「SLAMDUNK」8巻の数々の熱戦と成長譚~名言続出!三井の過去と、「安西先生…バスケがしたいです」~

前回までのあらすじ

桜木軍団も登場し頭数は揃いました!桜木鉄男の第2ラウンドが始まります…

喧嘩終了…赤木の登場と新事実発覚

相当喧嘩慣れしている鉄男はやはり強いのですが、血を流しながらも桜木は「あーー蚊がいるな!」と効いていません!

三井洋平に一方的にやられますが、まだ立っています。洋平は「もうバスケ部にはかかわらないと言え」「この体育館に二度と来ないと言え」と迫ります

鉄男のパンチを見切った桜木は、ついに反撃の一発を決めます!7発分お返しするぞと!シオ(潮崎)、カク(角田)、ルカワ(軽いビンタで済ませます)、リョータ君の分とお返しをしていきます

お返しの方が数が多く(笑)、威力もあり、鉄男は一方的にやられます。桜木は強すぎるのです!流石主人公!

最後はタバコを押し付けられたボールと折られたモップの分(モップは桜木が折ったのですが…)と一撃を食らわせ、流石の鉄男も伸びてしまいます

まだ反撃してくる三井に止めを刺そうとする洋平木暮が止めに入ります。眼鏡を飛ばされた木暮ですが、「大人になれよ…三井…」とどうやら顔見知りのようです

他の不良がもう駄目だと体育館の扉を開けるとそこには赤木がいました!赤木は瞬時に中の状況を見て取り、中に一人入り「秘密の特訓中ですので」と扉を閉めてしまいます

そのガタイといい、圧倒的な威圧感の赤木の登場に戦意喪失した堀田は引き上げるからと告げると、赤木は「靴を脱げ」と一喝します

赤木は他に目もくれず三井の元に行きます。三井を殴打する赤木木暮三井はバスケ部なんだと告白します

中学MVP男の過去

木暮は「俺たちの学年でバスケをしていて、武石中三井寿を知らない奴はいない」と語り始めます。ここからは木暮の回想シーンとなります

中学の県大会の決勝戦、残り12秒で一点リードされている中、武石中三井寿はまだ諦めていません。来賓席には安西田岡の姿もあります

三井は逆転シュートを決め、武石中が県を制し、最優秀選手(MVP)に選ばれたのです!

入部届を出す際木暮三井と出逢います。強豪校からの誘いを蹴って湘北を選んだ三井。元チームメイトからも支持され、湘北を全国制覇に導くと強気です

体育館に行くと、高身長の男がいます。赤木です。赤木はリクエストされたダンクを決めて、その潜在能力を見せつけます

自己紹介では193cm(現在は197cm)と言う赤木、1年生にしてビッグマンです

三井の番になります。176cmの三井は、既にMVPとして広く認知されています。目標は全国制覇と意気込みます

赤木と同じ目標を掲げる三井。12人いる新入部員に、安西は二手に別れて練習試合をするように言います

早速先制点を挙げる三井。対抗して赤木が慣れない技でミスをします(赤木は弱小校出身でまだ実力不足です、木暮も同じ中学出身です

キレイなフォームの三井は、機械のように正確にシュートを決めていきます。23-9と圧倒的大差が付く中、赤木は闘志を燃やします。ゴリラダンクを決め、反撃の狼煙を上げます

三井をマークするという赤木。序盤三井の巧みなフェイントに付いていけず、得点を重ねられます

しかしリバウンドをもぎ取り、バスケットカウントも貰うなど、赤木も負けていません。フリースローは当時は下手でしたが、徐々に目立ってきます

そして、ついに三井のシュートをブロックするのです!茫然とする三井。しかし、高さで勝てない分スピードとテクニックで勝負しようとする三井に、アクシデントが襲います

巧みなフェイクからドリブルで赤木を抜いたところで、膝を故障してしまうのです

安西の存在と、三井の本心

病院に入院する三井に、木暮が見舞いに行きます。県大会優勝の写真が飾ってあり、木暮は何故強豪校ではなく湘北を選んだのか聞きます

三井は決勝戦終了間際の絶体絶命のピンチ時に安西に「最後まで…希望を捨てちゃいかん。あきらめたらそこで試合終了だよ」と言われ、そこから奮起して逆転シュートを決めたと語ります

安西の言葉がなかったら優勝出来なかったと言います。安西の元でプレイしたい、恩返しがしたいと…

まだ治りかけなのに病室を抜け出しバスケ部に顔を出す三井。焦る気持ちと裏腹に、赤木は確実にスキルアップしていきます

足の痛みも消え、練習に復帰する三井休んでいる方が辛いとうずうずしています。しかし、赤木から木暮へのパスをスティールしようとする三井は、再度膝を痛めてしまいます

結局三井は県予選に間に合わず、活躍する赤木を眺めながら、失意の元会場を去ります。それ以降の三井は知らないと木暮は言います

三井あんなにバスケ部にこだわっていたのも宮城がバスケ部期待の新人だったからだったようです

足が治ったんならまた一緒にやろうと言う木暮三井は吹っ飛ばします。木暮は「何が全国制覇だ…夢見させるようなことを言うな」と凄みます。宮城には「一番過去にこだわってるのはあんただろ」と言われます

すると、ついに安西が現れ、彩子が扉を開けに行きます。中の様子を見て取った安西に、今までのことが走馬灯のように駆け巡る三井は、しゃがみ込み「安西先生…バスケがしたいです…」と本心を吐露するところでこの巻は終わります

まとめ

主人公だけあり、桜木は本当に強かったのです。喧嘩のプロと言われる鉄男を伸してしますくらいですから、最強は桜木ですね。そんな彼の活躍が霞んでしまうくらいの、三井の過去が明かされます

三井がバスケ部で、中学MVPという栄光を手に出来たのも安西のおかげと、安西を慕って湘北に入部し、全国制覇を目指す姿は眩しいくらいです。しかし、赤木という存在が逆に三井に火を付け、ケガをしてしまい、また、彼を焦らせる原因にもなってしまうのは皮肉ですね

この巻は所謂SLAMDUNKの格言と言いますか、超有名なセリフが沢山出てきます。もうその言葉を目にするだけで、当時を思い出し涙する方もいることでしょう。井上雄彦先生の作品には、印象深い、強烈に頭に残る言葉が沢山あります。言葉選びが非常に巧みなんでしょう

再び恩師、安西に出逢った三井は、正直に気持ちを打ち明けます。混乱と恐怖をもたらした三井ですが、同情の余地もあります。今後三井が、バスケ部がどうなっていくのか…続巻で答え合わせをしましょう!!

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