前回のあらすじ
不良達は野球部を屋上に呼び出す張り紙をしますが、野球部は相手にしていません。赤星とトイレで一緒になった安仁屋は何でニコガクに入ったのか問いますが、近いからと素っ気ないです。赤星に脚をやられた不良がバットを引きずり校舎を歩き周っています…
野球部VS一年の不良
赤星は恥ずかしげもなく安仁屋にメジャーに行くと豪語します。赤星の肩をたまたま掴んだ新庄は筋肉の付き方に驚きます。塔子は拾った赤星の生徒手帳に挟まれた物凄い練習メニューが書かれた紙を見つけます。赤星は一年の不良に襲われますが、新庄が庇います
塔子から赤星の練習メニューを見せられた野球部は戦慄します!どうやら多摩川体育大学でハードな練習をしているようなのです。そこに上坂はじめ一年の不良が襲って来ます!御子柴は殴られますが、皆逃げてくれと言います
野球部は散り散りになりながら、結局喧嘩を始めます。御子柴は逃げてくれ、もしやり合いたいなら勝ってくれと願います。川藤は上坂の空手の腕を認め、話がしたいと呼び出します。東京制覇もまずは俺を倒してみろと川藤は急き立てますが、上坂は武器を使ってきます
家に帰ったかに見えた赤星でしたが、生徒手帳が気になって戻って来ると、不良に襲われ、膝を負傷します。高波は新庄の以前と変わらない雄姿に、惚れ直します。若菜も安仁屋も不良を片付けます
喧嘩決着!!
川藤は上坂が凶器を使うのもニコガクに入ったのも自分の力だけで切り拓く勇気が足りないからだと言います。濱中は赤星に野球部の真意(大きな夢を持ち努力している赤星を認め、庇うこと)を諭します。しかし先程襲って来た的場の魔の手がまた伸びて来ます
上坂はこんこんと川藤の説得を受け、ついに凶器を捨てます!空手の勝負になり、上坂の後ろ回し蹴りが冴える中、川藤は全て受け切って逆に一本取ってしまいます。上坂はなぜ殴らないのか問い、川藤もついに本気になります
いかれた的場は赤星を追い詰め、赤星は2階から下に落ちて逃げようとしますが、すんでのところで御子柴が現れ、赤星に逃げるように言います。段々その熱意に赤星の気持ちも変わって来ます。川藤は荒々しいソバットを決め、上坂を倒します
的場はいよいバットで赤星を伸そうとしますが、すんでのところで真弓が得意の空手で倒してしまいます!勝負は着きました。川藤にやられた上坂は、川藤の熱意に観念し、野球部が変わったことも不思議ではないなと感じます
濱中は野球部が赤星の努力・夢を知り、庇い立てしたことから、カンドーするようなことをやってみろと言い放ちます。赤星は去っていきます
赤星加入で切磋琢磨
結局ことは治まり、一年の不良は停学10日間、手を出した野球部は停学5日間という処分が下されました。校長は川藤と真弓の愚行が原因で腹を下しますが、川藤は懲りていません
赤星は松葉杖をついて大学に練習しに行きますが、そこでニコガク野球部のことを笑われたことに腹を立て、杖で殴ってしまいます。赤星はニコガクグラウンドへの自分の花道として「赤星ゲート」なるものを作り、メジャーに行く前にニコガクで甲子園に出てやってもいいと現れます
池辺マニュアルも全て知っている内容だと豪語する赤星、能力テストではベンチプレスで240kgもの記録を出しますが、新庄はその上を行く270kgなのです!また、握力でも70前後の記録を出しますが、平塚はなんと80を超える記録を出します
上坂は改心し、空手部に入部、的場も真弓に惚れソフト部のマネージャーにとそれぞれ新たな道を歩み始めます。50m走では赤星は5・8秒ですが、なんと関川は5・6秒なのです!投げるのが本職と豪語する赤星は、遠投でも115m出しますが、安仁屋は123mを叩き出します!
確かに赤星は規格外ですが、個々の能力は先輩が上を行っています。池辺はこの逸材だらけの野球部に明るい未来が待っていると感じます。赤星・濱中の加入で層の厚くなったニコガク野球部、赤星がいることで張り合い、切磋琢磨し、実力を上げていきます
練習試合も7連勝、張り合う安仁屋と赤星、どちらがエースナンバーの1番を獲るかというところでこの巻は終わります
まとめ
赤星の影の努力を知った野球部は、赤星を庇い、一年の不良達と喧嘩になります。理不尽な暴行を受けますが、本気を出せば喧嘩の実力は野球部の方が上、結局伸してしまいます
上坂の空手の腕を認めた川藤は、空手での勝負に持ち込み、得意の熱い説得で説き伏せ、なんとあの上坂までも改心してしまいます。今まで数々の不良を更生させてきた川藤、流石という他ありませんね!
今まで赤星はメジャーに行くための通過点として、高校野球・甲子園を馬鹿にしてきましたが、野球部の熱意・行動に心動かされ、改心し、野球部に入部することになります。その規格外の能力に皆驚きますが、個々の能力なら先輩がその上を行く実力です
この個々の抜きんでた能力に、赤星という万能戦士の加入が追い風となり、ニコガクはさらに戦力UPしていきます。今までライバルのいなかった安仁屋も、赤星がいることで張り合い、相乗効果で投手の2枚看板が出来上がります
問題はどちらがエースナンバー1番を付けるかというところです…川藤がどんな決断を下すか、見ものですね!次巻もコミックスで是非!!
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