「SLAMDUNK」31巻の数々の熱戦と成長譚~ダンコたる決意!感動のラスト…桜木と流川のハイタッチ!!~

前回までのあらすじ

桜木は過去の出来事が走馬灯のように蘇る中、なんと春子に「大好きです 今度は嘘じゃないっす」と告白します…

ダンコたる決意

桜木軍団達は驚きと共に「バスケットが(大好きです)ってことね」と納得します。赤木は執念でフリースローを2本共決めます。すると桜木がなんと立ち上がり、交代しようとします!安西は異変に気付きながらどんどん良くなるプレイを見ていたかったから代えたくなかったと白状します

桜木は「オヤジの栄光時代はいつだよ…全日本のときか?オレは今なんだよ!」と答えます。流川がワザとファールし、桜木を煽ります。桜木は「ダンコたる決意ってのができたよ」とコートに戻ります

ダンコ勝つと気合を入れる湘北、ラスト1分、絶対追いつく気です。しかし、河田赤木をゴール下から引っ張り出し、美紀男にパス、桜木は抑えることが出来ず、美紀男はゴール下シュートします!しかし桜木は「ダンコ桜木」とブロックします!

宮城はカウンターでなんと三井を選択。松本が止めに入る中、フェイクを入れファールを貰い、なんと3ポイントが入ってしまうのです!!カウントを貰い4点プレイです

三井はフリースローも決め、ついに一点差まで詰め寄ります。山王河田の攻めを赤木が根性で止め、桜木が取りますが、桜木は痛みからボールを失い、沢北がダンクに行きます。しかし、「返せ」と桜木が再度ボールを奪います!流川がボールを奪い、ダンクに行きますが、河田が止めます

その先には桜木がおり、なんと流川にパス、流川はゴール下を決め、ついに逆転します

執念の勝利

ここからはセリフなしの圧巻のバスケシーンに変わります。ラスト20秒、安西は交代の指示、タイムアウトを取ろうとしていた堂本は取りやめます。桜木は限界に来ているので交代させないのです

深津のゲームメイクは、河田のスイッチで沢北勝負でした。沢北のジャンプシュートは、無情にも入ってしまいます!

残り9秒、桜木はゴール下に走っています!慌てて追いかける山王赤木はボール出しで美紀男に阻まれ慌てます。流川が気合でボールを呼び込み、河田沢北のブロックがある中、シュートモーションに入ります

すると、近くで桜木が「左手はそえるだけ」と呟きます!流川はなんと桜木にパス、ラストタイムで桜木がジャンプシュートします!これが決まって79-78、なんと湘北が勝利するのです!!

桜木は迷わず流川の元へ行き、二人は初めて喜びのハイタッチをします!SLAMDUNKを代表する象徴的なシーンです

メンバーが力強く抱き合い、春子が涙を流しながら喜び、安西が両手を挙げます。前半36-34、後半43-44、トータルスコア79-78での激戦でした

堂本は這い上がろうと言います。「負けたことがあるというのがいつか財産になる」とメンバーに語り掛けます

週刊バスケットの表紙へと集合写真を撮ります。しかし、この写真は使われることなく、続く3回戦愛和学院戦は嘘のようにボロ負けしました

エンディング

赤木木暮は引退し、宮城が新キャプテンになります!三井は選抜までチームに残りました。春子は新しくマネージャーになりました。冬の選抜は1校しか出場出来ません。3年が全員残る翔陽仙道のいる陵南、全国2位の海南また厳しい闘いが始まります

春子はリハビリ中の桜木に手紙を出します。バスケ部の近況報告を知らせてくれるというのです!桜木は文通のようなものと嬉しがります。リハビリ先の海辺では全日本ジュニアの合宿から流川が帰ってくるとも記された通り、流川が走っており、流川は自慢げにJAPANのユニフォームを桜木に見せます

このリハビリをやり遂げたら、待ってるからと綴る春子宮城は練習で早くもキャプテンとして頭角を現しています

大好きなバスケットが待っているからとの言葉に、少し髪が伸びた桜木が、「天才ですから」と答えて、SLAMDUNKは終わります

まとめ

最後の攻防は、一部セリフなしの圧巻の描写として伝説に残っています。セリフがなくてもその切迫感・臨場感が伝わってきて、鬼気迫るものがあります

最後の最後にあれだけ仲違いしていた流川桜木が協力してプレイする姿に、二人の勝利への執念と、成長が伺い知れます。たった4か月の出来事でしたが、こんなに濃密な時間を過ごした二人の将来が楽しみですね!

例え全国制覇出来なかったとしても、鮮烈な記憶に残る熱戦を繰り広げた湘北、伝説が生まれました。こういうスポーツ漫画は頂点を極めるまでだらだら続く傾向がある中、潔く完結したのはとても評価が高い作品だと思います

終わりに

如何だったでしょうか?春子という美女に釣られてバスケ部に入った桜木の成長譚でもあり、後半は圧巻のバスケ漫画となったSLAMDUNK何年時が経っても根強い人気があるのは、その画力、名言、名台詞、熱い展開、大どんでん返し、回想、潔さにあるのかもしれません

バスケ漫画の金字塔として、これからも多くの人に愛される漫画であり続けるでしょう。井上雄彦先生の出世作であり、代表作であるSLAMDUNK、最後までお付き合い頂きありがとうございました

おまけ

SLAMDUNKの再アニメ化、劇場版のニュースが入っています!最新技術での最新アニメ、是非映画館で見て下さい!!

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