前回のあらすじ
高雅は3人組が手配した車でアルファスになり飛び立ちます。高雅はプレイヤーと対峙しますが、灰谷が起爆スイッチを入れ、辺り一帯爆発します!黒塗りの車である人物が首相官邸に向かいます…
ボスと新たなカリスマ
観覧車でジンは掃除人に襲われ、ZETに覚醒して記憶が飛び、気づくと地面に倒れており、花子に観られてしまったことを悔います。テレビでは官房長官から先程の爆破とテレビジャックについて悪質なテロ行為でパニックにならないようにと説明がされます
灰谷はアジトで陰禅と掃除人と今回の行為について話しています。掃除人の剣がジンに通用しなかったことを驚きながら、灰谷はあくまでドッキリだと悪びれていません。そこにエボルのボスが現れます。後ろにはエボルのカリスマとなるという者が控えています
ボスと灰谷が口論していると、カリスマはボスの首を斬り、その首を装着し、灰谷を撃ち、吹き飛ばします!ボスは頭脳の人格のことをシードと呼び、掃除人に後を託し階段を昇っていきます
ジンは黒服達と早苗のところに向かい、アジトの場所は分かっているのでこちらから乗り込む、今より強力な覚醒ガムを造ってくれと頼みます
高雅は清造にジンは無罪で、容疑をといてくれと頼みます。清造は3年前の事件の主犯は早見で、既に処分は下したと言います(早見は植物人間になっています)。3人組のメガネが二郎事件についての記憶を復元しています
灰谷は生きていました。鈴木と接触し、プランBで事を進めると話しています。鈴木は意図的に小葉と母に近づいていたようで、利用しようとしています
誰の主張が真実か…!?
高雅の説得でジンの容疑は晴れますが、清造は油断するなと慎重です。ジンはアジト急襲は諦めたように見えましたが、早苗が造った覚醒ガム ver.2を即噛んで、早苗たちを置いて向かって行ってしまいます
シューターでアジトに向かったZET、しかし分厚い壁が立ちふさがります。そこにメッセンジャーが現れ、灰谷からのメッセージ映像を見せます。灰谷は手を組んでエボルを倒そうと持ち掛け、ある衝撃の事実を打ち明け、ジンは絶望します
高雅は清造に会いに行きますが、恒例のパーティーが開かれるということでげんなりします。財界人やVIPがアマギタワーに集まって来ます。テレビの取材も入ります。鈴木は小葉と母をスタンガンで襲います
ジンはシューターで戻って来ます。灰谷は新たなカリスマ候補が現れたため用無しになったジンはまだ必要だと主張し、大切なパートナーだと言っていました。そして光鎧も清造も黒服達もグルで大芝居を打っていたのだと明かし、ジンは困惑しつつ筋が通る部分もあると感じます
すると黒服達が銃を向けて来たため、ジンは応戦します。黒服達はジンがクローンでないかと疑っていたのです。ジンは灰谷のアマギに復讐しろという主張を黒服達に伝え、黒服達が裏切っていないことを悟ると、罠に乗るのは重々承知してアマギタワーに向かいます
パーティーが一変恐怖へ…
ジン達の侵入を確認した鈴木は経路を限定して導くように指図します。小葉と母は気を失って捕らわれています。ボスは報告を受け、灰谷の暴挙を止めるために陰禅を向かわせます
ジンは突き当りを諦め、人の気配から別のルートを探ると、また後遺症で記憶が飛びます。焦ったジンは高雅に電話しますが、なんと早見が記憶を取り戻し、高雅を撃ってしまいます。ジンは先程の部屋に向かうと小葉・母・鈴木が拘束されています
鈴木だけ起こし、秘密部屋に3人を隔離します。黒服達は鈴木が怪しいと睨みジンと共に警戒します。エレベーターが使えないため階段でタワーを昇ります
佐山もパーティーに招かれ、ピスタチオを食べながらコンサート会場に向かいます。オーケストラの指揮者として灰谷が現れ、観客に銃を乱射します!ジン達も階段で襲われ、ジンはガムを噛み覚醒し応戦するところでこの巻は終わります
まとめ
ついにエボルのボスの姿が拝めた訳ですが、新たなカリスマ・シードがボスの首を装着し、灰谷を攻撃し、事態は一変します。最早ジンをカリスマにする必要はなくなったのです
灰谷は何とか生き延び、結託していた鈴木にプランBで事を進めると話します。小葉と母に接近していた鈴木は実は灰谷側で、小葉達は人質として上手く利用されてしまいます
灰谷からの衝撃の告白にジンは頭が混乱します…最早読者ですら何が真実なのか混乱してきますが、ジンはアマギのパーティー会場に向かい、小葉達を発見し、秘密部屋に隠します。鈴木のことは以前から疑っていたため、お互い騙し合いの駆け引きとなり、どう転ぶか分からない展開です
灰谷はオーケストラの指揮者として現れると、観客に銃を乱射してきます!閉じ込められたVIP達は、この状況に大混乱です。カリスマの思惑と灰谷の思惑、そしてジンの思惑と非常に複雑化してきたZETMAN、高雅の様態も気になりますね…続きもコミックスで是非!!
おまけ
桂正和先生の作品に電影少女があります。1400万部突破というヒット作となったSF恋愛漫画で、桂先生にとって漫画家としてのターニングポイントにもなった作品です。こちらも併せてお読みください
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