前回までのあらすじ
キャスカを助けようと銀のナイフを振るうファルネーゼ、自分が誰かを護るために剣を振るっていることに驚きます。すると女達が魔物に犯されているところに出くわします。ファルネーゼの目の前で女が破裂し魔物が湧き出て来ます…
ゴッドハンドの胎海の娼姫登場!
シールケは巧みに気を操ってトロールを誘導します。ファルネーゼは必死にキャスカを護りますが、最早これまで…というところでガッツの連式ボウガンに救われます!魔物の巣窟と化したクリフォトには女子供が沢山おり、敵は一手にガッツが引き受け皆を逃がします
イシドロに炸裂弾を渡し、殿を任せると、ガッツはトロールを連式ボウガンの餌食にし、今度はドラゴンころしで百匹斬りを決め込むかと息巻きます。イシドロの必死の頑張りもあり、シールケ達もクリフォト脱出を急ぎます
前と後ろを挟まれたと悟ったシールケは術で窮地を乗り切ろうとしますが、何者かが通り過ぎ救われます!ガッツは死線を生き残りますが、その惨状に烙印のうずき、そしてベヘリットという3つの要素が重なり、ゴッドハンドの女が現れます!
ゴッドハンドの女に遮二無二攻撃するガッツですが、甲冑を割られ、両腕を締め上げられ、あなたも捧げてみる?彼の様にと迫られます。するとナイフが投げられ、髑髏の騎士が現れます!胎海の娼姫は蝕のような空間を生み出します
シールケは洞穴の入口に蓋をしようと魔法を唱えます。詠唱に時間が掛かるので、イシドロが時間稼ぎします。トロールのボスのようなものが襲って来ますが、イシドロは意を決して姿勢を低くすることを意識しながら振り向きざまにサラマンデルの短剣を振るいます!
シールケは腐れ根の主に憑依し、トロール達を燃やしてしまいます。ガッツに呼びかけますが、ガッツはガッツで大変な状況です
ガッツはゴッドハンドの女に義手の大砲を撃ち込み、さらにドラゴンころしを突き立てますが、ゴッドハンドの女の実態は消え、このゴッドハンドの降臨と入滅の余波でこの領域が煮えたぎり混沌と化したと髑髏の騎士は言います
髑髏の騎士は今まで食べて来たベヘリットで喚び水の剣を作り、すんでのところで空間を斬り、異層を潜り抜けたと言います。無事シールケ達と合流したガッツ、外に出ると、クリフォトは閉じていました。セルピコと再会し、ガッツは仲間というものに、再び相まみえたことを嬉しく感じています
狂戦士の甲冑
ガッツ達一同が歩いていると、ガッツが突然倒れます!ガッツは肉体の傷は治っていますが、幽体の傷が癒えずに残っているのです。ド根性で立ち上がるガッツ、シールケはガッツがゴッドハンドと相対していたことを知ります
するとフローラの館が魔物に襲われているのです!ガッツは対峙しますが、敵は戦魔兵、ゾッドも現れます!髑髏の騎士という仲間はいますが、多勢に無勢、しかもそこにグルンべルドが現れ、ガッツとの一騎打ちを所望するのです!
フローラは念話でシールケにガッツに黒い甲冑を渡すよう託します。混乱しているシールケを宥め、シールケはもうフローラとの幸せなひと時はないのだなと悟ります
グルンベルドの巨躯から放たれる一撃にガッツは戦慄します。使徒並みの力です。一発返しますが、盾で防がれ、そのまま吹っ飛ばされます。甲冑がないガッツはモロにダメージを食らいます
シールケ達は宝物庫へ行き、ガッツに黒い甲冑を渡そうと思案しています
グルンベルドに圧倒されるガッツ、グルンベルドの火砲で最早…というところでゴーレム達が壁を作り救われます。その隙にシールケの元に赴いたガッツは黒い甲冑を着ます!
黒い甲冑を着たガッツは生まれ変わったかのような俊敏な動きで戦魔兵をやっつけます!甲冑の奥底から湧き上がってくる衝動に身を委ね、人間に可能な動きではない、俊敏かつ凄まじい攻撃でグルンベルドを押していきます
シールケはあの甲冑が狂戦士の甲冑だと言います。鬼人と化す反面、あまりにも強い激情に駆られ、苦痛や恐怖を忘れてしまうと言うのです!人体の限界を超えて命の危機と引き換えに…ガッツが全身から血を流しながらうずくシーンでこの巻は終わります
まとめ
クリフォトで何とかキャスカとファルネーゼを救ったガッツは、一人残りトロールの相手をしていると、様々な要因が重なり、ゴッドハンドの女を召喚してしまいます。ガッツの蝕を乗り越えて生きる強い生存本能にそそられる女、最早混沌と化しています
髑髏の騎士の助けもあり、何とか窮地を潜り抜けたガッツでしたが、前回の断罪の塔でも結局完全な蝕は起こらず、今回も蝕のような状況ではありましたがゴッドハンドは一人のみ…まだまだ謎多き描写です
パック、イシドロ、キャスカ、セルピコ、シールケ、イバレラという仲間を見て、昔の鷹の団の面々を思い出すガッツ、もうあの頃には戻れませんが、前に進むことは出来るのです!
そんな中、フローラの館が戦魔兵に襲われます!リーダーのグリフィスの元、兵を繰り出してきた戦魔兵、ゾッドには髑髏の騎士が、グルンベルドにはガッツが相対します。ガッツは鷹の団という言葉に敏感に反応します。戦魔兵が鷹の団だとは許せないのです
漫画のタイトル・ベルセルクからくる狂戦士の甲冑を身に着けたガッツは人外のような俊敏な動きで強烈な攻撃を放っていきます。反面身を削っているので、中のガッツ自身が無事なのか非常に気になります。ここまで身を削ってまで、闘わなくてはならないのか…男の堅い決意が滲み出ています。続巻もコミックスで読みましょう!!
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