前回までのあらすじ
安西の前で数々の出来事が走馬灯のように駆け巡った三井は、「バスケがしたいです…」と本心を漏らします
無事県大会へ
先生達に説明を求められる部員達を制し、洋平が気転を効かせ、不良グループから三井が抜けてバスケ部に戻ると言うので喧嘩してしまったと話し、堀田や桜木軍団が謹慎を食らい、バスケ部はお咎めなしで済みました!
県大会まで後一週間、気合の入る湘北バスケ部。髪を切った三井は意地もプライドも捨ててバスケ部に戻って来ました
木暮はディフェンスしますが、三井はブランクを感じさせないシュートを見せます
5月19日。桜木は一睡も出来ませんでした。謎の妄想(笑)をしながら早朝ランニングをしていると、春子が現れます。春子は湘北には県内トップクラスの選手が3人いると言います
それは赤木、宮城、流川でした。もう一人いると言い出し、期待する桜木を他所に、それは三井だと言います
最後に桜木を連れて来たのは私だしという春子に、桜木は「天才ですから!!」と答えます。いよいよ県大会が始まります
初戦、三浦台戦!
初戦は三浦台が相手です。なんと陵南も観に来ています。湘北のスタートはなんと三井、宮城、流川、桜木がベンチなのです!
彦一の「要チェックや!」が会場に響く中、安西はベンチメンバーに「キミたちはケンカしたからおしおきです」と言い放ちます
三井のことを早くもミッチーと呼ぶ桜木、揉めていると、いつの間にか4-16という大差が付いてしまいます
海南を倒して全国へ行くと意気込む村雨。赤木のワンマンチームだと赤木を徹底マークで抑え込みます
ケンカはもうしないと誓った4人は、メンバーチェンジでコートに入ります。赤木はこの問題児軍団をまとめあげるのも一苦労だと呟きます
自販機に飲み物を買いに行った仙道は、海南のエース、牧に合います
赤い髪で明らかに目立っている桜木に村雨がマークに付きます。止められるものなら止めてみろと意気込む桜木ですが、他のメンバーは冷ややかです
宮城の鋭いカットインから赤木にパスが回り、電光石火のダンクが決まります!湘北の反撃が始まります
宮城は彩子に見惚れながらバックハンドパスを三井に決め、三井はシュートを決めます。そのシュートフォームから、魚住は武石中の三井寿だと悟ります。湘北は確実に戦力アップしているのです!!
湘北本領発揮!
桜木はターンアラウンドも身に着け、シュートに持ち込むも、ファールを貰います。しかし、フリースローを理解していないのです!
無駄に緊張し、三井や宮城の助言等でざわつく心の声から、集中出来ない桜木。最終的に5秒バイオレーションで一本目をふいにします
要はリバウンドを取ればいいと悟った桜木は、2本目を野球のピッチャーのようなフォームで投げ、跳ね返ったところを自分で取ろうとします
しかし、流川が驚異的なジャンプで跳ね返ったボールをダンクで決めてしまいます!
魚住は桜木がたった一か月でバスケットの動きになってきていると悟ります。成長が早いのです
村雨は負けじとシュートに持ち込みますが、赤木、流川、桜木の高い壁に阻まれます。パスミスを誘い宮城が速攻、右の桜木にパスを出すと見せて後方の流川へレッグスルーパス!流川は連続ダンクを決めます!
流川を見て去年の仙道を見ているようだ感じる牧ですが、「まだ甘い」と見抜きます
赤木は「オレたちは強い。神奈川を制すまで一気に突っ走るぞ!!」と意気込みます
湘北の快進撃
自転車に二人乗りして試合の展望を予想する二人組がいます。海南の神と自称神奈川No.1ルーキー、清田信長です。前方にジャンプした清田ですが、神の運転する自転車に轢かれます(笑)
試合は湘北の100点ゲームになっています。赤木、三井、流川が点を取りまくり、リバウンドも強く、宮城のかき回しも効いています
村雨にマークされ、未だ0点の桜木はチャージングを取られます。怒りのボルテージも上がっていきます
そして、流川のカットから、宮城が桜木にパス。後半残り4分、桜木の渾身のスラムダンクが…!?村雨の頭に炸裂します!!(脳天ダンク2回目)
ディスクォリ・ファイイングファール(非常に悪質なファール)かと問う赤木に、審判は5ファール退場と冷ややかです
結局114-51という大差で勝利した湘北。桜木はデビュー戦得点0、後半16分5反則退場という結果でした
衝撃の退場デビューだったなとからかう高宮に、桜木は荒れて反撃します。春子に合わせる顔がないと凹みます
2戦目の角野戦では、海南の神、清田、陵南の魚住、そして、翔陽の花形と、県内の強豪校が視察しています。それだけ注目されているということです。花形は魚住に相手が弱すぎる、俺たちなら200点取っていると言います
160-24と圧勝の湘北。桜木は何もしないうちに5ファールで退場となりました(笑)
3回戦も103-59の100点ゲームで制した湘北。周囲の注目度も上がっていきます(桜木はまた5ファールで退場。彼の機嫌も日増しに悪くなっていきます)
4回戦古豪津久部との対戦では、序盤津久部の3ポイントがよく決まりリードを許しますが、宮城の速攻をきっかけに速い展開に持ち込み、一気にたたみかけます(この時点で桜木退場)。結果111-79で圧勝し、ベスト8、ついに決勝リーグを懸けて翔陽と対戦することになります
天才の憂鬱
帰宅後、底なしの胃袋でおかわりを連発する赤木、しつこいチャイムに新聞の勧誘かと追い出そうとしに行くと、そこには桜木がいます
桜木は、退場にならないためにはどうすればいいのか赤木に問います
三井は以前通っていた病院に念のため検査に行きます。もう治っていると言われ、安心する三井。すると、バイクに乗る鉄男に出くわします
退場しないコツなどない、毎日の地道な積み重ねなのだと一蹴する赤木に、桜木は食らいつきます。もう退場する訳にはいかないと…。赤木は一発カットで目立とうとするな、どのくらいのことでフエが吹かれたか考えてみろと言います
赤木は翔陽戦のカギを握るのは桜木と、三井と見ています
鉄男に膝の検査の経緯を話す三井、髪を切り、スポーツマンになった姿の方が似合っていると言う鉄男は、ノーヘルで再度警察に追いかけられます。鉄男に別れを告げ、三井は髪がなく、夜はまだ冷えるなと呟きます
桜木はそのまま家に帰らず体育館に戻ると、流川が練習しています。次の翔陽戦は流川より点を取る、退場しないと桜木が宣言したところでこの巻は終わります
まとめ
三井は意地もプライドも捨てバスケ部に戻って来ました!洋平の気転もあり、難をしのいだ湘北バスケ部は、ついに県大会に臨みます
安西のお灸もありましたが、ベストの布陣になると、その実力を発揮し、どんどんと勝ちを進めていく様は爽快感があります。今巻は三浦台で多少のバスケシーンは観ることが出来ますが、その後は省略されています
次巻から決勝リーグを懸けて強豪・翔陽との対戦となりますが、今までは序章、ここからがある意味SLAMDUNKの本編と言っても良いでしょう。本格バスケ漫画として圧巻のシーンが目白押しになりますので、お楽しみに!
5ファールを重ねる桜木ですが、果たしてこの負のスパイラルから抜け出すことは出来るのでしょうか?主人公として、頑張って貰いたいところです
主要メンバーの5人が揃い、快進撃を続ける湘北、次巻もご期待下さい!!
コメント