「SLAMDUNK」17巻の数々の熱戦と成長譚~海南ー陵南戦決着!最後の切符を懸け勝負の湘北ー陵南戦は安西先生抜き!!~

前回までのあらすじ

序盤リードで迎えた陵南ですが、徐々に海南に追い上げられていきます…

魚住退場!

仙道の一瞬の隙を付いてカットイン、魚住からファールを貰い3点プレイとします。これで4点差です

の3ポイントの脅威に陵南福田を下げディフェンスに定評のある池上を出さざるを得ません

高砂が持ち前の上手さから魚住からファールを貰います。高砂に吹っかけるように指示し、さらにオフェンス時にもファールを貰い、魚住は4つ目のファールです

魚住は納得がいかず、審判に口答えしてしまい、テクニカルファールを取られ退場になってしまいます。まだ7分もあるのに…明らかに海南ペースになっています

がフリースローを2本とも決め、ついに海南が逆転します。それでもエース仙道ならなんとかしてくれるという陵南ベンチの期待を胸に、仙道は躍動します。取られたら取り返す、両エースの意地の得点が続きます

仙道のスティールから仙道のワンマン速攻でダンクをしますが、に「やすやすとダンクなどさせると思うか」とブロックされます。仙道は試合中に一本決めてやると意気込みます

海南ー陵南戦決着!桜木の暗い過去

春子の家に電話が掛かってきます。なんと安西が倒れたという知らせが来るのです!体育館で観戦している赤木に連絡が行き、木暮彩子と共に病院に向かいます

仙道のプライドを考慮した発言から、田岡はオフェンス面の負担軽減の意味で福田を再投入します。残り30秒で77-75海南リード、のキープを後方から池上がボール奪取し、仙道がダンクを決めます!は一つ疑念を抱きます

中村弥生仙道のダンクでのとのやり取りに疑念を抱きます。藤間残り5秒ワンゴール差の展開でわざとに追いつかせたと述懐します。ファールを貰い、逆転勝利という絵を一瞬描いた仙道と、敢えてブロックにいかず延長を選んだ藤間は自分のいないところでNo.1争いはするなよなと思案します

延長戦は魚住不在も響き、89-83海南の勝利となりました。結果1勝1敗同士の湘北陵南の勝者が2位で全国に行けることになります

病院に着いた3人は、涙顔の桜木に会います。桜木は走って出て行ってしまいます。病室で奥さんの傍らで横になっている安西…まさか…!?と思いきや、寝ているだけでした。検査のため2~3日入院することになるということです

桜木のシュート練習を見ていた時倒れたようで、桜木の迅速な対応が良かったという話です

これには訳があったのです。中学時代喧嘩に明け暮れていた桜木が帰宅すると、父親が倒れており、病院に向かおうとしたら先程の不良に囲まれ、病院に告げられず、恐らく父親は命を落としたのでしょう…この苦い経験から、桜木の迅速な対応が安西の命を救ったのです

湘北は明日の陵南戦を安西抜きで闘うことになります

残る全国への切符を懸けた闘い…元気有り余る桜木絶好調!?

海南武里戦は主力を下げる余裕の展開の海南が、清田のダンクで止めを刺し、98-51で圧勝します。結果3連勝で全国への切符を手に入れます。そして、もう一つの椅子を懸けた、湘北陵南の因縁の対決が始まります

安西不在の中、赤木が指示を出します。マンツーマンで赤木魚住宮城植草三井越野流川仙道桜木福田担当となります

スターティングラインナップの紹介では各選手一人ずつがアナウンスされ、桜木は最早名物男として人気です。相変わらず女子人気の高い流川、そして仙道魚住より声援が大きいです

ファーストチップでは魚住が勝ちます。赤木はまだ足が完調ではないのです。流川のディフェンスは気合が入っています。福田三井を抜きシュートしますが、なんと桜木がゴールより上のボールをカットします!

しかしこれはバスケットインターフェアで得点となります。抗議しようとした桜木流川が「あっちの2mみたいになるぞ」とぼやき、事なきを得ます。魚住はイライラしています

口が過ぎる桜木のミスからボールを失いますが、宮城がカット、ゴール下の桜木がフリーの展開で、なんとゴール下をばっちり決めてしまいます!練習の成果でしょう

桜木海南戦でもゴール下が出来れば危なかったと言います。桜木は急成長を続けています

魚住のシュートが外れ、リバウンドを高い打点から桜木が奪い、速攻の宮城に超強烈なパスを出しますが…とても獲れる球ではありません。桜木は前日の試合に出ていないためか力が有り余っているようです

陵南はアイソレーションで福田桜木の1対1の状況を作っています。それを見抜いた三井桜木が抜かれたところをカバーしオフェンスファールを貰います。三井に「あんま簡単に抜かれるなよ」と言われたところでこの巻は終わります

まとめ

海南陵南戦では、高砂の上手さから魚住が退場に追いやられてしまいます。抗議してしまった魚住が悪いのですが、スポーツの世界では冷静さ、平常心も大事になってくるのだなと思わせる展開です。要を失った陵南がギリギリまで持ちこたえたのも仙道あってのものでした

仙道は一瞬のチャンスで逆転勝利を思い描いたのでしょうがに見抜かれ、延長戦の末、陵南は破れてしまいます。この高度な駆け引きで藤間も含めた神奈川の頂点に君臨する3人のレベルの高さが伺いしれます

安西の急病の件では、桜木の迅速な対応が大事に至らずに済んだ訳ですが、あの桜木にあんな過去があったのかとは意外でしたね。普段から明るい桜木にも影があったということは、読者の支持を集める所以でしょう

安西抜きで最後の椅子を懸けた一戦に臨まなければならなくなった湘北、前日試合に出ていない桜木はその鬱憤を晴らすがごとく一番目立っていますが、果たしてこのままこの調子が続くのでしょうか?ニューフェイスの福田の存在が不気味です。続巻も読みましょう!!

おまけ

この巻の連載があった頃同時進行でジャンプに4週短期連載の「HANG TIME マイケルジョーダン物語」という作品があります。井上雄彦先生の幻の読み切りで、この作品があって更に画力に磨きがかかったと言われています。ファンの方は入手困難ですが読んでおきたい作品です

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