないの
頭に角が付いているだけで…
悪い子じゃないのよ…
お願いだから…
この子を嫌いにならないで…
お願い…」
EL62より
蔵間の過去、それは研究所でディクロニウスに虐待まがいの実験をする一方で子供ができにくい妻と不妊治療をする日々でした
一度流産した妻に待望の子供が産まれますがなんと角が生えており、すでに部下の子供を殺す決定をしていた蔵間は衝動的に自分の子の首を絞めます
子宮頸がんの手術もしたばかりだった妻は意識不明になり、蔵間は再び子供を殺しに行きました
部下に他人の娘だから簡単に殺すのかと言われる妄想をし、それを否定しながら再び子供の首に手をかけます
その時、股から血を流しながら経つ妻が背後にいました
泣きながらこの子を嫌いにならないでと言い、そして倒れ絶命した彼女
蔵間は彼女の言ったことを受け入れて抱きしめるのでした…
大儀と妻の想い、そしてマリコへの想いに苦しむ蔵間の姿が何とも痛々しいけどもとても心を打つ名シーンです
2位 マリコが磯部に感謝を伝えるシーン
「みんなに嫌われて…
体中に爆弾入れられて…
パパまで私を殺そうとして…
私もう
そこまでして生きていたくないもん…」
EL63より
巨大な殺意を見せ蔵間に襲い掛かるマリコ
そこに坂東が兵器で爆発を起こします
マリコの体内に仕掛けられた爆弾を管理する係りの磯部は左腕を失い、右腕の骨は折れ、携帯電話の爆弾起動時間の延長ができません
そんな彼にマリコはベルトで止血をしてやり、爆弾の起動まで残り1分くらいだと知ると磯部に外に出れたことの礼を言います
泣きながら誰も自分のことを好きになってくれず、父親を殺そうとする羽目になり、そこまでして生きていたくないと言う彼女
それに対し磯部は誰も殺さないと誓うならチャンスをやると言い、携帯電話に暗証番号を代わりに入力するよう言います
マリコは思い残すことはないと言うのですが、磯部は暗証番号を伝え早く押すよう怒鳴りました
それを聞いたマリコは笑い自分が彼にボタンを押させないよう骨を折ったことを言い、そして彼の首をはね、巨大な殺意を現します
若干5歳でありながら大の大人を手玉にとる知性はそのベクターの力を相まって底知れなさを感じさせる何とも恐ろしい名シーンです
しかし彼女に爆弾など仕掛けなければルーシーにもあっさり勝ったはずで、元から蔵間が彼女を世話していれば制御できていたことでしょう
それを思うとやはり人類は新人類の手ではなく自らの愚かさから滅びるに違いありません
1位 ナナが楓荘でマリコを思い涙するシーン
（この世界にはすてきなことがいっぱいあるのに…
辛くて悲しい時間だけを過ごして…
マリコちゃんは…
こんなにおいしいものも知らずに死んじゃったんだなあ…）
EL71より
全ては終わり楓荘に無事帰れたナナ
コウタは何も聞かず他の住民も優しく迎えてくれます
マユに勧められ風呂に入り、服はノゾミが直してくれていました
そしてユカが茹で直したそうめんをみんなで食べると、ナナはマリコのことを思い涙します
当たり前ではない当たり前の生活のありがたさが描かれた名シーンです
次回の見どころ
ルーシーは現れず季節は冬になりのんびり暮らすコウタたち
しかし角沢により人類の1割がベクターウィルスに感染し人類は滅亡に向かって行きます
そして研究所から送られた新たな刺客が楓荘を訪れ…
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