「エルフェンリート」第9巻のあらすじ
砂浜でルーシーと坂東が死闘を繰り広げます。
そして角沢はすぐに次の刺客を送ることにしました。
無力感にさいなまれるコウタは荒川を尋ねることにします。
「エルフェンリート」第9巻の目次
EL76 この報復は受け入れがたし
EL77 絶望だけが人生か
EL78 ボーイ・ミーツ・ガール
EL79 Helpless
EL80 僕の作品
EL81 伝達
EL82 合否
「エルフェンリート」第9巻の名シーンベスト3!
3位 コウタが荒川に決意を告げるシーン
「何もせずに自分は無力だと決め込んで──
何かをあきらめたりしないって」
EL81より
坂東に殴られて気を失ったコウタ
気が付くとにゅう、ナナ、マユがいません
室内には血痕が飛び散っており何も分からず、そして何も変えられない無力さを抱えたコウタは荒川を尋ねます
そこでディクロニウスの危険性を改めて説かれ関わることを止めるように忠告されますが、コウタは上のセリフで決意を告げました
それを聞いた荒川の何とも複雑そうな表情がたまりません
荒川は油断しないで身辺に気を付けるように言って彼を帰すのですが、なんと彼女は尾行しルーシーの居場所を突き止めてしまいました
コウタの意志は立派ですが、しかしやはり実力がともなっておらず返って楓荘を危険に導くことになったなんとも複雑なシーンです
でも彼がきちんと身辺に気を付けるような人間だったらにゅうたちを楓荘に迎えないわけで、ハードボイルドは彼の役目ではないということでしょう
2位 楓荘メンバー、みんなでの最後の夕食のシーン
(だからその時は少しも考えていなかったんだ
それがみんなで食べた
最後の夕食になるだなんて…)
EL82より
坂東を倒したルーシーは消え、マユはナナに事情を聞きます
ナナはルーシーを殺さないといけないと言いますが、マユは本当に悲しいのは事情を知らないにゅうだと言って止めました
にゅうはそれを聞いて自殺しようとしたができず、ナナの手で死のうとしましたがマユが止めナナも泣きながら止めます
そこにコウタが迎えに来てみんなですき焼きを食べました
ノゾミの大学が受かったら楓荘から通うことになり、コウタは全ての悩みは吹っ飛んだ気分になります
もちろんそれは幻想で、研究所から刺客が今度は集団で襲ってきました
もう今まで通りの生活は永遠に訪れません…
物語の節目、最後の晩餐である名シーンでした
1位 マユが坂東にキスするシーン
「私…
男の人は苦手だけど…
でも坂東さんは…
大好きですよ」
EL78より
ルーシーVS坂東は一進一退の戦いになります
強力なベクターを使えるルーシーですが、坂東は彼女対策に用意した50口径タングステン弾や催涙弾、閃光弾で彼女を追い詰めました
サングラスの男の乱入やナナの参戦があるたびに戦況が一転しますが、サングラスの男のボウガンを切り札に隠し持っていた坂東が勝負を制します
しかし、その時マユが止めに入ったために逆転されました
坂東は下半身を失い、ルーシーは去って行きます
マユは意識が薄れて行く坂東にルーシーに勝ったと嘘をつき、彼にキスをするのでした
そして暴力だけを頼りに生きて来た坂東は本当に欲しかったのは死んだ時に泣いてくれる人だったことに気付きます
一人の男の物語に決着がついた名シーンです
しかし、暴力を頼りに生きざるをえなかったのはルーシーも同じで、はたして彼女にも救いは訪れるのでしょうか…
次回の見どころ
傷つくコウタを見たにゅうはルーシーに替わり戦います
それを見たコウタは記憶をよみがえらせました
さらに蔵間が現れ、ルーシーと彼の因縁が描かれます
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