『彼氏彼女の事情』第8巻名シーン3選|十波建史は思う!自分に孤独を知るきっかけを与えた佐倉椿に自分を気付かせたいと…

「彼氏彼女の事情」第8巻のあらすじ

十波建史は佐倉椿への自分の気持ちに気付き、彼女も自分のことが好きだと言うので彼氏彼女になれたと思いましたが、佐倉に束縛されることを嫌がられます

十波はさらに自分に敵対心を持つ有馬総一郎にめげずにアタックし続け、ようやく許された雰囲気になりました

総一郎は宮沢雪野と気持ちを確かめ合い、台風ゆえに彼女の家に泊まるのですが、温かな家庭に癒されぐっすり眠ります


目次

ACT33★14DAYS〈知りたい〉

ACT34★14DAYS〈わたしの好きな人〉

ACT35★14DAYS〈気温31℃〉

ACT36★14DAYS〈ハリケーン〉

あばれる王様

つだ日記


名シーンベスト3!

3位 浅葉が自分にとってのたったひとりへの想いを告げるシーン

たったひとりを探したい
どこかにいる気がするんだ
そのひとりにおれの持てる全てを与えたい
だから待ってる」

第34話より


ふと総一郎は浅葉秀明に付き合っている人がいないか聞きました

浅葉は総一郎を見ながら女の子からたったひとりを選べない、男の子ならたったひとりだけどと茶化します

総一郎はそれに取り合わず浅葉がプライベートを話さないことを指摘すると、彼は誰と付き合ってもそれなりにいけるがたったひとりの人と会えるのを待っていると言いました

総一郎はそんな彼を好意的な表情で見て、そして話題を替えます

浅葉の内面と、そんな彼を受け入れている総一郎が見れる名シーンです

そして、浅葉がそのたったひとりと会えるのかどうかもこの作品の大きな見どころのひとつなのでした

2位 総一郎が宮沢家に癒されるシーン

君は幸せをつかめるよ
だって雪野がついてるんだから
君はいくらでも幸せになれる」

第36話より


台風の日、総一郎は雪野を家に送ります

雪野の母、妹2人に家にあがることを勧められても遠慮する彼ですが、停電して男手がないと不安だと言われると父親が帰るまで残ることにしました

妹2人に慕われ、風呂を借り、そして家に泊まることになります

寝室では雪野の父に自分も両親がいないことを明かされ、雪野となら幸せになれると太鼓判を押されました

そして総一郎は雪野がいると暗い自分の声に悩まされることがないと感じながらぐっすり寝れます

総一郎の目を通して見た宮沢家の健全さが美しく、癒される総一郎もまた魅力的な名シーンです

1位 十波が木の上に登り涙するシーン

「ふと寂しさがつき上げた
理由はしらない」

第34話より


十波は佐倉が好きなことに気付きました

思い返すと昔からの彼女への気持ちはそこに起因することが分かり彼は愕然とします

転校前、自分が世界一幸せな子供だと思っていた彼ですが、彼女に担任から頼まれて構っていたことを聞かされて初めて家の外の世界を知りました

そして転校先の沖縄で復讐のために自分を磨く彼ですが、両親祖父母が甘やかして邪魔してきます

自分の親は本当は自分を愛していない…

その現実から彼は孤独を知ります

全てのきっかけは佐倉のあの言葉から…

以前木の上から景色を見ることを佐倉に誘われた時、彼は太っていたことから断りました

しかし、沖縄でやせて立派に育った彼は高い木に登ってみます

彼はその絶景に目を見張り、そしてなぜか寂しくなって涙しました

一人の少女によってより広い世界へ歩み出した彼の心境の表現がなんとも美しい名シーンです


次回の見どころ

学園祭が始まり、雪野が主演する「鋼の雪」が公演されます

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