「雨の日も神様と相撲を」 1巻のあらすじ
相撲好きの両親に力士になるよう育てられた小柄な少年、逢沢文季
両親の突然の死により母方の叔父に引き取られた先はなんとカエルを神様と崇め、カエルを喜ばせるために村の男性全員が相撲を取る奇妙な村でした
文季は相撲の指導に優れているのですぐ村に馴染めたのですが、それを見込んで村を治めている遠泉家の長女、真夏にある頼みごとをされます
それはカエルに相撲を指導すること──
さらに殺人事件も起こり文季の生活はどうなるのでしょうか…
名シーンベスト3!
3位 文季が池上と相撲をとるシーン
(なんだ?
こいつ…
とてつもなく攻めにくいぞ!)
両親に相撲の英才教育を与えられたものの小柄であまり勝てない少年、逢沢文季
両親の死でようやく相撲と縁が切れるかと思えばなんと引っ越した先は相撲が重要な意味を持つ久々留木(くくるぎ)村でした
そこでは男性はみな相撲をとることになっており、文季はクラスメイトの腕自慢、池上に相撲を挑まれます
回し姿になった文季はより一層小柄に見えて真夏に心配されますが、文季は素早い動きと洞察力で池上をあと一歩まで追い詰めて見直されました
その後文季は自分と相手の相撲を理屈で語り、その凄さから他のメンバーからも次々に相撲を挑まれます
主人公の強さが示され、そして奇妙な村にあっさり馴染めていける様子がさわやかな名シーンです
相撲の魅力も存分に発揮されているところも魅力的ですね。
2位 文季がカエルが相撲をとる様子を目撃するシーン
(そうか
つまりこの村は僕が考えてた以上におかしかったんだ)
文季が登校すると、彼の席に周囲からお嬢様と呼ばれる遠泉家の長女、真夏が座っていました
彼女と約束して放課後待ち合わせ場所に行くと、遠泉家の裏庭に連れて行かれます
そこではカエルたちが二本足で立って相撲をとっているという信じがたい光景が広がっていました
混乱する彼ですが、村が想像以上におかしいところだったと納得することにします
そしてよそ者の自分にそれを見せる意味を真夏に問うと、彼女はカエルたちの言葉を翻訳し文季にある依頼をするのでした
ただでさえおかしな村の信じがたい光景が突然現れて驚かされる名シーンです
でもその光景にもすぐに慣れるのだから不思議なものですね(笑)
1位 真夏が自身がカエルの花嫁になることを語るシーン
「久々留木村が豊かなのは
このカエル様との約束のおかげだから」
文季は真夏を通してカエル様が村祭りまでによそ者の赤いカエル様に相撲で勝てるようにする依頼を受け悩みます
そこでふと気になっていたがカエル様の花嫁になるという話しを真夏に聞いてみました
彼女が言うには遠泉家の長女は当主になり、60歳になると大ガエルになって村から姿を消します
彼女は9歳の時、真夜中に裏庭で祖母が大ガエルになる様子を目撃してしまったこと、そして自分の未来の運命や不自由さを厭う気持ちを告白しました
しかし、それでも村の豊かさはその約束のおかげだと寂し気な表情で話し文季は何か感じ入ったような顔になります
少年少女と現実がぶつかる切ない名シーンです
真夏は文季と番号の交換を申し出たり、彼のメールに通話で応えたりするところが可愛いので幸せになって欲しいと思っています
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