前回までのあらすじ
タキはタツヒコに手帳のようなものを渡し、二人に満月を見せた隙に飛び降りてしまいます！関は叫ぶわけでもなくただ静かにそこに座り込みます…
横浜王国編完結！！
タツヒコと関がタキの自殺の件で取り調べを受けている間、生活安全課砂子元課長の詳細な供述により宝来会雛乃一家田坂総長が捕まります。タキの死は警察とヤクザの癒着を隠蔽するためすぐに自殺と断定され、異例のスピードで操作は終了します。神奈川浄化作戦の裏で闇に葬られたのです
田坂の逮捕・引退により若頭・荒井が総長に就任、砂子元課長は行方不明（射殺）となります。
タキは洋介を射殺したと思わせておいて洋介に防弾チョッキを着せており、後ろに跳ばせたことでなんと命が助かっていたのです！タツヒコはタキの最期については触れず、洋介に今までのことは忘れ、元気でやれよと伝えます
関は病床の山城の元へ行き、今まで世話になったお礼を言います。人の上に立つ器だと語った山城、関に「オレはいい神輿だったか？」と問います。関は「さあ、まだ祭りは終わってねえだろ？」と返します
ボスがいなくなったウィザードはモリケンが新しいスカウト会社を立ち上げ、大半がモリケンに付いたと言います。関はハネマン始め残った３人で「ウィザードの火は消さねーぞ、新生ウィザードの誕生だ」と静かに闘志を燃やします
関とタキの若かりし頃の回想が入ります。当時は夢を語らった仲なのです…横浜王国編が終わります
タツヒコ、ホストになる！！
山城も復帰し、幹部達が善後策を考えていると、派手な格好をしたタツヒコが現れます。バースト横浜進出が成功したら幹部昇格という約束はしましたが、実際タツヒコの功績かは怪しいものがあります。タツヒコは話が違うと激怒し、バーストを辞めてやると出て行きますが、誰も止めません（笑）
気づくとタツヒコは白鳥・ド・タチュヒコとしてホストクラブの新人になっています（笑）経緯としては、道端で暴力を振るって警察に捕まったタツヒコは示談金３００万と言われ、払えないと駄々をこねます。すると、突然その示談金を払ってやったとイケメンが言い、タツヒコは釈放されます
３００万の借用書とクラブヴァルゴの名刺を渡され、タツヒコはその店に行ってみると、そこはホストクラブなのです！イケメンは店長の蒼井を紹介し、源氏名もタチュヒコに決定（笑）、マニュアルを渡されると、No.1の城田咲が現れます！いつの間にか城田派になったタツヒコは白鳥・ド・タチュヒコと命名されるのです
そんな新人タツヒコの元に客で裕香が現れます！イケメンはNo.2の早乙女朱美という名です。ホストお約束のコールで酒がガンガン注文され、所謂ホスト業界の顔を見せます。裕香のお蔭で昨日１００万売り上げたタツヒコ、オレの聖域（サンクチュリア）を見つけたと喜びます（笑）
蒼井は１０００万プレイヤーが一人でも増えればヴァルゴは安泰、ホスト一人一人を従業員ではなく独立した実業者だと思っていると言います。蒼井の上手い煽りでやる気を見せるホスト達、早乙女は「相変わらず盛り上げますね…」と冷静です
城田からまずは太客を掴むことと言われ、客引きに行くタツヒコはスカウトで身に染みている声掛けを武器になんと本当に太った客を呼び込みます（笑）荒が頭を下げていた女ということで、大物AV女優と踏んだタツヒコは永久指名制のホストの体質からいい上客を連れてきたなと城田に言われます
No.4の森生羅はタツヒコが気に食わないようです。城田にテレビの取材が来て、河合恵という某大手パチンコメーカーの社長令嬢らしい城田一番の太客にも取材が入り、このテレビ取材で城田の運命は大きく変わります
謎の美女、卯月
テレビ効果で城田は大人気です！しかし店は潤っても、新規客ばかりで他のホストにはいい迷惑なのです。この流れはしばらく続きそう…森はタツヒコをオレの客を迎えに行くからと他のホストクラブへ連れて行きます。カナがホストをはべらかせていると、連れて行き、なんとエレベーターで犯してしまいます！タツヒコは止めますが、逃げて行ったはずのカナは翌日ヴァルゴを訪れ、森の接待を受けているのです！
着物を着た美女を早乙女のヘルプで接待するタツヒコ、美女に「大切な人、尊敬する人のためにあなたは命を投げ出せる？」と問われ、いつになく真剣な表情でタツヒコは「こんなトコで軽々しくする話じゃないっスよね？」と返します。そこに早乙女が現れます
美女は卯月といい、早乙女の柱のようです。タツヒコと話して満足してしまったらしく帰ってしまったということで、早乙女は怒ります。そんな卯月はなんと真虎と関係を持っています！「あの子をそばに置いといちゃダメ、いつか真虎ちゃんの敵になるよ」と言われ、「タツヒコが…？」と返す真虎、そんなタツヒコはホストクラブで飲みまくり、掃除をしながら寝てしまうところでこの巻は終わります
まとめ
タキという鉄壁の王国の前に二転三転しながら進んでいった横浜王国編もついに完結します。タキの自殺で一気に警察の捜査が進み、あれだけ栄華を誇っていたタキ王国も脆くも消え去ってしまいます。警察・ヤクザの癒着も暴露され、横浜浄化作戦は進んでいきます
解放された洋介、タキは洋介を救ってやりたかったのかもしれません。関との約束をいつまでも覚えていたタキ、哀れではありますが、どこか同情してしまう部分もあります。関はバーストを離れ、ウィザードを引き継ぐ形となります。モリケンの動向も気になりますね
そんなシリアスモードだった横浜編から心機一転、一気にお笑いモードに入ったのはホストクラブ編です！なんとスカウトマンだったタツヒコ自身がホストになるとは！？驚きの展開ですね（笑）しかしまだまだホスト業界の光にばかりスポットがあたり、裏の怖さを知らないタツヒコ…先が重いやられます
卯月という謎の美女が出てきますが、ヴァルゴのNo.2の早乙女の太客でもあり、真虎ともいい仲ということで、まだまだ謎が残ります。特に真虎は時折不審な言動が目立つため、何かの伏線なのかと勘ぐってしまいますね？追々効いてきますので、心して続巻を読みましょう！！
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