「ZETMAN」15巻の深まる謎と思わず熱くなるバトルシーン~早苗の悲願・カメレオン撃破も、困難な道は続く…早見、高雅・清造を利用し計画成功!?ジン、最後のガムを噛む~

前回のあらすじ

佐山もパーティーに招かれ、ピスタチオを食べながらコンサート会場に向かいます。オーケストラの指揮者として灰谷が現れ、観客に銃を乱射します!ジン達も階段で襲われ、ジンはガムを噛み覚醒し応戦します…

早苗の敵討ち

片目を潰された黒服カメレオンに復讐しようと吠えますが、ジン達に止められます。目の前で岸本を殺された惨劇を忘れられず、単身向かって行きます。螺旋階段を舌で斬ったカメレオンですが、ジンはその姿が見えており、右手を犠牲にしながらカメレオンに強烈な一撃を加えます

ジンは落下しますが、後を託された黒服は、早苗に電話越しにカメレオンを始末するところを聞かせます。早苗は仇を取ったことを確認し、涙します

佐山も襲撃を受け、何とか対応し、劇場に入ると惨劇を目の当たりにします。清造は自身の護衛を信頼していましたが、それも早見の手下で、清造は捕まります

ジンは一旦元の姿に戻り、早苗と電話で話をし、最後のガムは慎重に使うと約束します。黒服達も銃弾を集め、ジン護衛を務めます

灰谷は劇場で骸操蟲を撒き、死体が変貌していきます。ジンは階段を進みながら、自分が灰谷に会えばこのテロは終わると言います。奴の切り札は花子と言うジン、事実灰谷花子を監禁しており、頭痛のことを知っていたり、ジンの変身を見てしまった花子の心変わりを弄んでいます

高雅に真実を悟らせるため蟲憑きに…

3時間前早見に撃たれた高雅は急所が外れていたため無事で、早見に問いただします。自らの野望を吐露する早見は、高雅を治療すると、3人組とは別のプロジェクトで事を進めていたことが判明します。二郎事件一郎君かと高雅は見間違いますが、早見はこれはクローンだと言います

蟲憑きの能力を使って高雅アルファスの能力を最大限引き出すと言う早見、最早高雅は使い捨て同然です。高雅は激昂しますが、早見は自分は加藤ではないと言い、蟲憑き状態でアルファスになることで全ての真実を悟るだろうと言います

早見清造エボルという組織を創立したメンバーの一人だと言います。高雅は気を失い、1時間後、自分が蟲憑き状態で、早見の掌で転がされていることは重々承知した上で、真実を知りたい気持ちが勝り、アルファスになります

鈴木早見と連絡を取っていると、小葉が目を覚まします。まだ意識のないを起こさないとと言っている小葉に、却って好都合だと手を貸します。清造を捕らえた早見は、罪の全てを話して貰うと人質を盾に取り、更に小葉もそこに到着します

全てを悟った佐山

天井に隠れていた佐山が見つかり、銃撃戦となりますが、ジンが現れ難を凌ぎます。黒服達とも合流し先を進むと、多くの骸操蟲達が立ち塞がります。ジンも趣味じゃないと言っていた銃を使わざるを得ず、物凄い数を相手に立ち振る舞い、佐山は絶叫します

小葉が状況を察した中、鈴木は自らを加藤だと名乗り、清造の行った人体実験で犠牲になった婚約者のお腹には子供もいたのだと迫ります。早見清造の独白を録画しようとします。人質を殺めると脅し、清造が屈するところでビルが爆発します

ジン達はあらかた骸操蟲を倒しますが、そこにG3が現れ、ガムを噛むよう言われます。ジンは先のことを考えると、ここでガムを噛む訳にはいかないと感じますが、G3は変身し佐山達を襲うため、止む無くZETに変身します

佐山ジンZETになったところを初めて観て、今までの摩訶不思議な出来事の辻褄が合うことを悟ります。佐山黒服達と先に進み、ZETG3に腹を貫かれ弱いものは必要ないと言われたところでこの巻は終わります

まとめ

片目を失った黒服早苗の悲願でもあったカメレオン撃破で岸本の仇は討ちましたが、状況は悪いと言わざるを得ません。ガムを一枚使ってしまった上、まだまだ上層階までは距離もあり、何が待ち受けているか分からないのです

事実骸操蟲の群れに襲われ、何とか突破するものの、G3が現れ、ジンは残り一枚のガムを使わざるを得ない状況に追い込まれます。桁違いの強さを誇るG3に、ジンは屠られてしまうのでしょうか?

早見清造の悪事を高雅に全て悟らせ、蟲憑きにしてアルファスに仕立て上げようとしています。高雅の正義の信念を利用したあくどいやり口です

更に清造に人質を盾に取り、自身の悪事の吐露を映像で抑えようとしています。ここでビルの爆破が起こりますが、これは早見の範疇の中のことなのか…?それとも別の手のものなのかは謎が残る描写です

次々と明らかになる真実と、回収される伏線、次巻はどんな展開が待っているのでしょうか?コミックスで読みましょう!!

おまけ

桂正和先生の作品にI’sがあります。自身の嗜好であるSF的な要素を排して執筆した恋愛漫画作品で、累計発行部数は1000万部を突破、様々なメディアミックス化もされた名作です。是非併せてお読みください

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