「ろくでなしBLUES」34巻の数々の喧嘩と青春物語~極東高校の修学旅行で舞台は東京へ…川島の過去と、一人歩きに気づいた川島の暴走に、四天王集結か?~

前回のあらすじ

五郎は単身バットを振りかざし前田を襲いますが、逆に脚を負傷してしまいます。立ち上がれない五郎に、前田川島を呼びに行けと脅すと、そこに川島が現れます…

極東高校が東京へ修学旅行

前田は曲がった10円玉の仇とイキりますが、川島は覚えてすらいません。用高は退院が決まり、辰吉に男のけじめその2だと言います。川島と喧嘩になる前田ですが、川島は強く、拳を握りつぶすぞと脅されます

そこに用高が現れ、顔面に蹴りをキメます。勝嗣達も現れ、前田も状況が少しずつ飲み込めて来ます。前田は10円玉を両手で伸ばし、決着をつけると気張ります。誤解も解けたヒロトが謝り、まずは用高川島の相手をします

すると川島は思い直し、その場を去ります。ヒロトは弟の用高の男を立てつつ、前田の怒りも収まらなかったので仕掛けた姿がカッコいいと感じます。前田が実家に帰ると、文尊は既にトレーニングを始めており、皆呆れます

翌日東京へ修学旅行に向かう極東高校、新幹線の車内で前田達と鉢合わせしますが、両雄静かです。東京に着き、前田は学生証を落としていたことに気づきます。それは極東の連中が拾っており、千秋の写真も見られ、目を付けられます

渋谷駅で千秋達を見つけた極東の連中は攫おうとします。小兵二が妨害しますが焼け石に水です。すると何と四天王の一人、鬼塚が事態を把握し、加勢してくれます。その隙に千秋達は逃げることが出来ます

川島の気持ちが分かる鬼塚

しかし飯田千秋に惚れたとキスを迫ります!千秋は嫌がり、そのままホテルに連れ込まれそうになりますが、鬼塚が阻止します。鬼塚前田には大きな借りがあると言うのです

川島は車内で自身の兄のことを思い出しています。極道に進もうとした兄は命を落としていたのです

川島とは結局決着を付けていない前田こっちから喧嘩売りてえって思ったのは初めてだと気張ります。小兵二から事情を聞くと、前田は飛び出します!

薬師寺は改心し、仲間からも慕われるようになってきます。仲間が川島から堀江組の場所を問われ、連れて来たのは空き地でした。川島は兄の仇として、極東の連中で抗争に持ち込もうと考えていましたが、従う者はいません

上手く利用されているだけだと言われた川島はキレ、敵味方関係なく倒して行きます!千秋達を逃がした鬼塚は、警察には連絡するな、川島の気持ちは分からないでもないと言います

四天王集結?!

駅で極東の連中を見つけた前田は、じれて九州男に仕掛けます!警察への連絡を止められている和美は、緊急手段として薬師寺に連絡を取ります

巨漢の上山を頭上に持ち上げ、投げ捨てる怪力を見せる川島、その強さは尋常ではありません。まるで過去の自分を見るようだと鬼塚前田に考えを改められ、仲間を大切にし、力だけじゃ何も変えられないと諭しますが、川島は兄のように死んだら何も出来ないのだと言います

結局あばらを痛めている鬼塚を徹底的に攻撃し、川島はずらかります。渋谷駅で手分けして探そうと前田達が話していると、そこに千秋達が現れ、安堵するところでこの巻は終わります

まとめ

前田川島の対決は結局うやむやに終わります。拳を潰されるかに見えましたが、用高の参戦で思い直した川島は、一旦喧嘩を止めます

翌日から極東高校はよりによって東京に修学旅行に向かいます。同じ新幹線になった前田達、最早一触即発状態です

川島には死んだ兄がおり、兄は極道の道に進むため、堀江組を襲撃しようとして命を落としました。川島は舎弟を育て仇を討とうと目論んでいましたが、温度差はどうしようもなく、自暴自棄になった川島は敵味方関係なく襲い始めます!

渋谷では鬼塚がまるで過去の自分を見るようだと気張りますが、とても手に負えない状況です。薬師寺にも声が掛かり、四天王集結となりそうな気配です。今まで単独で、しかも敵として出て来た四天王も、味方となるとこれ程心強いものはありません

前田の意地の張り合いは続きます…続巻のコミックスも是非!!

おまけ

巻末にはにわのまこと先生の寄稿文が載っています。過去森田まさのり先生がアシスタントとして現場に入って貰ったエピソードが聞ける非常に貴重な文ですので、是非ご覧下さい

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