前回までのあらすじ
福田に簡単に抜かれた桜木に三井が「あんま簡単に抜かれるなよ」と話します…
脚が気になりだした赤木
福田とトラッシュトーキングしている桜木。年は下でも実力は上だとフェイクをかまします。ディフェンスが下手な福田はびっくりしてしまいます。後方から越野が桜木のボールを奪い単身ゴールへ向かいますが、宮城に追いつかれてルーズボールへ…
ルーズボールを桜木が身体を張って(笑)マイボールにします。男子ならその痛さ分かるでしょう?
魚住の挑発に、赤木がプレイで答えますが、魚住が怪力で赤木を倒します。転倒した赤木は痛めている脚が気になりだしたか、フリースローを2本共外してしまいます
オフェンス力のある福田が桜木を翻弄し、3点プレイとします。赤木はどこか集中出来ず、らしくないプレイを続けます
逆に魚住は怪物ぶりを発揮、ゴールを決め、カウントをもらいますが、フリースローがなんとエアボール、三井が宮城に出したパスは仙道がカットし、魚住がゴール下フリーでダンクに行きます
当然赤木がマークしていなければならないところですが、今の赤木には見えていません。そこに桜木が両手のダンクを空中で受け止め、両者転倒します
当然ディフェンスファールなのですが、躊躇せずに飛び込める勇気、ジャンプ力、腕力に福田は感心します
魚住はまたフリースローを2本共外しますが、赤木の前に簡単に仙道が入り、タップし得点します。三井が赤木の胸ぐらをつかみ言い合いになるところで木暮がタイムアウトを取ります
吹っ切れる赤木
安西がいない今、この状況をまとめあげる人物がいない湘北ベンチは混乱しています。赤木が自分で立ち直るしかない中、桜木が赤木に頭突きをします!完全に入って崩れる赤木、逆に桜木を殴り倒します
却って邪心が消えたのか、赤木は本来の姿を取り戻します。魚住に強引に突っかけ、一度はブロックされますが、ゴリラダンクへ。しかし仙道が後ろから阻止し、ルーズボールをなんと桜木がゴリラダンクⅡと仕掛けます
しかし今度は魚住が力で桜木をねじ伏せます。当然ファールなのですが、はりきって行ったダンクを阻止され、桜木がキレることを危惧した桜木軍団が対策として魚住のお面を被り桜木を誘導します(笑)
結局肩車された野間が頭をぶつけ、桜木も一緒に転び、冷静さを取り戻します。ひと昔前では即キレていたでしょうが、少しは成長したのでしょうか?
ケガがないならフリースローを打ってからでないと交代出来ないということで、アイアンボディ桜木はケロっとしています。木暮に声を掛けられて、桜木は先日の練習後のゴール下練習でのやり取りを思い出します
下から放るフリースローで一本目を沈める桜木、2本目は外しますが、流川がリバウンドを獲り、突っ込むかと見せかけて赤木にパス。赤木のゴリラダンクが決まります!赤木は完全に吹っ切れました
徹底的にやられた桜木…
福田が赤木にブロックされ、タイムアウトを取る陵南。福田は交代を恐れますが、田岡は湘北がマンツーマンで来る限り福田中心で点を取っていくと宣言します
部活謹慎処分を経て、バスケへの、勝利への飢えを経験した福田は一回り成長し、スコアラーとして開花します。そのがむしゃらなプレイはチームに勢いをもたらします。声援を受ける福田は、もっとホメてくれと願います
福田中心の攻めに対し、湘北メンバーは桜木がなめられていると感じます。牧は桜木にはディフェンスの経験が絶対的に足りないと言います。予測がたてられないのです
前半残り5分で陵南21点のうち13点が福田と、明らかにボールを福田に集めています。湘北の穴を桜木と見る田岡はそこを徹底的に狙っています
下手なりにディフェンスも頑張る福田は雄叫びを上げます!桜木に福田に加え仙道が付いたところでボールを奪取、仙道からのアリウープを福田はダンクで決めてしまうのです!桜木は勢いで激しく転倒し、額を切って流血してしまいます
陵南一色になる会場、18-30という点差になります。止血のため桜木は木暮と交代し、福田には三井が付くことになります。介抱する彩子は、悔しさで震えている桜木に春子を近づけさせることが出来ません
洋平は「人生でワースト3に入るくらいの屈辱だ」と言います。三井はファールで福田を止めますがそこまでしないと止められないくらいの選手なのです
相手が三井に変わったことで、福田も一筋縄ではいかなくなります。福田からボールを奪いカウンター、流川対仙道というところで、三井が3ポイントを決め、更にブザー寸前にも連続3ポイントを決め、なんとか26-32で後半を迎えます
桜木が天井を見つめ、歓声に悔しがっているところでこの巻は終わります
まとめ
捻挫がまだ完治していない赤木は魚住に豪快に倒されたことで、邪心が入り、らしくないプレイを重ねます。下手すればこの試合中脳裏に浮かび集中出来ないかもしれない状況でしたが、桜木に喝を入れられ、目が覚めたようです。荒療治でしたが、安西不在という不安要素もあり揺れる湘北ベンチでした
スコアラーとして完全に覚醒した福田を、桜木は止めることが出来ませんでした。絶対的なディフェンスの経験値が足りない桜木は、縦のブロック等は止められても、左右のドリブルには対応しきれないようで、そこを田岡は執拗に突いてくるのです
勝負の世界では、ここが勝てるというポイントを見つけ、そこを攻めていくというのが定石だと言います。どうしても湘北・桜木贔屓で見てしまいがちですが、陵南の攻めは理にかなっていると言うしかありません
流血し、完全に見下された桜木、人生でもワースト3に入る屈辱を受けた中、このまま主人公が終わってしまうのか?是非奮起して欲しいところですが、どうなるでしょうか?前半沈黙した流川は仙道にはまだ敵わないのでしょうか?続巻で答え合わせをしましょう!!
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